注目された先週最大のイベントである欧州金融機関のStress Test結果が発表されました。同テストの基準自体が甘いとか、対象金融機関のトレーディング勘定のみをテスト対象としており、より大きなバンキング勘定の満期までの保有を前提とした債権は対象外としている点などが批判を浴びていますが事前の予想やリーク通りの内容であり、取り敢えずは大きなイベントリスクが消滅したと言う事実の方が好感されたような市場の反応が目を引きます。
内容の議論などは今後もくすぶるとして欧州はひとまず大きな峠を越えたということになるのでしょうか。
CEBS(Commitee of European Banking Supervisors)による今回のStress Test結果の詳細情報は同委員会のサイトに今後暫くUpdateされ続けていくようですので私も引き続きチェックして行こうと思っています。以下のサイトになります。
http://www.c-ebs.org/EuWideStressTesting.aspx
市場はイベントリスクの消化を好感していますね。週初も株式市場が上値をトライする展開が先行するものと思われますが注目していきましょう。