前項でも述べましたが先週はユーロ反落、米ドル反発、日本円上昇、資源国通貨失速という絵柄になっています。週を通した主要通貨ペアの終値ベースの変動率トップ10は以下のようになります。
通貨ペア 先週終値 前週終値 変化幅 変化率(%)
EURUSD 1.2753 1.3278 -525 -4.12%
NZDUSD 0.7054 0.7329 -275 -3.90%
EURJPY 109.92 113.52 -360 -3.28%
NZDJPY 60.80 62.66 -186 -3.06%
EURCHF 1.3402 1.3794 -392 -2.92%
AUDUSD 0.8927 0.9180 -253 -2.83%
NZDCHF 0.7412 0.7611 -199 -2.68%
EURCAD 1.3284 1.3637 -353 -2.66%
NZDCAD 0.7345 0.7523 -178 -2.42%
GBPUSD 1.5592 1.5940 -348 -2.23%
Top10の変動が全て下落方向なのですね。そしてペアの中で下落する側の通貨として登場するのが欧州通貨が5回、資源国通貨が5回となっています。上昇する側で登場する通貨は米ドルが4回、日本円が2回ですので、いかに先週は日米が欧州や新興国を圧倒したかがわかると言うものです。
繰り返しますが、円高に関しては相当周辺が騒がしくなってきました。本邦東京による円高阻止の姿勢が明確になってきているので2004年以来の為替介入の有無を巡る思惑に円が翻弄される1週間が始まろうとしています。