2013年1月27日日曜日

Once-Least-Expected thing is the Hottest Trend.

標題どおりですが、まさに一時は誰も予想する事すら困難であった事象が、今や円安以上の最強トレンドになっています。

それはユーロの上昇です。

現時点で世界中のリスクテイカー達が注目し、保有もしているリスクポジションの代表は

①株式ロング、②債券ショート、③円ショート、④ユーロクロスのロング

 でしょう。そして②以外は機能しまくりですね。

ユーロは消滅か、存続するにしても大幅な減価は不可避と言うのがコンセンサスでした。それも比較的最近までそうだったとも言えます。私自身も苦し紛れに”欧州ベア、ユーロブル”などと言う相場観を述べて困惑を正当化して来ているのですが、最も想定されていなかった事象だけに従来ポジションの転換圧力も含めて物凄いトレンドを形成しています。
EURAUD DAILY ⇒ Explosive !












EURCHF DAILY ⇒ Still Looking UP!












EURCAD DAILY ⇒ Changing the Landscape.












EURUSD DAILY ⇒ Leaving USD Behind?












EURJPY DAILY ⇒ Now JPY Vows!
欧州は今足元を固める時期に入っており、主にアジアや新興国に一旦は拡張してきたビジネスプレゼンスを縮小しています。
 有体に言えば、人、物、金を本国還流させていると言う過程にある訳で、基本的にはこれが足元のユーロ上昇の引き金且つ根本原因だと考えられます。

欧州が良い訳ではないのでユーロ上昇だってそうは続くまいと言う見方も根強い訳ですが、長期不況、デフレ環境下での円高を経験している以上、ユーロの高値や上昇期間を予測する事は全く出来ないような気がします。