2013年1月13日日曜日

Precious Metals are Stuck in a Range.

数日前の経済ニュースで、円建ての金価格が史上最高値と言う報道を見ました。

我々は普段、1オンス当たりの価格をドル建て表示で見ているのでちょっと意外感を持ったのですが、その報道の中でも円安の影響でこういう現象が起きていると言う事を明言していたので、視聴者が誤解するリスクも限定的だったかとは思います。

商品市場における貴金属の価格は最近はちょっと不振なのです。
Gold Daily ⇒ やや右下がりのトレンド















Silver Daily ⇒ $30あたりで踏み止まれるか?
金価格は1オンス当たりで$1,800越えを目指すかと思われたのですが$1,700も割り込んで$1,600台での攻防となっています。

銀価格は同じく$40を越えていくのかと思いきや、$35辺りが重くて一旦$20台に落ちた後で今は辛うじて$30を少し越えた水準で必死に踏み止まっているような状況です。

円建てで見ていると、金価格が急騰しているように錯覚しますが、事実は貴金属市場は昨年秋ごろに高値更新に失敗した後はずっと苦しんでいると言うお話でした。