と言う感じで遂に消費税の議論がセンターステージに上ってきました。
アベノミクスには期待や支持を表明する諸外国も日本の国家財政には懸念を隠しておらず、消費税の引き上げは今や国際公約と化しています。最早調整できるのは、規模と速度と対象の微調整位であり、これが国際的に失望を招く結果となれば大変な事になるでしょう。
安倍政権は、景気面への配慮も強調しており、アベノミクスの柱でもある公共事業などを含む柔軟な財政出動との組合せで議論を進めており、これはこれで正当な事だと言えるでしょう。
ところで、金融市場は本邦の状況に警戒心を隠していない状況です。それでなくても夏枯れの季節であり、市場の流動性が低下すると言う事もあって、市場では株価の低下と円高の進行と言う形で懸念が表明されている状況ですね。
USDJPY DAILY ⇒ JPY on the RISE. |
ドル円は一旦95円台でボトムを打つシナリオもありますが、一連のクロス円のチャートも気になる形状です。
ちょっとトレンドは円高への転換ですねと言う形状となりつつあります。
CADJPY DAILY ⇒ JPY Quite Steady. |
CHFJPY DAILY ⇒ So Bearish. |
EURJPY DAILY ⇒ Looking Down |
GBPJPY DAILY ⇒ Still Bearish. |
AUDJPY DAILY ⇒ Trying to Pick Up? |
NZDJPY ⇒ Trying to Fill the Gap. |
こうなると毎度の如く、金利差などよりも圧倒的に株式市場との相関が強化されますので、株式市場の低迷が続く場合は、更なる円高リスクも視野に入れていく必要があります。