2014年8月24日日曜日

Review of the Week.(Aug.18th - Aug.22nd.2014)

2014年8月18日(月)~8月22日(金)の週の簡単なReviewです。

1 Key Events.

 ①英国
  ・8月Rightmove住宅価格指数⇒▲2.9%(mom)
  ・7月CPI⇒+1.6%(予想+1.8%,yoy)
   CPIコア⇒+1.8%(予想+1.9%,yoy)。
  ・7月PPIコア⇒+1.9%(予想+1.9%)。
  ・BOE 8月会合議事録
  ⇒2名から緊急利上げの提案あり
  ⇒2名はMartin Weale氏,Ian McCafferty氏。
  ⇒「即時利上げでも経済への悪影響限定的」
  ⇒「将来の引き締めを円滑化する効果あり」
  ・7月小売売上高⇒+0.1%(予想+0.4%,mom)

 ②欧州圏 / スイス
  ・欧州圏6月貿易収支⇒+eur13.8bio(予想+eur15.0bio)
  ・欧州圏製造業PMI⇒50.8(予想51.3)
  ・欧州圏サービス業PMI⇒53.5(予想53.7)。
  ・独7月PPI⇒▲0.1%(予想±0,mom)
  ・独8月製造業PMI⇒52.0(予想51.5)
  ・独8月サービス業PMI⇒56.4(予想55.5)
  ・仏8月製造業PMI⇒46.5(予想47.8)
  ・仏8月サービス業PMI⇒51.1(予想50.2)
  ・スイス 7月貿易収支⇒+chf 3.98bio(予想+chf1.85bio)

 ③米国 / カナダ
  ・米7月住宅着工件数
    ⇒1.09mio(予想0.97mio)。8ヶ月振り高水準
  ・米7月建築許可件数⇒1.05mio(予想1.0mio)。
  ・米 NAHB住宅市場指数⇒55(予想53)。7ヶ月振り高水準
  ・米7月CPI⇒+2.0%(予想+2.0%,yoy)。
   同コアCPI⇒+1.9%(予想+1.9%,yoy)。
  ・米失業保険申請件数⇒8月16日の週は298千件(予想303千件)。
  ・米 7月FOMC議事録
  ⇒メンバー間で出口戦略が真剣に議論される。
  ⇒詳細を更新して年内に公表へ。
  ⇒失業率の指標としての有効性では議論が二分
  ⇒FOMC内では潜在成長力を引下げ,インフレ見通しを引上げ
  ⇒今後の予想失業率も引下げ
  ・米 FRB Yellen議長のJackson Hole公演
  ⇒10月でQEは終了。その後の利上げの時期やペースは慎重に判断。
  ⇒労働市場回復、物価上昇が早ければ相応に対応。
  ⇒経済状況に不満足なら引締めは緩やかに。
  ・加 6月卸売売上高⇒+0.6%(予想+0.4%)
  ・加 7月 CPI⇒+2.1%(予想+2.3%,yoy)
    コア CPI⇒+1.7%(予想+1.9%,yoy)

 ④豪州 / ニュージーランド
  ・豪 RBA8月会合議事録
  ⇒今後相当期間低金利を維持する内容
  ⇒強い先行き不透明感を明示
  ⇒労働市場に吸収しきれぬ余剰感
  ・豪 7月Westpac景気先行指数⇒▲0.1%(mom)。
  ・豪 6月景気先行指数⇒+0.4%
  ・NZ 第2四半期PPI Outputs⇒▲0.5%(予想+0.8%,qoq)
     PPI Inputs⇒▲1.0%(予想+0.7%,qoq)
  ・NZ RBNZインフレ予想(2年)⇒第3四半期2.2%(第2四半期2.4%)。

 ⑤日本
  ・7月貿易収支
  ⇒▲1兆238億円の赤字(予想▲7,613億円)。
  ⇒25ヶ月連続赤字(最長記録)
  ⇒輸出は3ヶ月ぶりに増加それ以上の輸入増
  ・8月製造業PMI⇒52.4

 ⑥中国
  ・8月HSBC製造業PMI⇒50.3(予想51.5)
  
2 金融市場

 ①株式市場 / 債券市場
  ・主要国の株式市場回復債券市場は保合い推移
  ・日経平均は15,539.19円で越週(先週15,318.34円)。
  ・Dow→$17,001.03、S&P500→$1,988.36、Nasdaq→$4,538.55。
  ・週次ベースではDow+2%、S&P500+1.7%、Nasdaq+1.6%。
  ・米10年債利回りは、2.40%(先週2.34%)。
  ・米30年債利回りは、3.16%(先週3.14%)。

 ②商品市場
  ・米ドル上昇の反動で商品市場は頭の重い展開
  ・原油は5週続落。バレル単価で$93.62(先週$97.06)。
  ・金価格はオンス単価で$1,280.05(先週$1,304.7)。

 ③為替市場
  ・米ドル堅調+続伸
  ・欧州通貨は総じて弱い
  ・AUD堅調もNZD,CADは低調。
  ・円も下落。USDJPYは104円が視野に。