2014年8月18日(月)~8月22日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①英国
・8月Rightmove住宅価格指数⇒▲2.9%(mom)。
・7月CPI⇒+1.6%(予想+1.8%,yoy)。
CPIコア⇒+1.8%(予想+1.9%,yoy)。
・7月PPIコア⇒+1.9%(予想+1.9%)。
・BOE 8月会合議事録
⇒2名から緊急利上げの提案あり。
⇒2名はMartin Weale氏,Ian McCafferty氏。
⇒「即時利上げでも経済への悪影響限定的」
⇒「将来の引き締めを円滑化する効果あり」
・7月小売売上高⇒+0.1%(予想+0.4%,mom)。
②欧州圏 / スイス
・欧州圏6月貿易収支⇒+eur13.8bio(予想+eur15.0bio)。
・欧州圏製造業PMI⇒50.8(予想51.3)。
・欧州圏サービス業PMI⇒53.5(予想53.7)。
・独7月PPI⇒▲0.1%(予想±0,mom)。
・独8月製造業PMI⇒52.0(予想51.5)。
・独8月サービス業PMI⇒56.4(予想55.5)。
・仏8月製造業PMI⇒46.5(予想47.8)。
・仏8月サービス業PMI⇒51.1(予想50.2)。
・スイス 7月貿易収支⇒+chf 3.98bio(予想+chf1.85bio)。
③米国 / カナダ
・米7月住宅着工件数
⇒1.09mio(予想0.97mio)。8ヶ月振り高水準。
・米7月建築許可件数⇒1.05mio(予想1.0mio)。
・米 NAHB住宅市場指数⇒55(予想53)。7ヶ月振り高水準。
・米7月CPI⇒+2.0%(予想+2.0%,yoy)。
同コアCPI⇒+1.9%(予想+1.9%,yoy)。
・米失業保険申請件数⇒8月16日の週は298千件(予想303千件)。
・米 7月FOMC議事録
⇒メンバー間で出口戦略が真剣に議論される。
⇒詳細を更新して年内に公表へ。
⇒失業率の指標としての有効性では議論が二分。
⇒FOMC内では潜在成長力を引下げ,インフレ見通しを引上げ。
⇒今後の予想失業率も引下げ。
・米 FRB Yellen議長のJackson Hole公演
⇒10月でQEは終了。その後の利上げの時期やペースは慎重に判断。
⇒労働市場回復、物価上昇が早ければ相応に対応。
⇒経済状況に不満足なら引締めは緩やかに。
・加 6月卸売売上高⇒+0.6%(予想+0.4%)。
・加 7月 CPI⇒+2.1%(予想+2.3%,yoy)。
コア CPI⇒+1.7%(予想+1.9%,yoy)。
④豪州 / ニュージーランド
・豪 RBA8月会合議事録
⇒今後相当期間低金利を維持する内容。
⇒強い先行き不透明感を明示。
⇒労働市場に吸収しきれぬ余剰感。
・豪 7月Westpac景気先行指数⇒▲0.1%(mom)。
・豪 6月景気先行指数⇒+0.4%
・NZ 第2四半期PPI Outputs⇒▲0.5%(予想+0.8%,qoq)。
PPI Inputs⇒▲1.0%(予想+0.7%,qoq)。
・NZ RBNZインフレ予想(2年)⇒第3四半期2.2%(第2四半期2.4%)。
⑤日本
・7月貿易収支
⇒▲1兆238億円の赤字(予想▲7,613億円)。
⇒25ヶ月連続赤字(最長記録)。
⇒輸出は3ヶ月ぶりに増加。それ以上の輸入増。
・8月製造業PMI⇒52.4
⑥中国
・8月HSBC製造業PMI⇒50.3(予想51.5)。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・主要国の株式市場回復。債券市場は保合い推移。
・日経平均は15,539.19円で越週(先週15,318.34円)。
・Dow→$17,001.03、S&P500→$1,988.36、Nasdaq→$4,538.55。
・週次ベースではDow+2%、S&P500+1.7%、Nasdaq+1.6%。
・米10年債利回りは、2.40%(先週2.34%)。
・米30年債利回りは、3.16%(先週3.14%)。
②商品市場
・米ドル上昇の反動で商品市場は頭の重い展開。
・原油は5週続落。バレル単価で$93.62(先週$97.06)。
・金価格はオンス単価で$1,280.05(先週$1,304.7)。
③為替市場
・米ドル堅調+続伸。
・欧州通貨は総じて弱い。
・AUD堅調もNZD,CADは低調。
・円も下落。USDJPYは104円が視野に。