2014年8月3日日曜日

Review of the Week.(July 28th - Aug 1st.2014)

2014年7月28日(月)~8月1日(金)の週の簡単なReviewです。

1 Key Events.

 ①米国 / カナダ
  ・米7月Conference Board消費者信頼感指数
   ⇒90.9(予想85.5)。2007年10月以来の最高値
  ・米5月S&P Case-Shiller20都市住宅価格指数⇒+9.3%(予想+9.8%)
  ・米第2四半期GDP
   ⇒+4.0%(予想+3.1%,yoy)
   ⇒2013年第3四半期以来の強さ。     
  ・米7月FOMC政策会合
   ⇒今回もサプライズなし。
   ⇒予定通りTapering継続。資産購入額は$10bio減額して$25bioに。
  ・米失業保険申請件数⇒7月26日の週は302千件(予想300千件)。  
  ・米7月製造業ISM57.1(予想56.0)
  ・米7月雇用統計
  ⇒非農業部門雇用者数(NFP)⇒+209千人(予想+230千人)
  ⇒6月分は288千人から298千人に上方修正
  ⇒失業率は6.2%に上昇(予想6.1%)
  ・米6月個人所得⇒+0.4%(予想+0.4%,mom)。
  ・米6月個人消費支出⇒+0.4%(予想+0.4%)。
  
  ・加5月GDP⇒+0.4%(予想+0.3%,mom)。  

 ②英国
  ・6月Mortgage Approval
   ⇒+67.2千件(予想+62千件)。
   ⇒1月以来の増加。
  ・IMF
   ⇒英国の緩和政策は早期見直しが必要
  ・7月GFK消費者信頼感⇒▲2に低下。
  ・7月製造業PMI55.4(予想57.2)。2013年7月以来の低水準

 ③日本
  ・6月雇用データ
   ⇒失業率3.7%に上昇(予想3.5%)
  ・6月家計調査支出⇒▲3.0%(予想▲3.7%,yoy)。
  ・6月小売売上高▲0.6%(予想▲0.4%,yoy)
  ・日銀石田政策委員
   ⇒輸出が横ばい且つ失速傾向
   ⇒円安が齎す輸出増強効果も不明確
   ⇒7月-9月の消費回復がポイント。
  ・6月鉱工業生産▲3.3%(予想▲1.2%,mom)

 ④欧州 / スイス
  ・欧州圏7月CPI
  ⇒+0.4%(予想+0.5%,yoy)。
  ⇒2009年10月以来の低水準
  ⇒10ヶ月連続の1%未満
  ・欧州圏6月雇用データ
  ⇒失業率11.5%(予想11.6%)2012年9月以降の最低値
  ⇒失業者数▲152千人単月の減少数は2014年最大

  ・独7月CPI⇒+0.8%(予想+0.8%,yoy)。
  ・独7月失業率⇒6.7%(予想6.7%)。

  ・伊7月製造業PMI⇒51.9(予想52.8)

 ⑤豪州 / ニュージーランド
  ・豪第2四半期輸入物価▲3.0%(予想▲1.5%,qoq)
  ・豪6月住宅建設許可件数▲5.0%(予想±0,mom)
  ・豪第2四半期PPI▲0.1%(mom)、+2.3%(yoy)に低下

  ・NZ6月建設許可⇒+3.5%(mom)。

 ⑥中国
  ・7月製造業PMI⇒51.7(予想51.4)。
  
2 金融市場

 ①株式市場 / 債券市場
  ・全体観は株式下落、債券保合いのバイアス
  ・日経平均は健闘。(官製相場との指摘もあるが)
   週末も15,523.11円で越週(先週15,457.87円)。
  ・Dow→$16,494.33、S&P500→$1,925.38、Nasdaq→$4,352.64。
  ・週次でDow▲2.8%、S&P500▲2.7%、Nasdaq▲2.2%。
  ・米10年債利回りは2.49%(先週2.47%)。
  ・米30年債利回りは3.28%(先週3.24%)。

 ②商品市場
  ・値動きの荒い展開にリスク縮小バイアスが上昇
  ・原油価格はバレル単価で$97.65まで下落(先週$101.89)。
  ・金価格も乱高下。オンス単価で$1,293.21で越週(先週$1,307.06)。

 ③為替市場
  ・米ドル堅調バイアスは継続
  ・GBPやCADが弱くEUR,CHFは対ドル以外のクロス取引では反発
  ・ドル円はレンジを上抜け
   一時103円台を付けたが102円台ミドルで越週