2014年8月24日日曜日

Stocks : What a Recovery !

主要国の株式市場の復活ぶりはすごいですね。日経平均もしっかり1万5千円台に戻して上を狙っている感じですが、米株ではDow工業平均が1万7千ドル台を回復するなど、史上最高値更新をも視野に入れる水準まで回復してきました。
Dow Daily.

S&P500 Daily
この米株のチャートも圧巻のチャートと言えますね・・・・

欧州株も堅調で日経平均も必死に食いついているイメージでしょうか。

Dax Daily
FTSE100 Daily
NIKKEI Daily
地政学リスクの表面化などに揺さぶられた株式市場でしたが、その後の地政学リスクの小康や英国、米国が量的緩和政策の出口を模索するという状況にまで回復してきたことなどが大きいのでしょう。

前例のない量的緩和と言う金融政策については、モルヒネだのステロイドだのという批判も多く、米国でも著名な学者たちの間に、FRBは出口のない絶望的な領域に足を踏み入れてしまったと言う意見も多かったという事実があります。

事実QE、QE2、QE3と実施される過程では、この出口なき戦いはQE5・・・QE10・・と果てしなく継続し、最後は国が破綻するという悲観論も非常に多かったと思います。

いま、米英が経済や雇用を立て直し、このQE政策が役割を終えようとしているとするなら、この事実から我々が学ぶべき事は非常に多いと思いますね。

結局量的緩和は終えることはできないのだ、FRBは狡猾にもBOJにその役割を押し付けて自分の庭先だけ綺麗にしようとしているだけだという人もいますが、こう言う一見正論のような話も陰謀論や都市伝説のような程度のものなのかもしれない訳です。

確信犯的にQE政策を賛美するものではありませんが、米英が成功してくれた方が日本も先行きに希望が持てることは間違いないので、基本線は肯定的に見ていきたいと思っています。