2014年8月25日(月)~8月29日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①欧州圏 / スイス
・欧州圏8月CPI速報値
⇒+0.3%(予想+0.3%,mom)。
⇒2009年10月以降の最低値。
・欧州圏7月失業率⇒11.5%(予想11.5%)。
・独8月IFO企業景況感指数
⇒106.3(予想107.1)。
⇒4ヶ月連続定価で13ヶ月振り低水準へ。
・ECB Nowotny理事
⇒独経済は最早欧州の成長エンジン役を担えない。
⇒欧州経済は減速している。
⇒2014年の回復は期待外れ。
・独8月IFO景気現況感指数⇒111.1(予想112)。
・独8月IFO景気先行期待指数⇒101.7(予想102.1)。
・独Shaeuble財務大臣
⇒市場はECB Draghi総裁の発言を過大解釈している。
(Jackson Holeにおける「インフレ圧力は凡ゆる尺度で後退」との
発言がECBのQE政策開始を示唆していると指摘されている事に
関する牽制)
・独9月GFK消費者信頼感⇒8.6(予想8.9)。
・独8月失業者数⇒+2千人(予想▲6千人)。
・独8月失業率⇒6.7%(unch)。
・スイス8月KOF信頼感指数⇒99.5に改善。
②米国 / カナダ
・米7月新築住宅販売件数⇒412千件(予想429千件)。
・米7月耐久消費財受注
⇒+22.6%(予想+7.4%,mom)。主に航空機需要。
⇒Ex-Transportでは▲0.5%(予想+0.5%,mom)。
・米6月FHFA住宅価格指数⇒+0.4%(予想+0.3%,mom)。
・米6月Case-Shiller20都市住宅価格 ⇒+8.1%(yoy)
・米第2四半期GDP改定値⇒+4.2%(予想+3.9%,qoq)。
・米第2四半期GDP価格指数⇒+2.1%(予想+2.0%,qoq)。
・米新規失業保険申請件数⇒8月23日の週は298千件(予想300千件)。
・米7月個人所得⇒+0.2%(予想+0.3%,mom)。
・米7月個人消費支出⇒▲0.1%(予想+0.2%,mom)。
・米7月PCE Headline+1.6%, Core+1.5%予想通り,yoy)。
・加6月GDP⇒+0.3%(予想+0.2%,mom)。
③豪州 / ニュージーランド
・豪第2四半期民間設備投資⇒+1.1%(予想▲0.9%,qoq)。
・NZ7月貿易収支
⇒▲nzd692mio(予想▲nzd475mio)。貿易赤字は9ヶ月振り。
・NZ 7月住宅建設許可件数⇒+0.1%(予想+1.0%,mom)。
・NZ 8月ビジネス信頼感指数⇒24.4に低下。
④日本
・7月企業サービス価格指数⇒+3.7%(yoy)。
・7月CPIコア⇒+3.3%(予想+3.3%,yoy)。
・8月東京都CPIコア⇒+2.7%(予想+2.7%,yoy)。
・7月失業率⇒3.8%(予想3.7%)。
・7月家計調査支出⇒▲5.9%(予想▲2.9%,yoy)。
・7月小売売上高⇒+0.5%(予想+0.3%,yoy)。
・7月鉱工業生産⇒+0.2%(予想+1.0%,mom)。
・7月住宅着工件数⇒▲14.1%(予想▲10.5%,yoy)。
⑤中国
・7月景況感指数⇒+1.3%。
⑥英国
・8月GFK消費者信頼感指数⇒1に改善。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場は斑模様。債券市場堅調推移。
・米株一人勝ちの図式。日経平均は頭打ちの展開。
・日経平均は、15,424.59円で越週(先週15,539.19円)。
・Dow→$17,098.45、S&P500→$2,003.37、Nasdaq→$4,580.27。
・週次ベースでDow+0.6%、S&P500+0.7%、Nasdaq+0.9%。
・8月はDow+3.2%、S&P500+3.8%、Nasdaq+4.8%。
・米10年債利回りは、2.34%(先週2.40%)。
・米30年債利回りは、3.08%(先週3.16%)。
②商品市場
・商品市場は神経質なレンジ取引。全体的には小幅反発。
・原油価格はバレル単価で$95.87で越週(先週$93.62)。
・金価格はオンス単価で$1,287.06(先週$1,280.05)。
③為替市場
・米ドル堅調。週末はドルインデックスも82.699水準。
・EUR主動で欧州通貨安。調整先行も週末に再度下落。
・USDJPYは103円台に調整も週足は104円を回復。
・EURCHFは続落。1.20台で神経質な推移。
・AUD堅調、NZD低調で南半球に明暗。AUDNZDは上昇基調維持。