2014年10月20日(月)~10月24日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①米国 / カナダ
・米 Fisher Dallas連銀総裁
⇒市場のVolatility上昇はQE終了に影響せず。
⇒FEDのQE終了で株式市場は調整の可能性。
⇒実体経済は改善を続けている。
・米 Rosengren Boston連銀総裁
⇒FEDは今月(10月)でBond購入を停止するべき。
⇒失業率5.9%は、労働環境の大幅な改善と言う条件を満たす。
・米9月CPI⇒+1.7%(予想+1.6%,yoy)。
⇒コアは+1.7%(予想+1.8%,yoy)。
・加 8月卸売売上高⇒+0.2%(予想▲0.3%,mom)。
・加 BOC金融政策決定会合
⇒政策金利1.0%据置き。(Overnight Target Rate)
・加8月小売売上高⇒▲0.3%(予想±0%,mom)。
除く自動車も▲0.3%(予想+0.2%,mom)。
②欧州圏 / スイス
・ECBの債権購入
⇒9月に公表したCovered Bond購入を正式に開始。
⇒短期の仏国債を購入。
・ECBの社債購入観測
⇒ECB筋が12月にも社債購入を検討との報道。
⇒ECB Spokesmanは報道を否定。
・欧州圏10月製造業PMI⇒50.7(予想50.0)。
・欧州圏10月サービス業PMI⇒52.4(予想52.0)。
・独9月PPI⇒±0%(mom)、▲1%(yoy)。共に予想通り。
・独10月製造業PMI⇒51.8(予想49.6)。
・独10月サービス業PMI⇒54.8(予想55.0)。
・独GFK消費者信頼感指数(11月)⇒8.5(予想8.1)。
・スペイン7月-9月失業率⇒23.7%。2011年以来の低水準。
③英国
・10月Rightmove住宅価格指数⇒+2.6%(mom)。
・10月BOE MPC議事録
⇒9名中2名が25bpの引締めに投票。
⇒Spare Capacityの縮小速度は予想非鈍い。
⇒欧州に追加の悪材料が出る可能性と英国への影響を懸念。
・9月小売売上高⇒▲0.3%(予想▲0.1%,mom)。
・第3四半期GDP⇒+0.7%(予想+0.7%,qoq)。
④日本
・GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)
⇒運用方針飲み直し。脱国債が基本方針。
⇒国内債券の比率を60%から40%に引下げ。
⇒日本株の比率は12%から20%台半ばに引上げ。
⇒外国株式の比率も高める方向(23%から30%)。
・10月製造業PMI⇒52.8(予想52.1)。
⑤豪州 / NZ
・豪RBA10月議事録
⇒市場金利の安定の為にForward Guidanceの重要性を強調。
⇒住宅価格の上昇を懸念。
⇒豪ドル水準への懸念はやや後退。
・豪 Lowe RBA副総裁
⇒世界的低金利環境下での投資意欲低迷は、
長期化する程、将来のリスクが増大する。
・豪第3四半期CPI⇒+2.3%(予想+2.3%,yoy)。
・NZ第3四半期CPI⇒+0.3%(予想+0.5%,qoq)。
・NZ9月貿易収支⇒▲nzd1.36bio(予想▲0.62bio)。
⑥中国
・第3四半期GDP⇒+7.3%(予想+7.2%)。
・9月小売売上高⇒+11.6%(予想+11.7%,yoy)。
・9月鉱工業生産⇒+8%(予想+7.5%,yoy)。
・10月HSBC China PMI⇒50.4(予想49.9)。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場が反発。債券市場も資本流入が一服。
・日経平均は、1万5千円台を回復。
15,291.64円で越週。(先週14,532.51円)。
・米株はMicrosoftやP&Gの好決算もあり、2013年1月以来
のBest Week.。
・Dow→$16,805.41,S&P500→$1,964.58,Nasdaq→$4,483.72。
(先週 $16,380.34 $1,886.74 $4,258.44)
(週次 +2.6% +4.1% +5.3%)。
・米10年債利回りは、2.27%(先週2.20%)。
・米30年債利回りは、3.04%(先週2.97%)。
②商品市場
・リビア、イラクの増産バイアスに原油は5週続落。
バレル単価で$81.33(先週$83.03)。
・金も反発力弱くオンス単価で$1,230.75(先週$1,237.60)。
③為替市場
・全体的に調整モード。
・ドルインデックスは小幅に低下。
・ユーロは週末の欧州銀ストレステスト結果発表前に買戻し。
・株価の上昇などを受けて日本円が下落基調。