2014年10月5日日曜日

Review of the Week.(Sept.29th - Oct.3rd.2014)

2014年9月29日(月)~10月3日(金)の週の簡単なReviewです。


1 Key Events

 ①米国 / カナダ
  ・米8月個人所得⇒+0.3%(予想+0.3%,mom)。
  ・米8月個人消費⇒+0.5%(予想+0.4%,mom)。
  ・米8月PCE⇒Headline、Core共に+1.5%(予想+1.4%,yoy)。
  ・米8月中古住宅販売保留⇒▲1.0%(予想▲0.5%,mom)
  ・米7月S&P CaseShiller20都市住宅価格⇒+6.75%(予想+7.4%,yoy)
  ・米9月ADP雇用データ⇒民間就業者数+213千人(予想+204千人)
  ・米ISM製造業景況指数⇒56.6(予想58.5)
  ・米失業保険申請件数⇒9月27日の週は287千件(予想299千件)
  ・米9月Challenger雇用レポート⇒予定解雇は▲24.4%(yoy)。
  ・米9月雇用統計
  ⇒非農業部門雇用者数(NFP)=+248千人(予想+210千人)
  ⇒前月分も+142千人から+180千人に上昇修正
  ⇒失業率は5.9%(予想6.1%)2008年7月以来6年ぶりの5%台
  ・加7月GDP⇒±0%(予想+0.3%,mom)
  ・加8月鉱工業生産物価指数⇒+0.2%(予想▲0.2%,mom)
  ・加8月貿易収支⇒cad▲0.6bio(予想cad+1.5bio)

 ②欧州圏 / スイス
  ・欧州圏9月Business Climate⇒0.07に低下(予想0.1)
  ・欧州圏9月サービス業信頼感⇒3.2(予想2.5)
  ・欧州圏9月消費者信頼感指数⇒▲11.4(unch)。
  ・欧州圏9月産業信頼感⇒▲5.5(予想▲5.8)。
  ・欧州圏9月経済信頼感⇒99.9(予想99.9)。
  ・欧州圏9月CPI速報値⇒+0.3%(予想+0.3%,yoy)
                ⇒2009年10月以降の最低値
  ・欧州圏9月コアCPI速報値⇒+0.7%(予想+0.9%,yoy)
  ・欧州圏8月失業率⇒11.5%(unch)。
  ・欧州圏9月製造業PMI⇒50.3(予想50.5)。
  ・ECB 9月理事会
  ⇒金融政策据え置き。
  ⇒政策金利0.05%、預金ファシリティ金利▲0.2%、
    限界貸付ファシリティ金利0.3%。
  ⇒カバードボンドは10月中旬、ABSは10月~12月中に買入れ開始
  ⇒格付けがBBB以下(ギリシャ、キプロス等)も買入れ対象
  ⇒少なくとも2年間継続
  ・ECB Draghi総裁
  ⇒買入れはバランスシート拡大に相当なインパクト
  ⇒インフレ見通しは全体的に抑制されている
  ⇒資産買入れは金融緩和政策。
  ⇒資産買入れはフォワードガイダンスの強化。
  ⇒欧州経済を取り巻く環境はダウンサイドリスクが大きい
  ・欧州圏8月PPI⇒▲0.1%(予想▲0.1%,mom)、▲1.4%(予想▲1.2%,yoy)
  ・欧州圏8月小売売上高⇒+1.2%(予想+0.1%,mom)
  ・独9月CPI⇒+0.8%(unch,yoy)。
  ・独9月雇用データ⇒失業者数+12千人(予想▲2千人)
               失業率は6.7%で変わらず 。
  ・スイス9月SVME製造業PMI⇒50.4(予想52.0)

 ③英国
  ・第2四半期GDP確報値⇒+0.8%(unch)。
  ・第2四半期経常収支⇒gbp▲23.1bio(予想gbp▲18.0bio)
  ・9月製造業PMI⇒51.6(予想52.6)2013年4月以来の低水準
  ・BOE Broadbent副総裁
  ⇒英国は低金利が齎す悪影響に直面していない
  ⇒英国は利上げするべき環境が整っていない
  ・BOE Forbs政策委員
  ⇒GBP上昇がインフレ急騰リスクを抑制してきた
  ⇒その効果は2014年末にピークアウトするだろう
  ・9月サービス業PMI⇒58.7(予想59.0)

 ④豪州 / NZ
  ・豪8月小売売上高⇒+0.1%(予想+0.4%,mom)
  ・豪8月貿易収支⇒aud▲0.79bio(予想▲0.78bio)。
  ・NZ中銀(RBNZ)の為替介入
  ⇒8月の自国通貨売却額がnzd521mio
   2007年7月以後の最高額
  ・NZ Key首相
  ⇒NZDの適正水準は対米ドルで0.65レベル
   現在の水準(0.80を割ったところ)での介入は適正
  ・NZ NBNZ9月企業信頼感⇒13.4に低下(8月は24.4)

 ⑤日本
  ・8月失業率⇒3.5%(予想+3.8%)3ヶ月ぶり低水準
  ・8月小売売上高⇒+1.9%(予想+0.7%,mom)
  ・8月家計調査支出⇒▲4.7%(予想▲3.6%,yoy)
  ・8月鉱工業生産⇒▲1.5%(予想+0.2%,mom)
  ・第3四半期日銀短観
  ⇒大企業製造業業況判断指数=13(予想10、前回12)
  ⇒大企業非製造業業況判断指数=13(予想17、前回19)
  ⇒大企業設備投資=+8.6%(予想+7.0%、前回+7.4%)
  ⇒中小企業製造業業況判断指数=▲1(予想▲2、前回+1)
  ⇒中小企業非製造業業況判断指数=0(予想▲2、前回+2)

 ⑥中国
  ・HSBC 9月PMI製造業⇒50.2(予想50.5)。
  ・9月PMI製造業⇒51.1(予想51.0)。
  ・9月PMI非製造業⇒54.0(予想54.2)。

2 金融市場

 ①株式市場 / 債券市場
  ・株式市場は週末に海外で急回復も週としては調整モード
  ・株安を受けて債券市場に買戻しで金利は低下基調
  ・日経平均は1月ぶり安値の15,661.99円(先週16,229.86円)
  ・Dow→$17,008.6, S&P500→$1,967.75, Nasdaq→$4,475.62
    (先週 $17,112.06             $1,982.71              $4,512.19)
  ・米10年債利回りは2.44%(先週2.53%)。
  ・米30年債利回りは3.13%(先週3.22%)。

 ②商品市場
  ・商品市場は続落基調
  ・NY原油価格はバレル単価で遂に$90割れ
   $89.75で越週(先週$93.44)。
  ・英の北海Brent原油は27ヶ月振り安値
  ・金価格もスランプ継続
   オンス単価で$1,191.56(先週$1,217.19)。

 ③為替市場
  ・週を通してドル高調整が先行。
  ・金曜日の米雇用統計を受けた巻き戻しで米ドル急反発
  ・米ドルは4年ぶり高値圏へ米ドルインデックス@86.66
  ・ドル円は週初109.40、10月初110.09、木曜108.01、金曜109.77
  ・RBNZのNZD売り介入を確認。コモディティ通貨全般下落継続。