2014年9月29日(月)~10月3日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events
①米国 / カナダ
・米8月個人所得⇒+0.3%(予想+0.3%,mom)。
・米8月個人消費⇒+0.5%(予想+0.4%,mom)。
・米8月PCE⇒Headline、Core共に+1.5%(予想+1.4%,yoy)。
・米8月中古住宅販売保留⇒▲1.0%(予想▲0.5%,mom)。
・米7月S&P CaseShiller20都市住宅価格⇒+6.75%(予想+7.4%,yoy)。
・米9月ADP雇用データ⇒民間就業者数+213千人(予想+204千人)。
・米ISM製造業景況指数⇒56.6(予想58.5)。
・米失業保険申請件数⇒9月27日の週は287千件(予想299千件)。
・米9月Challenger雇用レポート⇒予定解雇は▲24.4%(yoy)。
・米9月雇用統計
⇒非農業部門雇用者数(NFP)=+248千人(予想+210千人)。
⇒前月分も+142千人から+180千人に上昇修正。
⇒失業率は5.9%(予想6.1%)。2008年7月以来6年ぶりの5%台。
・加7月GDP⇒±0%(予想+0.3%,mom)。
・加8月鉱工業生産物価指数⇒+0.2%(予想▲0.2%,mom)。
・加8月貿易収支⇒cad▲0.6bio(予想cad+1.5bio)。
②欧州圏 / スイス
・欧州圏9月Business Climate⇒0.07に低下(予想0.1)。
・欧州圏9月サービス業信頼感⇒3.2(予想2.5)。
・欧州圏9月消費者信頼感指数⇒▲11.4(unch)。
・欧州圏9月産業信頼感⇒▲5.5(予想▲5.8)。
・欧州圏9月経済信頼感⇒99.9(予想99.9)。
・欧州圏9月CPI速報値⇒+0.3%(予想+0.3%,yoy)。
⇒2009年10月以降の最低値。
・欧州圏9月コアCPI速報値⇒+0.7%(予想+0.9%,yoy)。
・欧州圏8月失業率⇒11.5%(unch)。
・欧州圏9月製造業PMI⇒50.3(予想50.5)。
・ECB 9月理事会
⇒金融政策据え置き。
⇒政策金利0.05%、預金ファシリティ金利▲0.2%、
限界貸付ファシリティ金利0.3%。
⇒カバードボンドは10月中旬、ABSは10月~12月中に買入れ開始。
⇒格付けがBBB以下(ギリシャ、キプロス等)も買入れ対象。
⇒少なくとも2年間継続。
・ECB Draghi総裁
⇒買入れはバランスシート拡大に相当なインパクト。
⇒インフレ見通しは全体的に抑制されている。
⇒資産買入れは金融緩和政策。
⇒資産買入れはフォワードガイダンスの強化。
⇒欧州経済を取り巻く環境はダウンサイドリスクが大きい。
・欧州圏8月PPI⇒▲0.1%(予想▲0.1%,mom)、▲1.4%(予想▲1.2%,yoy)。
・欧州圏8月小売売上高⇒+1.2%(予想+0.1%,mom)。
・独9月CPI⇒+0.8%(unch,yoy)。
・独9月雇用データ⇒失業者数+12千人(予想▲2千人)。
失業率は6.7%で変わらず 。
・スイス9月SVME製造業PMI⇒50.4(予想52.0)。
③英国
・第2四半期GDP確報値⇒+0.8%(unch)。
・第2四半期経常収支⇒gbp▲23.1bio(予想gbp▲18.0bio)。
・9月製造業PMI⇒51.6(予想52.6)。2013年4月以来の低水準。
・BOE Broadbent副総裁
⇒英国は低金利が齎す悪影響に直面していない。
⇒英国は利上げするべき環境が整っていない。
・BOE Forbs政策委員
⇒GBP上昇がインフレ急騰リスクを抑制してきた。
⇒その効果は2014年末にピークアウトするだろう。
・9月サービス業PMI⇒58.7(予想59.0)。
④豪州 / NZ
・豪8月小売売上高⇒+0.1%(予想+0.4%,mom)。
・豪8月貿易収支⇒aud▲0.79bio(予想▲0.78bio)。
・NZ中銀(RBNZ)の為替介入
⇒8月の自国通貨売却額がnzd521mio。
2007年7月以後の最高額。
・NZ Key首相
⇒NZDの適正水準は対米ドルで0.65レベル。
現在の水準(0.80を割ったところ)での介入は適正。
・NZ NBNZ9月企業信頼感⇒13.4に低下(8月は24.4)。
⑤日本
・8月失業率⇒3.5%(予想+3.8%)。3ヶ月ぶり低水準。
・8月小売売上高⇒+1.9%(予想+0.7%,mom)。
・8月家計調査支出⇒▲4.7%(予想▲3.6%,yoy)。
・8月鉱工業生産⇒▲1.5%(予想+0.2%,mom)。
・第3四半期日銀短観
⇒大企業製造業業況判断指数=13(予想10、前回12)。
⇒大企業非製造業業況判断指数=13(予想17、前回19)。
⇒大企業設備投資=+8.6%(予想+7.0%、前回+7.4%)。
⇒中小企業製造業業況判断指数=▲1(予想▲2、前回+1)。
⇒中小企業非製造業業況判断指数=0(予想▲2、前回+2)。
⑥中国
・HSBC 9月PMI製造業⇒50.2(予想50.5)。
・9月PMI製造業⇒51.1(予想51.0)。
・9月PMI非製造業⇒54.0(予想54.2)。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場は週末に海外で急回復も週としては調整モード。
・株安を受けて債券市場に買戻しで金利は低下基調。
・日経平均は1月ぶり安値の15,661.99円(先週16,229.86円)。
・Dow→$17,008.6, S&P500→$1,967.75, Nasdaq→$4,475.62
(先週 $17,112.06 $1,982.71 $4,512.19)
・米10年債利回りは2.44%(先週2.53%)。
・米30年債利回りは3.13%(先週3.22%)。
②商品市場
・商品市場は続落基調。
・NY原油価格はバレル単価で遂に$90割れ。
$89.75で越週(先週$93.44)。
・英の北海Brent原油は27ヶ月振り安値。
・金価格もスランプ継続。
オンス単価で$1,191.56(先週$1,217.19)。
③為替市場
・週を通してドル高調整が先行。
・金曜日の米雇用統計を受けた巻き戻しで米ドル急反発。
・米ドルは4年ぶり高値圏へ。米ドルインデックス@86.66。
・ドル円は週初109.40、10月初110.09、木曜108.01、金曜109.77
・RBNZのNZD売り介入を確認。コモディティ通貨全般下落継続。