2016年2月8日(月)~2月12日(金)の週の簡単なReviewです。
金融市場
*米FRB Yellen議長の議会証言
・FRBは引き続き段階的な金融調整(=引き締め)の途上。
・雇用と賃金の継続的回復による国内景気の下支えに言及。
・足元の国際金融市場の混乱は懸念材料。中国経済にも懸念。
*麻生金融相
・足元の為替の動きは急であると認識。
・状況を注視し、必要に応じて適切に対処する。
*OPEC諸国
・協調減産の憶測が広がる。
①株式市場 / 債券市場
・週末海外時間に小反発をするも週を通して株式市場は大幅下落。
債券市場は価格上昇(利回り低下)の動き。(Risk-Off)
・日経平均は1年4か月ぶりに1万5千円割れ。
週足は、14,952.61円。(前週16,819.59円)
・米Dow→$15,973.63、S&P500→$1,864.60、Nasdaq→$4,337.51)
(前週 $16,204.83 $1,880.02 $4,363.14)
(前週比 -1.4% -0.8% -0.6% )
・米10年債利回りは、1.74%。(前週1.84%)
・米30年債利回りは、2.59%。(前週2.68%)
②商品市場
・OPEC協調減産の憶測などで週末に原油反発。
貴金属価格は続伸の展開。
・原油価格は、バレル単価$31.34で越週。(前週$31.03)
・金価格は、オンス単価$1,238.06で越週。(前週$1,173.01)
③為替市場
・JPYが急騰する流れ。CHFの上昇も続く典型的なRisk-Off環境。
・USDJPYは2014年10月以来となる110円台まで下落。
・USDJPYは過去2週間で121円台から110円台まで下落して
113円台で越週するVolatileな展開。
・週次ではNZDJPYとGBPJPYの下落率がUSDJPYを上回る。
・USDの基調も弱いまま。