2016年8月28日日曜日

Review of the Week.(Aug.22nd - Aug.26th 2016)

2016年8月22日(月)~8月26日(金)の週の簡単なReviewです。

*米FRB Fischer副議長
 「米国経済は、雇用、物価両面でターゲット水準に近付いている」

*米FRB Yellen議長
 「利上げの根拠は強まっている」 (時期の言及は無し)

*日本7月の消費者物価が過去3年の最大の下落

金融市場

①株式市場 / 債券市場

 ・株式市場小幅に下落。債券市場は価格低下(利回り上昇)バイアス
 ・日経平均は、引き続き安定するも上値が伸びない展開。
  週足は、16,360.71円で越週。(前週16,545.82)
 ・米Dow→$18,395.40、S&P500→$2,169.04、Nasdaq→$5,218.92)
 (前週  $18,552.57               $2,183.87               $5,238.38)
 (前週比  -0.85%          -0.68%             -0.37% )
 ・米10年債利回りは、1.62%。(前週1.57%)
  ・米30年債利回りは、2.28%。(前週2.28%)

②商品市場
 
 ・商品市場は全般的に売り込まれる展開
 ・原油価格は、1バレル当たり$47.30で越週。(前週$48.45)
 ・金価格は、1オンス当たり$1,320.80で越週。(前週$1,340.46)

③為替市場

 ・GBPとUSDの上昇が目立つ展開
  (経済指標堅調なGBP、利上げ観測上昇のUSD)
 ・CHF,JPYが下落をリード
 ・コモディティの不調からAUD,CADも下落組

Global Stocks : Topped Out?

金融市場と絶妙のコミュニケーションを取りながら米株市場を最高値圏で安定させてきたFRBが追加利上げに向けた地ならし的なシグナルを強める中で、主要株式市場は徐々にトップアウトの様相を強めている状況に見えます
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY

全般的な傾向として、陰線が目立つのですが、長い陰線は皆無と言う印象もあります。

下は下で相当固いという状況を実感しているのですが、日本株に日銀の買いが入り続けているような材料がどの市場でもあるのかもしれません。

警戒シグナルは出ていると思いますが、どこかで下げが加速するような局面があるのかどうかですね。

CRUDE OIL DAILY : Feeling the Weight of $50 Mark.

原油価格は、注文通り(?)、オンス単価で$50の抵抗線前で折り返し始めました。
CRUDE OIL DAILY

米国の追加利上げの可能性や時期をめぐる思惑が渦巻く中で先週はFRB高官から追加利上げを正当化する材料が増えているというメッセージが発せらました。

そこからはお約束のUSD上昇とコモディティの下落と言う展開となっている訳ですが、原油価格に関しても実際のところ価格維持目的の減産合意が可能なのかどうかと言う大命題があり、今後も乱高下の材料となりそうです。

今回の調整が浅ければ、$50突破は遠くないと思われます。今週はどのあたりで切り返せるかに注目しています

PRECIOUS METALS : Deep Correction

貴金属価格は、深めの調整が進行中です。
GOLD DAILY
SILVER DAILY

GOLDもSILVERもとにかく陰線が続いており、SILVERの方がダメージの大きいチャート形状だと思います

週末は乱高下ちおなりましたが、結果的には上髭の長さを印象付ける週越えとなっており、今週もちょっとした正念場になりそうです

私の保有ポジションの評価益も悲しいくらいに萎んでしまいましたとさ・・・・

USD : Turned Up on Rising Yield.

USD安の流れが一変、FRBの利上げ地ならし的なシグナルを受けて市場は素直にUSD上昇の動きで応えています。
AUDUSD DAILY
EURUSD DAILY

注目されたジャクソンホールにおけるYellen議長の発言が予想通り時期は明言しないまでも利上げに前向きなものであったことからUSDがしっかり上昇する格好で越週しています。

お約束的な方向感ですので、週明け以降もこの流れが維持されるのかどうかに注目したいところです。

USDJPYは100円割れ定着阻止に成功したイメージもありますが、101円台ではまだ何とも・・・逆に週初が売り場になる可能性もあり要注意かもしれません。
USDJPY DAILY

Top FX Movers of the Week.(Aug.22nd - Aug.26th 2016)

2016年8月22日(月)~8月26日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。

    通貨ペア  週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.GBPCHF1.2837   1.2548    +289   +2.25% 

2.GBPJPY133.63   130.95    +268   +2.01% 

3.USDCHF0.9779   0.9599    +180   +1.84% 

4.EURGBP0.8519   0.8657    -138   -1.62% 

5.USDJPY101.79   100.17    +162   +1.59% 

6.GBPCAD1.7070  1.6815    +255    +1.49% 

7.NZDCHF0.7072   0.6979     +93    +1.32% 

8.GBPAUD1.7354  1.7138    +216    +1.24% 

9.EURUSD1.1192  1.1321     -129    -1.15% 

10.NZDJPY 73.61    72.81       +80    +1.09% 

上昇通貨 ⇒ GBP(5),USD(3),NZD(2)
下落通貨 ⇒ CHF(3),JPY(3),EUR(2),CAD,AUD

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2016年8月26日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。

    通貨ペア  終値    始値  変動(pips) 変動(%)
1.NZDUSD0.7232  0.7278    -46    -0.64% 

2.AUDUSD0.7560  0.7599    -39    -0.52% 

3.USDJPY101.79  101.28     +51    +0.50% 

4.USDCHF0.9779  0.9732    +47    +0.48% 

5.EURUSD1.1192  1.1234    -42    -0.38% 

6.NZDCAD0.9407  0.9439    -32    -0.34% 

7.GBPNZD1.8127  1.8067    +60    +0.33% 

8.GBPJPY133.63  133.20    +43     +0.32% 

9.GBPCHF1.2837  1.2799    +38     +0.30% 

10.GBPAUD1.7354  1.7306    +48    +0.28% 

上昇通貨 ⇒ USD(5),GBP(4),CAD
下落通貨 ⇒ NZD(3),AUD(2),JPY(2),CHF(2),EUR

2016年8月21日日曜日

Review of the Week.(Aug.15th - Aug.19th 2016)

2016年8月15日(月)~8月19日(金)の週の簡単なReviewです。

*7月FOMC議事録

 ・予想比タカ派的ではないとの解釈
 ・追加利上げへのスタンスが委員間で割れているとの解釈
 ・Some policy makers preferred to defer another increase
   in the federal funds rate until they were more confident
   that inflation was moving closer to 2 percent
   on a sustained basis.
  ・Some other participants viewed recent economic developments
   as indicating that labor market conditions were at or close to
  those consistent with maximum employment and expected
  that the recent progress in reaching the committee's inflation
  objective would continue, even with further steps to gradually
  remove monetary policy accommodation.

金融市場

①株式市場 / 債券市場

 ・株式市場保合い、債券市場は価格下落(利回り上昇)の動き
 ・日経平均は、下げ渋るも上値も重い展開が続く。
  週足は、16,545.82円。(前週16,919.92円)
 ・米Dow→$18,552.57、S&P500→$2,183.87、Nasdaq→$5,238.38)
 (前週  $18,576.47               $2,184.05               $5,232.90)
 (前週比  -0.1%          -0.01%             +0.1% )
 ・米株は最高値圏での保合推移だがモメンタム減少の指摘あり
 ・米10年債利回りは、1.57%。(前週1.51%)
  ・米30年債利回りは、2.28%。(前週2.23%)

②商品市場

 ・原油価格続伸貴金属価格は不調の展開
 ・原油価格は、1バレル当たり$48.45で越週。(前週$44.71)
 ・金価格は、1オンス当たり$1,340.46で越週。(前週$1,334.58)
 ・貴金属は、木曜日までは堅調で金曜日に反落。

③為替市場

 ・AUD主導でコモディティ通貨全般に下落圧力
 ・CADは経済指標の不調から反落原油価格との相関が崩れる展開
 ・USDにも鮮明な下落圧力
 ・USDJPYは、101-103レンジを維持出来ず、100円ラインの攻防戦

Global Stocks : Losing Momentum?

先週の主要株式市場は、安定感は失っていませんが、モメンタムの衰退を懸念する声が増えている印象でした
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY

欧州株は、だらだら陰線が続くイメージです。下値も粘るために長い陰線は出来ませんが、反発しにくい印象も残ります。
US DOW DAILY









高値圏でのもみ合いの続く米国株は、次の展開待ちでしょうか。

日経平均も公的な買いに支えられつつも上値が切り下がり始めています。こちらも長い陰線は出ていませんが、次の展開待ちですね。
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY

PRECIOUS METALS : Pushed Back in a Range.

貴金属は、足元については上伸に失敗したイメージです。チャート的にも特にSilverにダメージありと見えます
GOLD DAILY
SILVER DAILY
GOLDが上昇しては、その分下げるというような行って来いの展開ですが、SILVERは上昇しきれずに、それ以上に下げてしまったという流れです

一定規模の持高調整が出ていたと思われますが、少し軽くなったところで次の動きがどうなるかに注目ですね。

COMDOLS : Under-performing Other Majors

原油続伸、貴金属不振と商品市場が明暗を分けていますが、為替市場では、コモディティ通貨群全般に売り圧力が観測されています
AUDUSD DAILY
AUDJPY DAILY
USDCAD DAILY
CADJPY DAILY
NZDUSD DAILY

明らかにAUDの弱さが際立つのですが、CADも原油価格上昇の追い風を弱い経済指標が打ち消す展開でした。NZDは比較的堅調でしたが、USDやJPYに対してロングサイドで追いかけるのは難しいでしょう。

CRUDE OIL : Solid Rise Continues.

原油価格は綺麗な反発が継続中です。
CRUDE OIL DAILY

見事なチャートになっていますね。

$40の攻防戦から持ち直して、今週は$50回復を伺う展開となるでしょう

そこで何が起こるかですね。

AUDNZD : Feeling Bad?

株式市場の上値が重く感じられる中で、このクロスがベアトレンドっぽくなってきました。
AUDNZD DAILY

AUDNZDですが、このまま前回安値を文句なく更新するなら、綺麗なHead and Shoulderを形成するイメージですので、ここはショート推奨でも出したくなりますね

株価が下げ始めるなら過去の相関からもこのクロスの下値は注目に値するかもしれません。

一応マークしておくべきでしょうね。

USDJPY : Another Attempt to Break 100 Mark.

USDJPYは、99円台も見ましたが、最後は100円台中心の取引となりました。
USDJPY DAILY

日経平均とUSDJPYについては、下値を支える”やんごとなき”力が働いている印象ですが、徐々に先行きが苦しい感じが強まって来たと思います。

99円台に入っては、100円台回復するも、その後も上値が限定される展開となっています。

今週も非常に重苦しい取引が続きそうですね

Top FX Movers of the Week.(Aug.15th - Aug.19th 2016)

2016年8月15日(月)~8月19日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。

   通貨ペア 週終値  週始値 変動(pips) 変動(%)
1.AUDCHF↓0.7319    0.7453    -134    -1.83%  

2.EURAUD↑1.4840    1.4588    +252    +1.70%  

3.USDCHF↓0.9599    0.9745    -146    -1.52%  

4.GBPAUD↑1.7138    1.6878    +260    +1.52%  

5.AUDJPY↓  76.36      77.46    -110    -1.44%  

6.EURUSD↑1.1321    1.1162    +159    +1.40%  

7.AUDNZD↓1.0477    1.0620    -143    -1.36%  

8.GBPUSD↑1.3074    1.2915    +159    +1.22%  

9.USDJPY↓100.17     101.28    -111    -1.11%  

10.NZDUSD↑0.7271   0.7194     +77     +1.06%  

上昇通貨 ⇒ CHF(2回),EUR(2回),GBP(2回),JPY(2回),NZD(2回)
下落通貨 ⇒ AUD(5回),USD(5回)

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2016年8月19日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。

    通貨ペア  終値    始値 変動(pips) 変動(%)
1.EURNZD1.5555  1.5587    -32    -0.21% 

2.NZDUSD0.7271  0.7260    +11    +0.15% 

3.GBPNZD1.7959  1.7986    -27    -0.15% 

4.USDCAD1.2861  1.2879    -18    -0.14% 

5.EURCAD1.4561  1.4579    -18    -0.12% 

6.EURAUD1.4840  1.4858    -18    -0.12% 

7.AUDNZD1.0477  1.0489    -12    -0.11% 

8.AUDUSD0.7625  0.7617      +8    +0.10% 

9.NZDCHF0.6979  0.6972      +7    +0.10% 

10.NZDJPY  72.81   72.74      +7    +0.10% 

上昇通貨 ⇒ NZD(6),CAD(2),AUD(2)
下落通貨 ⇒ EUR(3),USD(3),GBP,AUD,CHF,JPY

2016年8月14日日曜日

Review of the Week.(Aug.8th - Aug.12th 2016)

2016年8月8日(月)~8月12日(金)の週の簡単なReviewです。

*NZ中銀が利下げ

 ・政策金利(OCR)を25bp引き下げて2.0%に。
 ・緩和バイアスを維持。
 ・NZD高への警戒に言及。

*サウジアラビアが原油価格安定化策に前向き姿勢

 ・エネルギー産業鉱物資源相が原油価格上昇に向けて
  「OPECやOPEC非加盟国と協力する」と発言。

金融市場

①株式市場 / 債券市場

 ・主要株式市場は堅調推移債券市場は価格上昇(利回り低下)
 ・日経平均は16,919.92円で越週。(前週16,254.45円)
 ・米Dow→$18,576.47、S&P500→$2,184.05、Nasdaq→$5,232.90)
 (前週  $18,543.53               $2,182.85               $5,221.12)
 (前週比  +0.17%          +0.05%             +0.23% )
 ・米株は最高値圏での保合推移
 ・米10年債利回りは、1.51%。(前週1.59%)
  ・米30年債利回りは、2.23%。(前週2.31%)

②商品市場

 ・原油価格反発貴金属は反落の流れ。
 ・原油価格は、サウジアラビアの価格上昇に向けた国際協調
  への言及などを材料に反発。週次では4月以来最高の上昇。
  1バレル当たり$44.71で越週。(前週$41.89)
 ・金価格は、1オンス当たり$1,334.58で越週。(前週$1,336.31)

③為替市場

 ・原油反発でCADが上伸。利下げ実施後のNZDも安定。
 ・追加緩和観測を背景にGBPが最弱通貨
 ・他の主要通貨はレンジ内での上下動に終始。

Global Stocks : Stable.......

主要株式市場は、出入りが激しい感じもありますが、基調としては安定推移と言う週でした
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY

欧州株は最も堅調と言う印象ですね

米株は史上最高値水準での横ばい推移で、高止まりつつもモメンタムはどうなの?と言う感じ

日経平均は、下げより上げが大きくなる傾向ありですね。1万7千円回復を視野に入れつつの越週ですが、上値を伸ばせるかどうかがポイントです

CRUDE OIL : Looking Up Now.

$40水準で逡巡しながら、下手したら下抜けのリスクも感じられた原油価格は、価格上昇に向けた産油国の協調の可能性などを材料に反発しました。

特にこれですね・・・・
サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は、原油価格上昇に向けて「石油輸出国機構(OPEC)やOPEC非加盟の石油輸出国と協力する」と述べ、他の産油国と足並みをそろえる用意があると表明した。(英紙フィナンシャル・タイムズ)

前週後半から陽線が目立っていましたが、先週の上昇も週次ベースで4月以来となる強さでした。
CRUDE OIL DAILY

$40は目先の底値圏として暫くは上値余地を追いかけるフェーズでしょうか

PRECIOUS METALS :  Still in a Rut.

原油反発の真逆の動きとなったのが貴金属でした。先週は途中まで上抜けの期待も持たせる展開でしたが、完全なレンジ回帰ですね。
GOLD DAILY
SILVER DAILY

さてさて・・・

全般的な株式市場の好調が維持される場合は、貴金属は下値調整圧力が掛かり続ける展開となりそうです

油断せず、決めつけず・・・・じゃないと夏バテしちゃいそうなチャートですね。

GBP : Consistently Weak.

中銀筋からの追加緩和示唆もあり、GBPは陰線続きで先週の最弱通貨でした
GBPUSD DAILY
GBPCAD DAILY
GBPCHF DAILY
GBPJPY DAILY

波動カウント的には底打ち近しとの読みも多く、先週はリスク取れる人は買っておけと言う推奨も出ていました

私もひっそりとGBPUSDでロングメイクして、暫くは利が乗っていましたが、その後粘りつつもタイトストップで退場となりました

相変わらず不細工なことやってますね・・・

GBPは依然として多くのクロス、多くの時間軸で移動平均線が綺麗に下から短期~長期の順番に並ぶという所謂Perfect Orderと言う状態ですので、スケベロングの逆張りは時期尚早だったように思いますね


CAD : Boosted By OIL.

原油価格反発の受益者としてCADも反発する展開ですね。
USDCAD DAILY

USDCADの日次チャートは、見れば見るほど規則正しい周期ですね。

更にダウ理論的には、直近の山が前回高値を更新せずに反落し、そのまま前回安値も割っています。

USDCADのショートを持つべし・・・・・ですね。

ただし、一旦戻ると思うので追いかけ売りは危険でしょう。

ほかのクロスも見ておくと・・・やはりCADが強いですね
GBPCAD DAILY
AUDCAD DAILY
CADJPY DAILY

USDJPY : Caught in 101-103 zone

USDJPYは101円割れが異様に固く、かといって反発しても102円台を維持するのも困難と言う煮詰まり感があります
USDJPY DAILY
私などはもう性癖的に円高方向にバイアスをかけて見てしまうのですが、週末に色々読んでみると、ここからはあまり下がらずに次のトレンドは上昇(円安方向)と言う専門家も多いようですね

株価の動きを見ていると、確かにそうかもなーとも思いますが、今週あたり少し参加者も減りそうなところで何かあるでしょうかね・・・・

Top FX Movers of the Week.(Aug.8th - Aug.12th 2016)

2016年8月8日(月)~8月12日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。

    通貨ペア  週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.GBPCAD1.6731   1.7208    -477    -2.85% 

2.GBPNZD1.7931   1.8290    -359    -2.00% 

3.EURGBP0.8637   0.8481    +156    +1.81% 

4.GBPCHF1.2586   1.2809    -223    -1.77% 

5.USDCAD1.2954   1.3171    -217    -1.68% 

6.GBPJPY130.83   133.00    -217    -1.66% 

7.GBPAUD1.6878   1.7146    -268    -1.59% 

8.AUDCAD0.9905   1.0030    -125    -1.26% 

9.GBPUSD1.2915   1.3065    -150    -1.16% 

10.CADJPY  78.14     77.24     +90    +1.15% 

上昇通貨 ⇒ CAD(4),NZD,EUR,CHF,JPY,AUD,USD
下落通貨 ⇒ GBP(7),USD,AUD,JPY

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2016年8月12日(金)の北米時間における最後の4時間での主要通貨動向です。

   通貨ペア   終値    始値 変動(pips) 変動(%)
1.USDJPY101.28  101.15   +13   +0.13% 

2.AUDNZD1.0620  1.0632  -12   -0.11% 

3.GBPJPY130.83  130.69  +14   +0.11% 

4.AUDUSD0.7648  0.7656   -8    -0.10% 

5.AUDCHF0.7453  0.7460   -7    -0.09% 

6.CADCHF0.7519  0.7526   -7    -0.09% 

7.USDCAD1.2954  1.2944  +10   +0.08% 

8.EURNZD1.5498  1.5509   -11   -0.07% 

9.EURJPY113.05   112.97   +8    +0.07% 

10.NZDUSD0.7194  0.7199    -5   -0.07% 

上昇通貨 ⇒ USD(4),NZD(2),CHF(2),GBP,EUR
下落通貨 ⇒ JPY(3),AUD(3),CAD(2),EUR,NZD

2016年8月7日日曜日

Review of the Week.(Aug.1st - Aug.5th 2016)

2016年8月1日(月)~8月5日(金)の週の簡単なReviewです。

*豪RBA利下げ
 
 政策金利を25bp引き下げて1.5%に。(史上最低金利)

*安倍政権の経済対策が28兆円規模に

 内容的には評価が二分される内容。
 金融市場的には失望方向の動き。(発表後に株安、円高など)

*英BOE利下げ

 2009年以来の利下げ。
 政策金利を25bp引き下げて0.25%に。(史上最低金利)
 資産購入ターゲットも増額。(£435bioに60bio増額)

*米7月雇用統計が6月に続いて強い内容に。

 NFP(非農業部門雇用者数)が+255千人。(市場予想+175千人)
 6月の数字も上方修正。(+287千人→+292千人)
 失業率は、4.9%でUnchanged。

金融市場

①株式市場 / 債券市場

 ・主要株式市場は週初から減速バイアスも週末に反発する流れ
 ・債券市場は調整バイアス。価格低下、利回り上昇の動き
 ・日経平均は、16,254.45円で越週。(前週16,569.27円)
 ・米Dow→$18,543.53、S&P500→$2,182.85、Nasdaq→$5,221.12)
 (前週  $18,432.24               $2,173.60               $5,162.13)
 (前週比  +0.6%          +0.4%             +1.1% )
 ・米10年債利回りは、1.59%。(前週1.45%)
  ・米30年債利回りは、2.31%。(前週2.18%)

②商品市場

 ・商品価格全般に上昇先行も週末のUSD反発により大幅反落
 ・原油価格は、1バレル当たり$41.89で越週。(前週$41.46)
 ・金価格は、1オンス当たり$1,336.31で越週。(前週$1,351.59)

③為替市場

 ・週末の米雇用統計を受けてUSDが反発
 ・豪、英の利下げが先行していたのでコントラストが明確
 ・利下げ組でも明暗AUDは上昇GBPは下落
 ・USDJPYも100円台から101円台後半に上昇して越週。

Global Stocks : Looking Resilient...

主要株式市場は、陰線も目立つようになっていますが、今のところ地味な陰線が多く、むしろ好調だった米雇用統計を受けての週末の反発が印象的だったりもします。
DAX30 DAILY

FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI DAILY
この流れを受けて週初はもう一段戻り易いとは思います。どこまで戻れるかを見極めて、株式市場が既に下向きに転じているのかどうかを見極めていきましょう

CRUDE OIL : Flirting with $40 Support.

原油価格は相変わらず冴えません。投資業界の強気予想もなりを潜める昨今ですが、先週は少々反発もしたのですが週末のUSD上昇を受けて失速したまま越週しました
CRUDE OIL DAILY

上昇トレンドのアセットのみを対象とした自動売買プログラムがあり、これを原油価格で走らせて上手くいっていたファンドがあるのですが流石に昨今は不愉快なパフォーマンスになっているのでリスク量の調整を余儀なくされているようです

継続的な需給バランスの悪化が背景ですが、実際になかなか需要が伸びてこない状況で在庫増が問題視されています。原油価格はなかなか大きな反発が見込みにくい中で、$40水準で踏みとどまれるかどうかのせめぎ合いが続きそうな気配です

PRECIOUS METALS : Topside Proved Heavy.

貴金属価格は、一気に上昇加速かと言う場面もありましたが週末の米雇用統計を好感したUSD上昇などのあおりを受けて反落しました
GOLD DAILY
SILVER DAILY
GOLDもSILVERも最後の陰線が印象的なチャートです。

上昇トレンド後の横這い過程の中での波縫い推移が続いているとしか言いようがないですね。

サポートを試しに行ってからでないと次の上昇はお預けとなった感があります。