2016年8月29日(月)~9月2日(金)の週の簡単なReviewです。
*黒田日銀総裁
・日銀の取り得る施策は潤沢。
・2%インフレ目標達成に向けて断固とした処置を取り続ける。
*米シカゴ連銀Evans総裁
・米国社会の高齢化、生産性の低下は定着している。
・金利が急速に、或いは大幅に上昇する理由は見当たらない。
*米クリーブランド連銀Mester総裁
・米国の雇用市場は完全雇用水準にある。
・FRBは、継続的な金融引締め軌道にあるべき。
*米8月雇用統計
・NFP(非農業部門雇用者数)は、+151千人。(予想+180千人)
・7月の数字は、上方修正。(+255千人 → +275千人)
・失業率は4.9%で変わらず。
*米リッチモンド連銀Lacker総裁
・米経済は早期利上げを必要としている。
金融市場
①株式市場 / 債券市場
・主要株式市場の多くは行って来いの強保合い推移。
債券市場は、小幅に価格低下(利回り上昇)。
・日経平均はしっかり上昇。16,925.68円で越週。(前週16,360.71円)
・日経先物は週末海外時間に17千円台を回復。
・米Dow→$18,491.72、S&P500→$2,179.98、Nasdaq→$5,249.90)
(前週 $18,395.40 $2,169.04 $5,218.92)
(前週比 +0.5% +0.5% +0.6% )
・米10年債利回りは、1.60%。(前週1.62%)
・米30年債利回りは、2.27%。(前週2.28%)
②商品市場
・商品市場全般に大幅下落後に小反発して越週。
・原油価格は、1バレル当たり$44.23で越週。(前週$47.30)
・金価格は、1オンス当たり$1,325.47で越週。(前週$1,320.80)
③為替市場
・米国の9月利上げの可能性をにらみUSD上昇が先行し、
予想を下回る雇用統計後にUSDが反落する流れ。
・例外的にJPYの下落は、米雇用統計後に加速。
JPYは週の最弱通貨に。
・USDJPYは一時104円台を回復し103円台後半で越週。