2013年11月10日日曜日

Precious Metals : Back Under Pressure.

先週は貴金属も多くの通貨と同様に対ドルで大きく値を下げる展開でした。
GOLD DAILY ⇒ Looks Furher Down?

木曜日のGDPも金曜日の雇用統計も発表直後に穴を開けるように金価格の下落が見られました。特に金曜日の下落は単日の下げ幅としては過去1ヶ月強の期間で最大との事です。

銀価格のチャートも当然ですが、相似形の動きです。
SILVER DAILY ⇒ Same Story.



銀の方がやや下げ渋り感はありますが・・・

年末も視野に入るこの時期に来て、インドや特に中国からの貴金属の需要が減速していると言う分析が目立つようになってきました。貴金属、特に金の産出国の対中国への輸出量(=中国からの注文量と言っても良いでしょう)が継続的な減少トレンドにあるとするものです。

先週はこういう分析レポートでセンチメントが弱まっているところでの米国経済指標の大幅改善でしたので、ちょっと底抜け形状のチャートとなってしまっています。

またかよ・・・・と思うのですが、ここへ来て「実は私は金をショートにしていました」等と言い始める人々が増えてきました。このまま貴金属が続落していくと、「何故私はこの相場を予見出来たのか」というようなレポートを出そうと言う人々ですね。

自称"リーマンショックを予見した"とされるアナリストがどれだけいる事か・・・と言う気がしますが、本当に投資業界と言うのは偽造された伝説が蔓延る世界ですので注意しましょう。

あ、勿論最大の注意は市場の動向に向けましょうね。