2014年1月19日日曜日

Review of the Week.(Jan.13th - 17th.2014.)

2014年1月13日(月)~17日(金)の週の簡単なReviewです。

1 Key Events.

 ①米国
  ・FRB⇒オバマ大統領が元イスラエル中銀総裁の
      Stanley Fischer氏を次期副議長に任命。
      (Yellen次期議長の後任)
  ・12月小売売上高⇒+0.2%(予想+0.3%)。
  ・Atlanta連銀Lockhert総裁⇒状況に著変無ければ年内は
                      "Similar Tapering Step"を想定。
    雇用にも物価にも若干の懸念。
    12月の失業率6.7%は実体よりもよい数字。
    この状況での6.5%のThreshouldは本来の意味を持たない。
  ・1月The Empire State製造業Index⇒12.5(予想4.5)。
  ・12月Headline PPI⇒+1.2%(予想+0.8%yoy)。
     Core PPI⇒+1.4%(予想+1.3%yoy)。
  ・Philadelphia連銀 Plosser総裁⇒12月の弱い雇用統計は
         Tapering計画への影響は無し。
  ・Dallas連銀Fisher総裁⇒Tapering開始を歓迎。
          2倍のペースが望ましい。
  ・St.Louis Bullard総裁⇒単月データの影響は軽微。
           Taperingは継続。
  ・Richmond連銀 Lacker総裁⇒今後も同様のtaperingを議論。
  ・12月CPI⇒+1.5%yoy。コアCPIは+1.7%。
  ・失業保険申請件数⇒1月11日の週は326千件と微減。
  ・Fed's Beige Book⇒全地域でModerate to Modestな景気拡大。
         全地域で製造業、不動産が拡大。
         異常寒波の影響は軽微。
         複数地域の複数セクターで雇用に逼迫間。
         三分の二の地域で雇用が改善。
 
 ②欧州 / スイス
  ・ECB⇒ Draghi総裁が"The Banker"により
   "Governor of the Year award for 2014"に選出。
  ・11月欧州圏鉱工業生産⇒+1.8%(予想+1.6%mom)。
        ・11月欧州圏貿易統計⇒eur160bioの黒字(予想を下回る)。
  ・スイス11月小売売上高⇒+4.2%(予想+2.3%yoy)。
  ・欧州圏12月CPI⇒+0.8%(unch)。
  ・独12月CPI⇒+0.4%,コア+1.4%(unch)。

 ③英国
  ・12月CPI⇒+2.0%(yoy)に減速(予想+2.1%)。
       コアCPIも+1.7%に減速(予想+1.8%)。
  ・12月小売売上高⇒+2.6%(予想+0.5%mom)。
          1996年以来で12月データの最高値。

 ④世銀
  ・2014年世界経済成長予測⇒+3.0%⇒+3.2%に引上げ。
  ・2015年世界経済成長予測⇒3.3%⇒3.4%に引上げ。

 ⑤豪州
  ・12月雇用統計⇒雇用者数▲22.6千人(予想+10.3千人)。
         Full Time▲31.6千人,Part Time +9千人。
         失業率は5.8%(unch)。
         Participationは64.8%⇒64.6%に低下。

2 金融市場

 ①株式市場 / 債券市場
  ・先週の雇用統計の影響は軽微か?
   株式市場、債券市場共に落ち着いた展開。
  ・週次ベースでDow+0.1%,S&P500▲0.2%,Nasdaq+0.5%。
  ・米10年債利回り2.82%(前週2.86%),30年債3.75%(前週3.8%)。

 ②商品市場
  ・厳冬要因で原油価格は1バレル$94.08(前週$92.71)。
  ・金価格も1オンス$1,253.43と堅調。

 ③為替市場
  ・米ドル反発。NFP後の下落を全戻し。
  ・雇用ショックは豪ドルへ。豪ドルも前週上昇分全戻し。
  ・英国ポンドは調整後に一段高。
  ・日本円は円高一服も小康状態。