2007年6月12日火曜日

Reunion after a long seperation.

今の私を形成しているのは、これまでに出会った全ての人々からのReflectionであるとよく思います。
数え切れないくらい多くの人々と出会い、別れ、そして再会してお互いの人生に参加しあってきました。
時間の長短、距離の遠近、親密さの濃淡などはありますが、遭遇した人々全てから気が付かないところで必ず何らかの影響を受けて来た事に気が付いてハッとする時があります。

米国在住時代の最後の2年間ほど私は定期的に日本のテレビ番組に出演していました。
 今考えても不思議なのですが、会社から内々に帰国の打診があり、少々動揺していた時に立て続けに何人もの旧友たちからE-mailやBloombergーmailが入ったことがありました。皆が一様に偶然テレビで私を見て涙が出るくらい懐かしくなって必死に連絡先を探してメールを入れたという内容でした。
 特にBloombergという端末は、名寄せで世界中の人々が検索出来るのでBloombergの使用を継続するような仕事(要するに金融市場関連業務ですね)に留まる限り、色々な人の近況を辿ることが出来るのです。(余談ですがMLB選手などの有名人の情報まで出ちゃいますよ)

私の米国行きを喜んでくれながら非常に寂しがってくれた人達。私が不精なせいもあって流石に10年を超えると徐々に付き合いが薄くなってしまった友人達から押し寄せたメールは、暫し私をタイムスリップさせて昔の思い出に浸らせるとともに、帰国と言う現実を受け入れる準備をさせてくれたことは間違いありません。

番組に出演するようになってから既に2年ほど経過していた時期ですので、なぜあのタイミングで旧友たちからあのようなメールが押し寄せたのかは今考えても不思議で仕方ありませんが、私は神様の演出であり、抗うべきではない流れが出来ていると判断して身を任せることに決めたのでした。

今週から来週にかけては、そんな旧友達との再会がたくさん予定されており、月曜日の晩はその第一弾でした。

本当に楽しい会でした。予想以上に人が集まってくれて懐かしさ爆発と言う感じで最初から大いに盛り上がりました。立場的には時として利害が対立するポジションで仕事をしていた人間同士も顔をあわせたのですが、やはりお互いに必死で駆け抜けたペーペーの時期を共有したと言う連帯感も強く、まさに立場を超越したReunionとなりました。

お互いのその後の人生について色々な事を話し合い、色々な発見やそれ以上に有意義な再発見がありました。

私はやはり自分の中の無意識な部分にこの人達がいると言う発見をしましたが、私自身が忘れてしまっているようなかつての私の言動に影響を受け続けていると言う人もいて、半分はお世辞にしても彼らの中にも自分が存在したのだと気付かれました。

生きると言うことは、こういうことでもあるのか・・・・・

そんな想いとともに、神様のマスタープランの中で再びそうした仲間達とReuniteした日本での生活に少々希望が持てた気がする夜でした。

何か面白いことを考えようという野心が蘇ってきました。