2007年6月28日木曜日

Arrived in NY under thunder storm.

無事にNYに到着しました。

予想通り飛行機はほぼ満席でしたが、極少ない空席の一つがなんと私の隣でしたのでちょっとラッキーだったと思います。

機内では2階の禁煙席でしたが、通路を挟んで左右に3席ずつという配置になっていて、私の席は左3席の一番通路側でした。窓際に若い女性、通路側に私、真ん中が空席と言う状態で離陸時間が近づくにつれて徐々に期待が膨らんできましたが、最後の最後に走り込むように一人の乗客が入ってきたので覚悟を決めたのですが、この人が2階席のもう一つの空席に座るのを見て安堵の胸をなでおろしました。

通路側のシートは前の座席の下の荷物を置けるスペースが小さかったので、私は窓際の女性に断った上で中央座席の前方シートの下に私の機内持ち込み荷物を滑り込ませました。
 その際に私が真ん中の空席を指差して、「ちょっとラッキーかもしれませんね」と言うと、窓際の女性も「はい!」と満面の笑みを見せながらガッツポーズを作っていました。

私は早速読書を始めましたが、エコノミークラスにはシートが狭いという事に加えて通路が狭いと言う問題があることに直ぐに気がつきました。中央座席が空席になった事で前者の問題は消滅したのですが後者は最後まで私を悩ませました。
 通路を通る人々がショルダーバッグなどを持っているとかなりの確率でそれが私の側頭部を直撃しましたし、成人が半身になって通るのがやっとという程度の通路なので普通に歩かれると冗談ではなく女性の骨盤などが私のこめかみを直撃することもありました。

一番困ったのはベテランと思われる私よりも年長なくらいのスチュワーデスさんでした。土俵入りでもするのかという下半身の彼女が、通路を通る度に私は被害にあい、特に通路の反対側の乗客に食事や飲み物をサーブする時に彼女がかがむと、こちら側に出っ張る格好となる彼女の臀部が私の顔を直撃するのでした。一度思わず”うわ~”と声が出てしまったほどです。

どういう訳か世の中相性の悪い人と妙に縁が有ることもあり、私が読書用のライトのSwitchを探して色々ボタンを押していたらその中にサービスリクェストのボタンがあったようで突然暗がりからこの女性が現われたりもしたのですが、復路の成田行きの便にもこの人がいたらどうしようなんて思ってしまいました。

JFK空港からは、YellowCabでManhatanのGrandCentral駅まで来ましたが、NY市内までは一律45ドルのところを69ドル請求されるという手荒い歓迎もありましたが、それが手厚い歓待に思えるくらい懐かしさがこみ上げてきました。

その後電車とタクシーで郊外の自宅に着いて、ドアを開けて家族と対面しましたが、今週は東海岸に熱波が到来しており・・・・・既にエアコンを取り外した家の中で子供は上半身裸で遊んでおり、妻は汗だくで必死に引越し準備をしていました。

それにしても異様な熱波だと思っていたら、程なくかなりの雷雨となり、一部の地区では洪水被害が出るなどのStormとなってしまいました。テレビでは、NY郊外の多くの地域でも大木の倒壊や停電なども発生していたようです。

CT州やNY郊外では、かつては真夏でも窓を開ければ過ごしやすいという程度で、暖炉やヒーターはあっても冷房などとは無縁だったのですが、この数十年でかなり状況が変わってきたようです。

地球温暖化や気候変動という問題に改めて思いを馳せる最初の夜でした。