2008年1月2日水曜日

In the beginning, there must be ..............

In the beginning, there was the word. 最初に言葉があった。

昨日これに関する考察を書きましたが、私の中には本件とは切っても切り離せないある言葉があり、両者はいつもセットで私の脳裏に焼き付いています。

Genius is one percent inspiration and ninety-nine percent perspiration.

これは言わずと知れた Thomas A. Edisonの言葉であり、通常は"天才とは1%のひらめきと99%の汗である" という意味で知られています。彼の多くの発明などの偉業の裏にあったのは実はひらめきは1%程度であとの99%は挫折や多くの失敗の繰り返しなどの泥臭い作業だったという意味で認識されているのですが、私もそのように認識していました。

ところが、実際にはこの言葉を残したThomas Edisonが言いたかったことは別のところにあり、彼の言葉は、地道な努力を美徳とする解釈を与えられて一人歩きしてしまったというのが真相のようなのです。ある意味では、この名言はAccidentallyに誕生したと言う事が言えます。

晩年のThomas A.Edison本人の述懐するところによれば、彼が言いたかったことは全く反対の事であり、Inspiration(閃き)に基づかないPerspiration(汗、努力)には意味が無いという意味であったそうです。

つまり、後世の我々は彼の言葉の後半である"99%は努力"という部分に焦点を当てて解釈していますが、この名言の生みの親であるEdison博士は、前半の"1%のひらめき"と言う部分を強調する積りであったということです。

大袈裟に思われるかもしれませんが、このエピソードは私の心に突き刺さりました。そして私はそれ以来繰り返し心の中でEdisonの言葉と旧約聖書の言葉を重ね合わせて考えてしまうのです。

聖書は最初に言葉がありきと言い、発明王Edisonは最初に閃きがあるべきだと言っているのです。Wordがあって、Worldが誕生し、InspirationをベースにPerspirationが蓄積・継続されるべきだと言う事なのですが、私は非常に強い感銘を受けてしまいます。

これらを重ねて考えて見ると我々の投資行動でもあれだこれだと汗をかいて時にはのた打ち回る前にそれらの前提となる大局観があるべきだと言えるし、組織であれば現場が汗をかく前提に経営ビジョンがあってトップはそれを明確に語るべきであると言う解釈も出来ます。戦略あっての戦術であるという事にもなりますがこの部分は今後も掘り下げましょう。

大きな潮流を把握する努力を継続し、マスタープランとサブシナリオのバランスを取りながら潮目の転換点では果敢なExposure を取る事を躊躇しない事。このテーマを意識し続けて生きたいと思います。

Inspired word could make a better world and more meaningful perspiration.

Inspired wordを語るのを預言者だとすれば(注意 預言者と予言者の違いはわかりますか?)、預言者⇒英語でprophet⇒発音はprofitと同じ・・・・・というのは偶然でしょうか。

う~む・・・・・マンダム。