国内でもよくガソリン価格の値上げなどがニュースになりますが、本当に食料、エネルギー、資源価格の上昇は我々庶民の生活を直撃しています。
値段が上がるだけではなく、そもそも供給が絞られて入手自体が困難という状況も生じている事を4月30日にこのブログにも書きましたが、首を傾げざるを得ない事象が各地で色々と報告されています。
(http://eternallighthouse.blogspot.com/2008/04/nation-of-inflation-and-ration.html)
最近目に留まったものではこういうのがありました。
ペニーと呼ばれる1セント硬貨ですが、これを作るのに1.26セント掛かるようになってしまいました。同様に5セント硬貨は鋳造に実に7.7セントも掛かるようになってしまいました。原材料となる銅とニッケルの価格がこの5年で3倍、亜鉛の価格が2倍ということでは無理も無いのかもしれません。
1セント作るのに0.26セントが消え、5セントを作るのに2.7セントが消えると言う状況下で年間闇に消えて行く価値が100mioドルという試算もあるそうです。
これって・・・10円玉など日本の硬貨でも状況は変わらないのではないかと思いますがどうなのでしょうか?
ところがマイナス面が圧倒的に多い中で予想外の効果も出ています。
米国では多くの地区で犯罪の犯人検挙率が大きく上昇しているそうです。$1000程度の情報提供料を当てにした”たれ込み”が急増しており、不法所持の武器の押収につながった場合にボーナスを出すような制度がある地域では不法所持の拳銃の押収が急増しているとか。
ま~1つくらいいい事がないとやってられないと言う気もしますので、犯罪検挙率が著しく低下して日本の警察は優秀だというのは幻想だったと言う事が明らかになってしまった日本でも懸賞金などをもっとアピールすれば治安が良くなるかもしれませんね。