2011年5月30日月曜日
Being cut from a different cloth.
(AP通信より)
21日にカナダで行われたWBCライトヘビー級タイトルマッチで米国のBernard HopkinsがカナダのJean Pascalを明確なUnanimous Decisionで下して世界王者を奪取しました。
何が凄いかと言えば・・・この人46歳なんですね。
1994年にGeorge ForemanがMichael Moorerを電撃逆転KOで屠って打ち立てた最年長世界王者記録を6ヶ月更新しました。
私はBoxingを中心に多くの格闘技を見ていますが、これは快挙中の快挙だと思います。
それにしてもこの選手、とても不思議です。
I am cut from a different cloth.=自分は本物である。
と試合後に彼も語っていますが、過去にFelix TrinidadやあのOscar Delahoya等のスター選手もも彼にKOで敗れており、従来から実力はピカ一なのですが、地味なイメージと前科もあるというダーティなイメージからむしろ悪役的な存在であり続けてきました。
ただ、私が考えるにはもう一つ彼が人気が出ない理由はズバリ試合がつまらないからに他ならないと思います。この選手は重要な試合で強い相手に勝つのですが試合内容は得てしてつまらないもので、この人が凄いパフォーマンスをすると言うよりは、この人とやると皆が実力が出せないという存在なのです。一言で言えば相手の持ち味を殺してしまう選手なのですね。野球でも剛速球も凄い変化球も無いのに何故か打たれない投手が時々いますが、あれに近いといえるでしょう。
不思議な不思議な選手なのですが、これはある意味で為替市場における日本円にも通じるところがあります。
円は人気通貨ではありません。日本の財政赤字、経済のファンダメンタルズ、政治基盤の脆弱性、超緩和的金融政策などを考えれば円安と言うシナリオのほうが断然描き易く、どうして円高になるのかと言う声は国内外から上がり続けています。
世の中に絶対評価と相対評価があるとすれば、通貨ペアとして売り買いされる為替市場は完全に相対評価の世界なのですが、多くの通貨が日本円との相性が悪くクロス円での円高傾向も中々払拭されません。
では円の強みは何かと言えば、失礼ながらBernard Hopkins選手同様に上手く説明出来ない事が多いと思います。Hopkins選手も特段スピードがあるわけでもなければパンチが強い訳ではないのです。でもやり難い・・・・兎に角スター選手達のハードパンチは空を切り、彼の強くは無いけど差し込むような独特のパンチは相手のガードの隙間から相手にダメージを与えたり、ボディを抉ったりするのです。
Hopkins選手は元々ミドル級の統一王者であり、ジョールイスの25回に次ぐ史上第二位の20回の連続防衛記録も持っていますが、46歳にしての新たな快挙は見事の一言に尽きます。
今年は特に震災の後は円安への転換を予想しているエコノミストが多い中で中々円高が反転の気配を見せてくれません。私もどこかで円安に振れると見ていましたが、中々そうならずに6月に突入する事になりました。
今回のHopkins選手の快挙は意外な円高の長期化や最高値更新の可能性を示唆するなんてことは・・・・無いでしょうか?
ラベル:
Boxing,
Editorial,
Elevator Pitch,
FX,
Market,
Recap and SnapShot,
Trading,
江戸いとリアル
Celebration of Life 2011.
昨年の9月12日の項でカブトムシの幼虫について触れています。
http://eternallighthouse.blogspot.com/2010/09/celebration-of-life-1.html
その後にすくすくと成長しこの土日にふと見ると一つ蛹になっていました。
感無量というか何か凄く不思議な気がします。もう5月末なのでそういう時期なのですね。
発見当初はこんなに小さかったのに。
ちょっと写真がピンボケですが、見事な蛹になりました!!
生命の健気さにちょっと感動してしまいました。
http://eternallighthouse.blogspot.com/2010/09/celebration-of-life-1.html
その後にすくすくと成長しこの土日にふと見ると一つ蛹になっていました。
感無量というか何か凄く不思議な気がします。もう5月末なのでそういう時期なのですね。
発見当初はこんなに小さかったのに。
ちょっと写真がピンボケですが、見事な蛹になりました!!
生命の健気さにちょっと感動してしまいました。
Metals and Currencies.
前項で書いた動きを確認してみましょう。
通貨についてはCHFとNZDの上昇ですね。共に対米ドルの日次チャートを付します。USDCHFの下落とNZDUSDの上昇と言う事になります。
ところで、数年ぶりという規模の調整をした貴金属の動きは落ち着いたのかと言うと微妙です。
先ずはGOLDですが、日次チャートのイメージでも調整は幅の50%~70%のBOX圏に来ている感じです。中期的な相場観がベアならここで売りと言う水準ですのでこのまま全戻しでもすると再び貴金属買いに火がつく可能性もあります。
一方で気になるのはSILVERですが、貴金属上昇相場の先頭走者であったSILVERはGOLDほどは戻っていません。これはチャートからも明らかですね。
これの意味するところは多々考えられますが、一つの見方としては多くの人が注目するようになっているGOLD/SILVER RATIOという意味で訳せば銀建ての金価格は依然として調整中ということは指摘できます。RISK-ON相場の中ではこの比率はずっと下がってきていたのですが、今は上昇していると言う事ですね。
それが意味するところは、所詮ユーロの反発なども一時的だということではないかと思っているのですが、いずれにしても今週以降の動きを注目していく必要があります。
Big Pictureとしては中国を筆頭とした新興国の時代が続くのか、遂に新興国まで失速を始めるのかと言うシナリオがあると思うのですが、所謂先進国の失速と新興国の勃興を切り離して考えるDecoupling理論の是非が今再び焦点を浴び始めていると言う状況だと認識しています。
通貨についてはCHFとNZDの上昇ですね。共に対米ドルの日次チャートを付します。USDCHFの下落とNZDUSDの上昇と言う事になります。
USDCHF DAILY |
NZDUSD DAILY |
ところで、数年ぶりという規模の調整をした貴金属の動きは落ち着いたのかと言うと微妙です。
先ずはGOLDですが、日次チャートのイメージでも調整は幅の50%~70%のBOX圏に来ている感じです。中期的な相場観がベアならここで売りと言う水準ですのでこのまま全戻しでもすると再び貴金属買いに火がつく可能性もあります。
GOLD DAILY |
一方で気になるのはSILVERですが、貴金属上昇相場の先頭走者であったSILVERはGOLDほどは戻っていません。これはチャートからも明らかですね。
これの意味するところは多々考えられますが、一つの見方としては多くの人が注目するようになっているGOLD/SILVER RATIOという意味で訳せば銀建ての金価格は依然として調整中ということは指摘できます。RISK-ON相場の中ではこの比率はずっと下がってきていたのですが、今は上昇していると言う事ですね。
SILVER DAILY |
それが意味するところは、所詮ユーロの反発なども一時的だということではないかと思っているのですが、いずれにしても今週以降の動きを注目していく必要があります。
Big Pictureとしては中国を筆頭とした新興国の時代が続くのか、遂に新興国まで失速を始めるのかと言うシナリオがあると思うのですが、所謂先進国の失速と新興国の勃興を切り離して考えるDecoupling理論の是非が今再び焦点を浴び始めていると言う状況だと認識しています。
Top FX Movers Last Week.
先週は前週までとは違ったパターンだったという印象です。
リスク回避方向がベーストレンドとなり始める中で前週までは週前半は調整的な動きが中心となり、後半は結局リスク回避方向の動きが席捲して終わると言う展開が目立ちました。それが先週は週前半からユーロ売りなどが進行した後、後半から特に終盤にかけて大きく戻して終わると言う展開になっています。
そして付記するべきはCHFとNZDの躍進と言う事になるのでしょう。
CHFの上昇の背景はKOFなどの指標が強かった事に加えてIMF首脳による絶賛発言=スイスの財政状況が先進国では例外的に良好な状況にあり、同国の政策金利における緩和的水準も解除に向かう=と言う材料がありました。先週はEURが対ドル、対円で反発していますが、そのEURも対CHFでは新安値を更新する展開になっています。
NZDのばく進とも言える動きは、中国の同国に対する大規模投資の計画が明らかになった事にあります。中国の政府系運用期間によるNZDで6bioにも及ぶ投資計画は実に中国の外貨準備の1.5%にも該当する規模であり、国債から不動産、酪農事業にまでをも投資対象とするというのですから凄い事です。中国はニュージーランドの隣の豪州でも鉱山資源などに多大な投資をしていますが、ニュージーランドへのよりオーガニックな投資も平行させる方針は地政学的にも南半球への橋頭堡を強化する戦略なのではないでしょうか。
そもそも先週末にかけてのユーロの反発に関しても中国のユーロ圏復興支援の資金面でのコミットメントの再表明と言う材料もあったわけですので改めて中国のパワーを見せ付けられるような思いです。
と言う事でいつものランキングはこんな結果になっています。
通貨ペア 先週終値 前週終値 値幅(pips) 変動(%)
①CADCHF↓0.8689 0.9002 -313 -3.60%
②USDCHF↓0.8487 0.8769 -282 -3.32%
③EURNZD↓1.7206 1.7776 -570 -3.31%
④NZDCAD↑0.7988 0.7740 +248 +3.10%
⑤GBPNZD↓1.9797 2.0382 -585 -2.95%
⑥AUDCHF↓0.9084 0.9348 -264 -2.91%
⑦NZDUSD↑0.8186 0.7952 +234 +2.86%
⑧AUDNZD↓1.3060 1.3391 -331 -2.53%
⑨EURCHF↓1.2152 1.2422 -270 -2.22%
⑩CHFJPY↑ 95.14 93.09 +205 +2.15%
冒頭でまとめた通りですが、上昇しているのはCHF5回,NZD5回となっています。この2通貨の上昇の対価で下落したのはCAD2回,USD2回,EUR2回,AUD2回でGBPとJPYが一度ずつでした。
今週は週初がロンドンとニューヨークが休場ですので火曜日からの動きに注目していきましょう。週末のユーロの戻しなども月曜日の主要市場の休場と無関係ではないでしょうし今週のフォローの有無が短期的にも大きなポイントになるでしょう。
リスク回避方向がベーストレンドとなり始める中で前週までは週前半は調整的な動きが中心となり、後半は結局リスク回避方向の動きが席捲して終わると言う展開が目立ちました。それが先週は週前半からユーロ売りなどが進行した後、後半から特に終盤にかけて大きく戻して終わると言う展開になっています。
そして付記するべきはCHFとNZDの躍進と言う事になるのでしょう。
CHFの上昇の背景はKOFなどの指標が強かった事に加えてIMF首脳による絶賛発言=スイスの財政状況が先進国では例外的に良好な状況にあり、同国の政策金利における緩和的水準も解除に向かう=と言う材料がありました。先週はEURが対ドル、対円で反発していますが、そのEURも対CHFでは新安値を更新する展開になっています。
NZDのばく進とも言える動きは、中国の同国に対する大規模投資の計画が明らかになった事にあります。中国の政府系運用期間によるNZDで6bioにも及ぶ投資計画は実に中国の外貨準備の1.5%にも該当する規模であり、国債から不動産、酪農事業にまでをも投資対象とするというのですから凄い事です。中国はニュージーランドの隣の豪州でも鉱山資源などに多大な投資をしていますが、ニュージーランドへのよりオーガニックな投資も平行させる方針は地政学的にも南半球への橋頭堡を強化する戦略なのではないでしょうか。
そもそも先週末にかけてのユーロの反発に関しても中国のユーロ圏復興支援の資金面でのコミットメントの再表明と言う材料もあったわけですので改めて中国のパワーを見せ付けられるような思いです。
と言う事でいつものランキングはこんな結果になっています。
通貨ペア 先週終値 前週終値 値幅(pips) 変動(%)
①CADCHF↓0.8689 0.9002 -313 -3.60%
②USDCHF↓0.8487 0.8769 -282 -3.32%
③EURNZD↓1.7206 1.7776 -570 -3.31%
④NZDCAD↑0.7988 0.7740 +248 +3.10%
⑤GBPNZD↓1.9797 2.0382 -585 -2.95%
⑥AUDCHF↓0.9084 0.9348 -264 -2.91%
⑦NZDUSD↑0.8186 0.7952 +234 +2.86%
⑧AUDNZD↓1.3060 1.3391 -331 -2.53%
⑨EURCHF↓1.2152 1.2422 -270 -2.22%
⑩CHFJPY↑ 95.14 93.09 +205 +2.15%
冒頭でまとめた通りですが、上昇しているのはCHF5回,NZD5回となっています。この2通貨の上昇の対価で下落したのはCAD2回,USD2回,EUR2回,AUD2回でGBPとJPYが一度ずつでした。
今週は週初がロンドンとニューヨークが休場ですので火曜日からの動きに注目していきましょう。週末のユーロの戻しなども月曜日の主要市場の休場と無関係ではないでしょうし今週のフォローの有無が短期的にも大きなポイントになるでしょう。
2011年5月23日月曜日
Just a second.
Insiderと言っても良い確かな情報ソースによれば、パキスタン郊外でビンラディンを仕留めた米軍特殊部隊は、日本からの帰途だったようです。
帰途と言う表現が適切かどうかはわかりませんが、東日本大震災後に我々を感動させたオペレーション”トモダチ”で日本近海に駐留していた米軍の一部が福島第一原発が最悪の事態は防げると言う目処が立ったところで任務を終了して日本を離れた後に向かったのがパキスタンであったということです。
ちょっと驚きました。そしてあらぬ事を考えてしまいました。元々この部隊は最終的にビンラディン襲撃を想定していたのではないか。震災後に原発危機に直面している盟友日本をサポートするために米軍が特殊部隊まで日本に送り出す事は十分に理解できる事なので敵を警戒させずに部隊を動かせると言う計算もあったのではないか。そんな事を考えてしまいました。
真相はどうであれ、また少なからぬ人が「これは合法的殺人ではないか」などと批判的な意見を述べようが、私個人的には仕方のない事だったと受け止めています。
報復合戦のような最悪の事態を防ぐべきである事は全く同じ意見ですが、やはり2001年の9月11日に家族や友人達を奪われた人々にとっては彼を生かしておくことは泣き寝入りに近い屈辱であったはずです。
以前も書いたように私自身がワールドトレードセンターで被災して生き延びている人間なのでバイアスが掛かった意見しかもてない事は承知していますが、私は今回の米国の決断を支持します。
しかし改めて考えて見ると、ビンラディンにとってはあの行為を含む一連のテロ行為が正義であったのでしょうし、一方で米国は彼を仕留める事、2001年の仇をとる事こそが正義であった訳です。
このような正義の刹那制を考慮すると世界を善と悪の二分論で見る事は不可能になりますが、この善悪の価値観の押し付け合いがグローバル化推進とそれに対するアンチテーゼであるわけですね。
2001年に米国のワールドトレードセンターや国防省がやられた時に新聞記事を見た中東の人々が通りに出てきて老若男女が狂喜の乱舞状態に踊り狂う姿を見た時には本当に悲しくなりましたが、今回ホワイトハウスやグランドゼロでのお祭り騒ぎには私としても自重して欲しいという気持ちになりました。これは日本人的な感覚なのかもしれませんが。
正義の刹那制は今後も意識していきたいと思います。
Just a second, what is just? Can we second that....?
オペレーション”トモダチ”もビンラディンへの報復も一つの正義の中にあるのです。世の中は本当に複雑です。
帰途と言う表現が適切かどうかはわかりませんが、東日本大震災後に我々を感動させたオペレーション”トモダチ”で日本近海に駐留していた米軍の一部が福島第一原発が最悪の事態は防げると言う目処が立ったところで任務を終了して日本を離れた後に向かったのがパキスタンであったということです。
ちょっと驚きました。そしてあらぬ事を考えてしまいました。元々この部隊は最終的にビンラディン襲撃を想定していたのではないか。震災後に原発危機に直面している盟友日本をサポートするために米軍が特殊部隊まで日本に送り出す事は十分に理解できる事なので敵を警戒させずに部隊を動かせると言う計算もあったのではないか。そんな事を考えてしまいました。
真相はどうであれ、また少なからぬ人が「これは合法的殺人ではないか」などと批判的な意見を述べようが、私個人的には仕方のない事だったと受け止めています。
報復合戦のような最悪の事態を防ぐべきである事は全く同じ意見ですが、やはり2001年の9月11日に家族や友人達を奪われた人々にとっては彼を生かしておくことは泣き寝入りに近い屈辱であったはずです。
以前も書いたように私自身がワールドトレードセンターで被災して生き延びている人間なのでバイアスが掛かった意見しかもてない事は承知していますが、私は今回の米国の決断を支持します。
しかし改めて考えて見ると、ビンラディンにとってはあの行為を含む一連のテロ行為が正義であったのでしょうし、一方で米国は彼を仕留める事、2001年の仇をとる事こそが正義であった訳です。
このような正義の刹那制を考慮すると世界を善と悪の二分論で見る事は不可能になりますが、この善悪の価値観の押し付け合いがグローバル化推進とそれに対するアンチテーゼであるわけですね。
2001年に米国のワールドトレードセンターや国防省がやられた時に新聞記事を見た中東の人々が通りに出てきて老若男女が狂喜の乱舞状態に踊り狂う姿を見た時には本当に悲しくなりましたが、今回ホワイトハウスやグランドゼロでのお祭り騒ぎには私としても自重して欲しいという気持ちになりました。これは日本人的な感覚なのかもしれませんが。
正義の刹那制は今後も意識していきたいと思います。
Just a second, what is just? Can we second that....?
オペレーション”トモダチ”もビンラディンへの報復も一つの正義の中にあるのです。世の中は本当に複雑です。
DSK=ドスケベ?
Dominique Strauss- Kahn氏はDSKと呼ばれる事も多く特に母国フランスではこの呼び方が普通との事ですがIMFの専務理事且つご意見番という感じだった彼がマンハッタンのホテルで女性従業員に対する性的暴行容疑で逮捕された事には大いに驚きました。
次期大統領選への意欲を表明していた同氏はメディアの人気投票などで原色のサルコジ大統領を大きく上回る事も多かったそうでフランス国内をはじめとしてサルコジ氏が黒幕として仕組んだ罠だったのではないかとの憶測も根強いようです。
ただ、罠にしてはあまりにも幼稚というか・・・・仕掛ける方も、まんまと引っかかる方もいい加減にしてよと言うレベルの話ではありますね。
確かソフィテルというホテルはヨーロッパ風の比較的最近出来たホテルだったような気がしますが、やはりそういうところの女性従業員はレベルが違うのでしょうか。あまりマンハッタンのホテルと美人女性従業員という組合せがピンと来ないような気がしています(失礼!)。
また同氏は過去にもセクハラや愛人だった女性の昇進に便宜を図るなどの前科もあるのでプレイボーイで知られるサルコジ氏同様にさすがフランス人という感じなのかもしれませんね。
最近はビンラディン氏の隠れ家からポルノグラフィのコレクションが出てきたり、カリフォルニア州知事だったアーノルドシュワルツネッガー氏も愛人+隠し子を告白して夫人と離別したりと男の弱さのようなものを感じる話が多いようです。
大統領になれる可能性も高かったと言うのに、好事魔多しというか世の中何時何があるかわからないものですね。
次期大統領選への意欲を表明していた同氏はメディアの人気投票などで原色のサルコジ大統領を大きく上回る事も多かったそうでフランス国内をはじめとしてサルコジ氏が黒幕として仕組んだ罠だったのではないかとの憶測も根強いようです。
ただ、罠にしてはあまりにも幼稚というか・・・・仕掛ける方も、まんまと引っかかる方もいい加減にしてよと言うレベルの話ではありますね。
確かソフィテルというホテルはヨーロッパ風の比較的最近出来たホテルだったような気がしますが、やはりそういうところの女性従業員はレベルが違うのでしょうか。あまりマンハッタンのホテルと美人女性従業員という組合せがピンと来ないような気がしています(失礼!)。
また同氏は過去にもセクハラや愛人だった女性の昇進に便宜を図るなどの前科もあるのでプレイボーイで知られるサルコジ氏同様にさすがフランス人という感じなのかもしれませんね。
最近はビンラディン氏の隠れ家からポルノグラフィのコレクションが出てきたり、カリフォルニア州知事だったアーノルドシュワルツネッガー氏も愛人+隠し子を告白して夫人と離別したりと男の弱さのようなものを感じる話が多いようです。
大統領になれる可能性も高かったと言うのに、好事魔多しというか世の中何時何があるかわからないものですね。
2011年5月22日日曜日
Top FX Movers Last Week.
どうも最近は同じようなパターンが目立つような気がしますね。
週末にユーロや株が下落した後に翌週の前半には押し目買いが先行して相場が回復し、何となく安心感が漂う感じでオプション市場のVolatilityが下落するのですが後半から特に終盤にかけて結局はリスク回避的なバイアスが復活して相場が反落するという展開がパターン化してきました。
先週も序盤は前週の戻しと欧州のソブリン問題に対する改善期待からユーロが戻す展開となりましたが、週末にFitchがギリシャの格付けを一気に3段階引き下げた事から市場が目を覚ましたようにユーロ売りに走って越週しています。
今回のBB+⇒B+と言う下げ方も結構エグイと思うのですが、これは投資適格グレードの4段階下になります。更にノルウェイ、アイスランド、リヒテンシュタインが既にギリシャに渡された援助資金が適正に使用されているかどうかが不透明であるとして追加の援助スキームへの出資をサスペンドするという意向を表明した事で一旦ユーロが反発するシナリオはかなり苦しくなったと思います。
では、先週の主要通貨ペアの動きを整理してみます。
通貨ペア 先週終値 前週終値 変動幅(pips) 変動率
①CHFJPY↑ 93.09 90.45 +264 +2.84%
②CADCHF↓0.9002 0.9208 -206 -2.29%
③NZDJPY↑ 64.95 63.53 +142 +2.19%
④AUDJPY↑ 87.10 85.39 +171 +1.96%
⑤USDCHF↓0.8769 0.8924 -155 -1.77%
⑥NZDCAD↑0.7740 0.7618 +122 +1.58%
⑦GBPCHF↓1.4238 1.4454 -216 -1.52%
⑧EURCHF↓1.2422 1.2601 -179 -1.44%
⑨EURJPY↑ 115.65 114.01 +164 +1.42%
⑩AUDCAD↑1.0376 1.0229 +147 +1.42%
上昇サイドでの登場回数はCHF5回,NZD2回,AUD2回でEURが1回でした。
下落サイドはJPY4回,CAD3回,USD,GBP,EURが1回ずつになっています。
ここで目を引くのが円の弱さですね。ドル円は今ひとつの状況が続いていますが特に週の前半にクロス円が大きく上昇しました。勢いは無いのですが持続的な円安でしたので週が変わってどうなるかに注目しています。
今週は週末の材料でユーロ下落が週初から走るのかどうか、そして目立たないけど終わってみれば円安と言う流れが続くのかどうかに注目していきましょう。
週末にユーロや株が下落した後に翌週の前半には押し目買いが先行して相場が回復し、何となく安心感が漂う感じでオプション市場のVolatilityが下落するのですが後半から特に終盤にかけて結局はリスク回避的なバイアスが復活して相場が反落するという展開がパターン化してきました。
先週も序盤は前週の戻しと欧州のソブリン問題に対する改善期待からユーロが戻す展開となりましたが、週末にFitchがギリシャの格付けを一気に3段階引き下げた事から市場が目を覚ましたようにユーロ売りに走って越週しています。
今回のBB+⇒B+と言う下げ方も結構エグイと思うのですが、これは投資適格グレードの4段階下になります。更にノルウェイ、アイスランド、リヒテンシュタインが既にギリシャに渡された援助資金が適正に使用されているかどうかが不透明であるとして追加の援助スキームへの出資をサスペンドするという意向を表明した事で一旦ユーロが反発するシナリオはかなり苦しくなったと思います。
では、先週の主要通貨ペアの動きを整理してみます。
通貨ペア 先週終値 前週終値 変動幅(pips) 変動率
①CHFJPY↑ 93.09 90.45 +264 +2.84%
②CADCHF↓0.9002 0.9208 -206 -2.29%
③NZDJPY↑ 64.95 63.53 +142 +2.19%
④AUDJPY↑ 87.10 85.39 +171 +1.96%
⑤USDCHF↓0.8769 0.8924 -155 -1.77%
⑥NZDCAD↑0.7740 0.7618 +122 +1.58%
⑦GBPCHF↓1.4238 1.4454 -216 -1.52%
⑧EURCHF↓1.2422 1.2601 -179 -1.44%
⑨EURJPY↑ 115.65 114.01 +164 +1.42%
⑩AUDCAD↑1.0376 1.0229 +147 +1.42%
上昇サイドでの登場回数はCHF5回,NZD2回,AUD2回でEURが1回でした。
下落サイドはJPY4回,CAD3回,USD,GBP,EURが1回ずつになっています。
ここで目を引くのが円の弱さですね。ドル円は今ひとつの状況が続いていますが特に週の前半にクロス円が大きく上昇しました。勢いは無いのですが持続的な円安でしたので週が変わってどうなるかに注目しています。
今週は週末の材料でユーロ下落が週初から走るのかどうか、そして目立たないけど終わってみれば円安と言う流れが続くのかどうかに注目していきましょう。
2011年5月16日月曜日
Top FX Movers Last Week.
後ろの百太郎の影に怯えながら作業しております。同様の経験をした方々からメールも頂きましたが不埒な世の中の動向については、また改めて考えてみたいと思います。
先週は前半はリスク資産市場の反発が先行しましたが、後半に株式市場、商品市場、為替市場とリスク回避バイアスが再台頭してVolatilityが上昇、米ドル、日本円が上昇する展開でした。
5月10日時点の最新のCFTC(シカゴ先物市場)の建て玉を見ても米ドルのショートポジションは$35bio⇒$27.7bioと大幅に減少しており、中でも日本円のポジションが6週間振りにロング転しています。ユーロのロングは40%減少、英国ポンドのロングは42%減少、豪ドルも21%、カナダドルも32%ロングポジションが減少しました。
欧州についてはECBの利上げバイアスが後退し、周縁国のソブリン問題に焦点が回帰しており、英国でも利上げ観測が後退しています。ドルと円の復権の継続性に注目しつつ先週の通貨変動を見てみましょう。
通貨ペア 先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)
①USDCHF↑0.8924 0.8776 +148 +1.66%
②CHFJPY↓ 90.45 91.70 -125 -1.38%
③EURUSD↓1.4117 1.4311 -194 -1.37%
④CADCHF↑0.9208 0.9086 +122 +1.32%
⑤EURCAD↓1.3666 1.3831 -165 -1.21%
⑥AUDUSD↓1.0570 1.0696 -126 -1.19%
⑦EURJPY↓114.01 115.36 -135 -1.18%
⑧NZDCHF↑0.7020 0.6940 +80 +1.14%
⑨AUDCAD↓1.0229 1.0335 -106 -1.04%
⑩GBPUSD↓1.6195 1.6362 -167 -1.03%
上昇サイドでの登場回数はUSD4回,JPY2回,CAD3回,NZDが1回となっています。USDとCADという北米通貨の上昇が10ペアのうちの7ペアを占めているのは凄い事です。円も気を吐いていますね。
下落サイドではCHF4回,EUR3回,AUD2回,GBPが1回です。EUR,GBP,CHFと欧州通貨が揃い踏みしていますが、CHFは安全資産として買われても良いような気がするのですが相場とは難しいものです。CHFは世界中がロングにしてしまっているのでドル反発で巻き戻しが入りやすかったと言う事でしょうか。AUDも小反発を繰り返しながら暫く下向きになりそうですね。
日本人のリテールポジションは圧倒的にAUD円の買いから入る傾向が強いのですが、個々から暫くの間は押し目で買えたなら反発局面では確実に利益確定をしておくべきでしょう。
振幅はあるでしょうが、米ドルの反発期間は数ヶ月規模になると見ています。
先週は前半はリスク資産市場の反発が先行しましたが、後半に株式市場、商品市場、為替市場とリスク回避バイアスが再台頭してVolatilityが上昇、米ドル、日本円が上昇する展開でした。
5月10日時点の最新のCFTC(シカゴ先物市場)の建て玉を見ても米ドルのショートポジションは$35bio⇒$27.7bioと大幅に減少しており、中でも日本円のポジションが6週間振りにロング転しています。ユーロのロングは40%減少、英国ポンドのロングは42%減少、豪ドルも21%、カナダドルも32%ロングポジションが減少しました。
欧州についてはECBの利上げバイアスが後退し、周縁国のソブリン問題に焦点が回帰しており、英国でも利上げ観測が後退しています。ドルと円の復権の継続性に注目しつつ先週の通貨変動を見てみましょう。
通貨ペア 先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)
①USDCHF↑0.8924 0.8776 +148 +1.66%
②CHFJPY↓ 90.45 91.70 -125 -1.38%
③EURUSD↓1.4117 1.4311 -194 -1.37%
④CADCHF↑0.9208 0.9086 +122 +1.32%
⑤EURCAD↓1.3666 1.3831 -165 -1.21%
⑥AUDUSD↓1.0570 1.0696 -126 -1.19%
⑦EURJPY↓114.01 115.36 -135 -1.18%
⑧NZDCHF↑0.7020 0.6940 +80 +1.14%
⑨AUDCAD↓1.0229 1.0335 -106 -1.04%
⑩GBPUSD↓1.6195 1.6362 -167 -1.03%
上昇サイドでの登場回数はUSD4回,JPY2回,CAD3回,NZDが1回となっています。USDとCADという北米通貨の上昇が10ペアのうちの7ペアを占めているのは凄い事です。円も気を吐いていますね。
下落サイドではCHF4回,EUR3回,AUD2回,GBPが1回です。EUR,GBP,CHFと欧州通貨が揃い踏みしていますが、CHFは安全資産として買われても良いような気がするのですが相場とは難しいものです。CHFは世界中がロングにしてしまっているのでドル反発で巻き戻しが入りやすかったと言う事でしょうか。AUDも小反発を繰り返しながら暫く下向きになりそうですね。
日本人のリテールポジションは圧倒的にAUD円の買いから入る傾向が強いのですが、個々から暫くの間は押し目で買えたなら反発局面では確実に利益確定をしておくべきでしょう。
振幅はあるでしょうが、米ドルの反発期間は数ヶ月規模になると見ています。
2011年5月9日月曜日
うしろの百太郎?
こういう事が起こるのか・・・・という感じなのですが、どうもPCがやられてしまいました。
誰かが(あるいはプログラムか・・)何かをしているようで自室のPCの設定が勝手に変わり続けており、動きを確認・監視しようとしたらタスクマネージャーが無効になっていました。
Task Manager has been disabled by your administrator.
と出るのですがいろいろ調べて強制的に復活させたりしていますが、今度は何をやっても異様に動かないという状況が続いており、流石に一旦戦線を撤退することにしました。
調査過程では、タスクマネージャーの復活は出来ても自分が認識していないのに無効になっていたのならほぼ間違いなくウィルス感染を疑いなさいとなっていました。
うしろの百太郎・・という昔流行っていた少し怖い漫画を思い出しました。自分のPCに誰かがアドミニストレーター格で同居しているようなので・・・
これは別のPCで書いているのですが、ちょっと困りました・・・・
誰かが(あるいはプログラムか・・)何かをしているようで自室のPCの設定が勝手に変わり続けており、動きを確認・監視しようとしたらタスクマネージャーが無効になっていました。
Task Manager has been disabled by your administrator.
と出るのですがいろいろ調べて強制的に復活させたりしていますが、今度は何をやっても異様に動かないという状況が続いており、流石に一旦戦線を撤退することにしました。
調査過程では、タスクマネージャーの復活は出来ても自分が認識していないのに無効になっていたのならほぼ間違いなくウィルス感染を疑いなさいとなっていました。
うしろの百太郎・・という昔流行っていた少し怖い漫画を思い出しました。自分のPCに誰かがアドミニストレーター格で同居しているようなので・・・
これは別のPCで書いているのですが、ちょっと困りました・・・・
2011年5月8日日曜日
Top FX Movers Last Week.
欧米のイースターから日本の黄金週間に跨り、最後に米雇用統計というイベントもあった先週の金融市場ではマグマが噴出すような大調整がありました。
貴金属を初めとした商品市場や株式市場では調整が調整を呼ぶ暴風雨が吹き荒れる中で為替市場ではドルと円が大きく反発しています。
商品市場の調整がAUDやNZDを蝕み、木曜日のECBで"Strong Vigilance"という利上げの露払い役を果たしてきた文言が抜け落ちていた事でEURが転覆。円高についても野田大臣から足元の円高は3月の協調介入の時とは状況が違うという発言が出た事で一気に80円割れを演出する展開となりました。
週末には米雇用統計が強めと解釈出来る内容だったことやこのタイミングでギリシャが統合欧州からの離脱を検討しているとの報道などでEURが続落していますが、円高のトーンは一服しておりドル円は80円台後半での越週となっています。
以上、整理するとこういう感じでした。
通貨ペア 先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)
①EURUSD ↓ 1.4312 1.4802 -490 -3.42%
②AUDJPY↓ 86.19 88.94 -275 -3.19%
③NZDJPY↓ 63.66 65.67 -201 -3.16%
④CADJPY↓ 83.38 85.85 -247 -2.96%
⑤GBPJPY↓ 131.88 135.57 -369 -2.80%
⑥AUDUSD↓ 1.0696 1.0966 -270 -2.52%
⑦NZDUSD↓ 0.7896 0.8092 -196 -2.48%
⑧CHFJPY↓ 91.70 93.77 -207 -2.26%
⑨USDCAD↑0.9660 0.9444 +216 +2.24%
⑩GBPUSD↓1.6362 1.6704 -342 -2.09%
変動の大きかった10ペアはUSDの上昇と円の上昇が5回ずつとなっており、この2通貨両方に対して大きく下落したのがAUD,NZD,CAD,GBPで対USD,対JPYで2度ずつ登場しており、その他はEURが対USD,CHFが対JPYで一度ずつとなっています。
広範な資産市場の取り崩しとなった事で総合的には資源国通貨のダメージが欧州通貨よりも目立つ格好です。個人的にはEURなどの下落を注目してしまいがちなのですが総合的にはAUD等のほうが下落が大きいのですね。CHFJPYがこれだけ下落するのも久し振りだと思います。
やっちゃった感の漂う週末となっていますが、今週もかなりのVolatilityになるのではないでしょうか。
貴金属を初めとした商品市場や株式市場では調整が調整を呼ぶ暴風雨が吹き荒れる中で為替市場ではドルと円が大きく反発しています。
商品市場の調整がAUDやNZDを蝕み、木曜日のECBで"Strong Vigilance"という利上げの露払い役を果たしてきた文言が抜け落ちていた事でEURが転覆。円高についても野田大臣から足元の円高は3月の協調介入の時とは状況が違うという発言が出た事で一気に80円割れを演出する展開となりました。
週末には米雇用統計が強めと解釈出来る内容だったことやこのタイミングでギリシャが統合欧州からの離脱を検討しているとの報道などでEURが続落していますが、円高のトーンは一服しておりドル円は80円台後半での越週となっています。
以上、整理するとこういう感じでした。
通貨ペア 先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)
①EURUSD ↓ 1.4312 1.4802 -490 -3.42%
②AUDJPY↓ 86.19 88.94 -275 -3.19%
③NZDJPY↓ 63.66 65.67 -201 -3.16%
④CADJPY↓ 83.38 85.85 -247 -2.96%
⑤GBPJPY↓ 131.88 135.57 -369 -2.80%
⑥AUDUSD↓ 1.0696 1.0966 -270 -2.52%
⑦NZDUSD↓ 0.7896 0.8092 -196 -2.48%
⑧CHFJPY↓ 91.70 93.77 -207 -2.26%
⑨USDCAD↑0.9660 0.9444 +216 +2.24%
⑩GBPUSD↓1.6362 1.6704 -342 -2.09%
変動の大きかった10ペアはUSDの上昇と円の上昇が5回ずつとなっており、この2通貨両方に対して大きく下落したのがAUD,NZD,CAD,GBPで対USD,対JPYで2度ずつ登場しており、その他はEURが対USD,CHFが対JPYで一度ずつとなっています。
広範な資産市場の取り崩しとなった事で総合的には資源国通貨のダメージが欧州通貨よりも目立つ格好です。個人的にはEURなどの下落を注目してしまいがちなのですが総合的にはAUD等のほうが下落が大きいのですね。CHFJPYがこれだけ下落するのも久し振りだと思います。
やっちゃった感の漂う週末となっていますが、今週もかなりのVolatilityになるのではないでしょうか。
2011年5月5日木曜日
Paradigm-shift.....that is?
以下は”危険なパラダイム”と言う事で某所に書いた内容です。
日本が連休中の今週の動きは調整色の強いものですが、よく見極めていきましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
足元のユーロの強さは想定以上のものであり、ユーロブルに転向する人が増えていることも無理からぬ事だと感じているのですが、為替市場に限らずここ数週間で意外な大物達によるメイン戦略とシナリオの転換が相次いでいる事には驚いています。
米株上昇をベアマーケットラリーと公言し続けてきた著名投資家達を例に取るとRichard Russell(The Dow Theory Letter)のブル転を皮切りに、David Rosenberg(Gluskin Sheff)は株式市場は聖杯(Holy Grail)を獲得したとまで言い出し、大御所格のJeremy Grantham(GMO)が金融市場ではパラダイムシフトが起きているとして貴金属、コモディティの大幅続伸とドルの続落をメインシナリオに据える戦略への大転換を宣言して世間を驚かせたのはつい先週の事でした。
マーケットタイマーとしての自身の名声を高めてきた”Mean Reversion”(トレンドラインへの回帰理論)が機能しなくなっている要因を市場のパラダイムの変動に求めるGranthamの説明には一定の説得力がありますが、為替市場でも世界中の投資家にとっての為替リスクの定義が”外貨の変動リスク”から”自国通貨の購買力低減リスク”に置き換わるパラダイムシフトが進行中であるとすれば貴金属の上昇や米ドル下落の到達点は相当先なのかもしれません。GOLDやSILVERは今週に入って調整を始めていますが反転の様相ではないのでハイレバレッジのポジションが駆逐された後は再上昇となるでしょう。
そんな折、今月からユタ州では米ドル不信から金貨、銀貨の使用再開が許可されたようです。週末にオバマ大統領の出生疑惑問題が一段落したと思うのですが、自国民にも嫌われる米ドルの動向から目が離せない状況は何も変わりませんね。
日本が連休中の今週の動きは調整色の強いものですが、よく見極めていきましょう。
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足元のユーロの強さは想定以上のものであり、ユーロブルに転向する人が増えていることも無理からぬ事だと感じているのですが、為替市場に限らずここ数週間で意外な大物達によるメイン戦略とシナリオの転換が相次いでいる事には驚いています。
米株上昇をベアマーケットラリーと公言し続けてきた著名投資家達を例に取るとRichard Russell(The Dow Theory Letter)のブル転を皮切りに、David Rosenberg(Gluskin Sheff)は株式市場は聖杯(Holy Grail)を獲得したとまで言い出し、大御所格のJeremy Grantham(GMO)が金融市場ではパラダイムシフトが起きているとして貴金属、コモディティの大幅続伸とドルの続落をメインシナリオに据える戦略への大転換を宣言して世間を驚かせたのはつい先週の事でした。
マーケットタイマーとしての自身の名声を高めてきた”Mean Reversion”(トレンドラインへの回帰理論)が機能しなくなっている要因を市場のパラダイムの変動に求めるGranthamの説明には一定の説得力がありますが、為替市場でも世界中の投資家にとっての為替リスクの定義が”外貨の変動リスク”から”自国通貨の購買力低減リスク”に置き換わるパラダイムシフトが進行中であるとすれば貴金属の上昇や米ドル下落の到達点は相当先なのかもしれません。GOLDやSILVERは今週に入って調整を始めていますが反転の様相ではないのでハイレバレッジのポジションが駆逐された後は再上昇となるでしょう。
そんな折、今月からユタ州では米ドル不信から金貨、銀貨の使用再開が許可されたようです。週末にオバマ大統領の出生疑惑問題が一段落したと思うのですが、自国民にも嫌われる米ドルの動向から目が離せない状況は何も変わりませんね。
Top FX Movers Last Week.
先週はとにかくドル安が止まらないイメージでしたね。
バタバタしてUpが遅れてしまったので、今回は結果だけ行きます。
先週末時点までのデータでの分析になります。
通貨ペア 先週終値 今週終値 値幅(pips) 値幅(%)
①AUDUSD↑ 1.0966 1.0731 +235 +2.14%
②CADCHF↓ 0.9122 0.9273 -151 -1.66%
③EURUSD↑ 1.4802 1.4558 +244 +1.65%
④CHFJPY↑ 93.77 92.33 +144 +1.54%
⑤NZDCHF↓0.6998 0.7101 -103 -1.47%
⑥AUDJPY↑ 88.94 87.84 +110 +1.24%
⑦GBPCHF↓1.4446 1.4623 -177 -1.23%
⑧AUDNZD↑1.3539 1.3376 +163 +1.20%
⑨GBPUSD↑1.6704 1.6503 +201 +1.20%
⑩AUDCAD↑1.0359 1.0239 +120 +1.16%
上昇サイドでの登場回数はAUD4回,CHF4回,EURとGBPが一度ずつでした。
下落サイドはUSD3回,CAD2回,JPY2回,NZD2回でGBPが一度という結果です。
インフレ懸念に金融引締めや通貨上昇を促進するところが買われて、それが出来る状況に無いか出来るけどやる気が無いと言うところが売られていると言う図式です。
通貨安戦争は完全に死語のようになっており、欧州も完全に自国通貨の購買力維持に舵を切っていますのでEURの上昇がUSDやJPYとの相違と言う意味で際立ってきています。
バタバタしてUpが遅れてしまったので、今回は結果だけ行きます。
先週末時点までのデータでの分析になります。
通貨ペア 先週終値 今週終値 値幅(pips) 値幅(%)
①AUDUSD↑ 1.0966 1.0731 +235 +2.14%
②CADCHF↓ 0.9122 0.9273 -151 -1.66%
③EURUSD↑ 1.4802 1.4558 +244 +1.65%
④CHFJPY↑ 93.77 92.33 +144 +1.54%
⑤NZDCHF↓0.6998 0.7101 -103 -1.47%
⑥AUDJPY↑ 88.94 87.84 +110 +1.24%
⑦GBPCHF↓1.4446 1.4623 -177 -1.23%
⑧AUDNZD↑1.3539 1.3376 +163 +1.20%
⑨GBPUSD↑1.6704 1.6503 +201 +1.20%
⑩AUDCAD↑1.0359 1.0239 +120 +1.16%
上昇サイドでの登場回数はAUD4回,CHF4回,EURとGBPが一度ずつでした。
下落サイドはUSD3回,CAD2回,JPY2回,NZD2回でGBPが一度という結果です。
インフレ懸念に金融引締めや通貨上昇を促進するところが買われて、それが出来る状況に無いか出来るけどやる気が無いと言うところが売られていると言う図式です。
通貨安戦争は完全に死語のようになっており、欧州も完全に自国通貨の購買力維持に舵を切っていますのでEURの上昇がUSDやJPYとの相違と言う意味で際立ってきています。
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