先週はFOMC等の注目イベントを消化し、週末には大注目の日本の総選挙が控えると言う状況下で神経質な展開が予想されましたが、結果的にはFOMCが今月末で終了するOperation Twist政策に次ぐ拡張量的緩和策と実施期限を失業率の6.5%への低下とヒモ付けるという事実上のオープンエンド化を発表した事でドル売りの流れが優勢となりました。
一方で円安の流れも継続したのですが、断続的な調整が入りながらもメディアによる自民圧勝の予想なども受けて予想以上のモメンタムが継続しました。流石にドル円の84円レベルの抵抗は強く、84円ー85円の節目への挑戦時期は今回の総選挙の結果次第というイメージとなってきました。
週次の総括は以下のようになりました。
通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①EURJPY ↑ 109.92 106.58 +334 +3.04%
②CHFJPY↑ 90.97 88.22 +275 +3.02%
③NZDJPY↑ 70.63 68.65 +198 +2.80%
④GBPJPY↑ 135.00 132.24 +276 +2.04%
⑤AUDJPY↑ 88.22 86.49 +173 +1.96%
⑥USDCHF↓ 0.9177 0.9345 -168 -1.83%
⑦EURUSD↑ 1.3161 1.2924 +237 +1.80%
⑧NZDUSD↑ 0.8460 0.8324 +136 +1.61%
⑨CADJPY↑ 84.68 83.32 +136 +1.61%
⑩CADCHF↓ 0.9303 0.9443 -140 -1.50%
上記通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ CHF(3回),EUR(2回),NZD(2回),GBP,AUD,CAD
下落通貨 ⇒ JPY(6回),USD(3回),CAD
円、ドルが弱いと言う流れは注目ですね。円安の流れは距離よりも持続力が印象的です。