2017年4月29日土曜日

Review of the Week.(April 24th - April 27th 2017)

2017年4月24日(月)~4月27日(金)の週の簡単なReviewです

*23日(日)の仏大統領選第1回投票で過半数獲得候補なし。
 中道系独立候補のマクロン前経済相と国民戦線のルペン党首
 による決選投票へ。(5月7日予定)

*北朝鮮情勢
 ・25日の軍創設記念日に過去最大規模の軍事演習。
  核実験等は無し。
 ・29日に弾道ミサイル発射→失敗の模様。

金融市場

①株式市場 / 債券市場

週明けの仏選挙の結果を好感主要株式市場は続伸
 債券市場は価格低下(利回り上昇)の動き
・日経平均は、19,196.74円で越週。(前週18,620.75円)
・米Dow→$20,940.51、S&P500→$2,384.19、Nasdaq→$6,047.61)
 (前週  $20,547.76               $2,348.70               $5,910.52)
 (前週比  +1.90%          +1.50%           +2.30% )
    (4月通算   +1.30%                     +0.90%                   +2.30%)
・米10年債利回りは、2.28%。(前週2.23%)
・米30年債利回りは、2.95%。(前週2.90%)

②商品市場

商品市場は前週の流れを引き継ぐ苦戦の展開
・原油価格は、1バレル当たり$49.14で越週。(前週$49.56)
・金価格は、1オンス当たり$1,268.18で越週。(前週$1,284.31)

③為替市場

仏大統領選、北朝鮮情勢に波乱無くRisk-Onの展開
EUR,GBP,CHFが他の主要通貨に対して上昇
コモディティ通貨(NZD,CAD,AUD)とJPYが下落

GLOBAL STOCKS : BACK ON TRACK?

つくづく思うのですが、各種イベントの予想は難しいものですが、それを受けての金融市場の反応を予想することはさらに難しいものです。

反EUのルペン氏の独走等というリスクシナリオが先ずは回避されたフランス大統領選ですが、主要株式市場は週初から窓開け上昇という一気に勇気百倍ですか・・・・というような反応をしています
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY

ダイナミックな動きですね。

この週初の窓開け上昇の水準から大きく下げることなく越週するとともに、4月から5月へのバトンタッチも行われます。

Sell in May and Go away...

5月に売って忘れとけと言われる季節に今年は何が起こるのでしょうか

CRUDE OIL : Still Heavy.

原油価格は弱保合い
なかなかバレル単価で$50の回復が出来ないまま5月に入ります
CRUDE OIL DAILY

足元は横ばい推移ですが、前回安値が崩されるとダメージが大きいと思いますね・・・

5月は商品市場にどういう風が吹くのでしょうか。

PRECIOUS METALS : Divergence.....

貴金属価格も基調が弱いままです。
また、GOLDは横ばい、SILVERは下落とやや不揃いな展開ですね。
GOLD DAILY

SILVER DAILY
波形認識にもよりますが、このあたりで反転すれば綺麗ですが、下げ止まれなければGOLDは上昇波形が崩壊。SILVERは既に上昇がキャンセルされて、一旦下向きになっているとの解釈もできます

この週末も随分と弱気な予想レポートも出ていましたが、ここで月替わりとなることも注目していきましょう。

EUR : Jumps with Risk Appetite.

仏大統領選第一回目の投票結果は、各候補者が票を分け合う格好で過半数を獲得できず、上位2名の決選投票に進むことになりました。

マカロン氏とルペン氏による決選投票では、マカロン氏が(かなり)有利との票読みが多く、これを好感した形で週明けのEURは窓開けの上昇オープンとなりました。
EURUSD DAILY
EURJPY DAILY
週初の窓開けですので、週内に窓埋めの動き(下落)があるかとも思ったのですが、その後もEURは下落を拒否し、窓開け上昇の水準を維持したまま越週となりました。

ここで月替わりですが、5月には決選投票があります。そこで流れが変わるなら、今回の窓開けゾーンをあっさり埋めに来る可能性も頭に入れておきたいところです。

EUROPE VS COMMODITY : Well Established Trend.

週足でも月足でも欧州通貨が上昇、コモディティ通貨が下落という図式となっています。
息の長いトレンド候補と言えそうですね。
EURAUD DAILY
EURCAD DAILY
GBPCAD DAILY
GBPNZD DAILY
チャート群も極めて美しいですね。

USDJPY : MTF Composition.

フランス大統領選第1回投票の無難な結果を受けてリスク回避バイアスが霧散した格好で、USDJPYも重要な抵抗帯まで急回復しています。
USDJPY MONTHLY
USDJPY WEEKLY
USDJPY DAILY

Monthly(月足)では、上から下にサポートを確認に来ており、Weekly(週足)では、下から上にレジスタンスの確認に来ています。

Daily(日足)も週足同様に下から上にレジスタンスの確認に来ましたね。

レバレッジを控え目に、111.80水準で売っては見ましたが、綺麗に落ちたもの111円水準も堅く111.40近辺での越週となりました。

売り心地は、まーこんなもんかなーという感じですが、とりあえずはこれで月越えです。

Top FX Movers for the Month of April 2017.

2017年4月を通した月次べーす主要通貨パフォーマンスです。

     通貨ペア  終値  始値  変動(pips) 変動(%)
 1. GBPCAD↑1.7671  1.6711  +960  +5.74%

 2. GBPNZD↑1.8834  1.7889  +945  +5.28%

 3. GBPAUD↑1.7282  1.6442  +840  +5.11%

 4. EURCAD↑1.4868  1.4183  +685  +4.83%

 5. EURNZD↑1.5854  1.5188  +666  +4.39%

 6. EURAUD↑1.4542  1.3960  +582  +4.17%

 7. GBPJPY↑144.26   139.76  +450  +3.22%

 8. CADCHF↓0.7283  0.7523   -240   -3.19%

 9. GBPUSD↑1.2942  1.2545  +397  +3.16%

10. NZDCHF↓0.6822  0.7018  -196   -2.79%

上昇通貨 ⇒ GBP(5回),EUR(3回),CHF(2回)
下落通貨 ⇒ CAD(3回),NZD(3回),AUD(2回),JPY,USD

Top FX Movers of the Week.(April 24th - April 27th 2017)

2017年4月24日(月)~4月27日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。

    通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
 1. EURNZD↑1.5854  1.5236  +618  +4.06%

 2. EURJPY↑121.49  116.97   +452  +3.86%

 3. GBPNZD↑1.8834  1.8186  +648  +3.56%

 4. GBPJPY↑144.26   139.65  +461  +3.30%

 5. EURCAD↑1.4868  1.4467  +401  +2.77%

 6. NZDCHF↓0.6822  0.6995   -173   -2.47%

 7. NZDUSD↓0.6859  0.7027   -168   -2.39%

 8. CHFJPY↑112.00  109.43    +257  +2.35%

 9. EURAUD↑1.4542  1.4210  +332   +2.34%

10. GBPCAD↑1.7671 1.7277  +394  +2.28%

上昇通貨 ⇒ EUR(4回),GBP(3回),CHF(2回),USD
下落通貨 ⇒ NZD(4回),JPY(3回),CAD(2回),AUD

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2017年4月27日(金)の北米時間における最後の4時間での主要通貨動向です。

    通貨ペア   終値    始値   変動(pips) 変動(%)
 1. EURAUD1.4542  1.4571   -29    -0.20%

 2. AUDCHF0.7446  0.7432  +14   +0.19%

 3. GBPAUD1.7282  1.7309   -27    -0.16%

 4. EURNZD1.5854  1.5877   -23    -0.14%

 5. AUDJPY 83.46     83.34   +12   +0.14%

 6. GBPNZD1.8834  1.8860   -26    -0.14%

 7. USDCHF0.9947  0.9936  +11    +0.11%

 8. CHFJPY112.00    112.12  -12     -0.11%

 9. NZDCAD0.9362   0.9371    -9    -0.10%

10. EURCAD1.4868  1.4882  -14    -0.09%

上昇通貨 ⇒ AUD(4),NZD(2),CAD(2),USD,JPY
下落通貨 ⇒ EUR(3),CHF(3),GBP(2),JPY,NZD

2017年4月23日日曜日

Review of the Week.(April 17th - April 21st 2017)

2017年4月17日(月)~4月21日(金)の週の簡単なReviewです

*北朝鮮情勢の緊迫化
 →米軍の特殊観測機出動に加え、露軍、中国軍の北朝鮮国境付近
  への集結報道等も

*23日(日曜日)に注目のフランス大統領選初回投票

*英メイ首相が議会解散と6月8日の総選挙実施を発表
 →EU離脱プロセスへの信任強化を狙う。

金融市場

①株式市場 / 債券市場

米日主要株式市場は小反発欧州株は下落の展開
 債券市場は保合い推移。
・日経平均は、18,620.75円で越週。(前週18,335.63円)
・米Dow→$20,547.76、S&P500→$2,348.70、Nasdaq→$5,910.52)
 (前週  $20,453.25               $2,328.95               $5,805.15)
 (前週比  +0.50%          +0.80%            +1.80% )
・米10年債利回りは、2.23%。(前週2.23%)
・米30年債利回りは、2.90%。(前週2.89%)

②商品市場

商品市場は失速、反落の動き
・原油価格は、1バレル当たり$49.56と$50割れで越週。(前週$52.92)
・金価格は、1オンス当たり$1,284.31で越週。(前週$1,287.70)

③為替市場

イベントリスクや前週末からのイースター休暇もあって
 為替市場は調整的な動きが中心の展開
週次ベースでは、GBP,EURと材料がある国の通貨が上昇
コモディティ通貨と日本円は失速の動き
前週の米Trump大統領によるドル高牽制発言の余波は限定的

GLOBAL STOCK : MIXED

主要株式市場は、日米が小規模ですが3週間ぶりの反発となりました。
一方で、英国の解散総選挙決定やフランスの大統領選を控えた欧州株は引き続き頭の重い展開となっています
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY
フランスの大統領選の初回投票は、恐らく過半数を獲得する候補者は出ないと思われますので、決選投票に進む2名の候補者が週明けの材料になりそうです

欧州通貨は週次ベースで上昇しているので、MIXEDな展開という印象ですね。

CRUDE OIL : Choppy and Heavy.

原油価格は反落。減産合意、地政学リスクなど材料は多い中で重層的な上値抑制ラインは相変わらず手ごわいですね。
CRUDE OIL DAILY

チャート的には、波長と振幅幅の拡大傾向を感じますね。
 今週続落となり、前回安値を切るようだとダメージは小さくないと思います。

今週は切り返せるかどうかですね。

PRECIOUS METALS : Consolidation

貴金属価格も調整的な動きになっています。
GOLD DAILY
SILVER DAILY
GOLDの方が踏ん張っていますが、先週のSILVERは陰線続きとなりました。

前回高値を更新してからスルスルと調整している感じですが、ここで切り返せれば早めの復活もありと見ています。

UK : May Brings Surprise in April ?

Mayは5月ですが、May首相の議会解散、総選挙の実施は4月のサプライズとなりました

マーケット的には通貨GBPは上昇し、FTSE(株式市場)は下落という展開になっています。
FTSE100 DAILY
GBPUSD DAILY
株は過去の重要安値まで急降下。

GBPは直近レンジを情報ブレイクしたまま越週していますね。

BREXITに関してはEUとの交易条件が重要事項であり、通貨と株式は逆相関の動きになっていることが並べたチャートからもよくわかる感じですね

円高で株下落という我が国と一緒ですね。

EU : To a Lesser Extent

欧州サイドも通貨と株は逆相関ですが、その程度は英国ほどではないですね。
DAX30 DAILY
EURUSD DAILY

日曜日のフランス大統領選投票結果次第では、こっちのほうがVolatilityが上昇しやすいと思われます。

やはり気になりますね・・・

USDJPY : MTF Composition.

USDJPYですが、やはり今年は大きく動く感じでしょうか。
地政学要因でのVolatility上昇はご勘弁願いたいですけどね・・・
USDJPY MONTHLY

月足では、チャート左半分を占める下落トレンドが上昇トレンドに反転していますが、赤いラインが直近の高値ラインで、その起点は青いラインになります。
USDJPY WEEKLY



目線を週足に落とすと、こうなります。人によって波形認識が変わりますが、黒いラインを追加しています。ここを回復して下落トレンドが休止。再度割り込んでいますが、すぐ左にある直近高値を更新出来れば上昇バイアスが強まり、下の青いラインを切れば下落トレンド再開のイメージでしょう。
USDJPY 4H
4時間足では、下落の流れが弱まったところ。

USDJPY 1H
1時間足では、強保合いの中で、目先は弱いという状況でしょうか。


ちょっとすっきりしませんが、数ある材料の幾つかが急展開する可能性も無視できないので、短期足から方向感がそろってくるなら、上位足のライン近辺での挙動を確認しながら仕掛ける目線を維持していきましょう。

ポジション的にはショートが出来やすい環境と思いますので、squeezeにも注意です。

Top FX Movers of the Week.(April 17th - April 21st 2017)

2017年4月17日(月)~4月21日(金)の週の週次ベースの主要通貨動向です

   通貨ペア  週終値  週始値  変動(pips) 変動(%)
 1. GBPCAD↑1.7277    1.6682   +595   +3.57%

 2. GBPAUD↑1.6968    1.6514   +454   +2.75%

 3. GBPJPY↑139.65     136.00   +365   +2.68%

 4. EURCAD↑1.4467    1.4134   +333   +2.36%

 5. GBPUSD↑1.2801    1.2521   +280   +2.24%

 6. CADCHF↓0.7373    0.7537    -164    -2.18%

 7. GBPNZD↑1.8186    1.7848   +338   +1.89%

 8. NZDCAD↑0.9484    0.9326   +158   +1.69%

 9. EURAUD↑1.4210    1.3991   +219   +1.57%

10. EURJPY↑116.97    115.26   +171   +1.48%

上昇通貨 ⇒ GBP(5回),EUR(3回),CHF,NZD
下落通貨 ⇒ CAD(4回),AUD(2回),JPY(2回),USD,NZD

The Final Round Rush : How Currencies Finished the Week.

2017年4月21日(金)の北米時間における最後の4時間での主要通貨動向です

     通貨ペア  終値   始値   変動(pips)変動(%)
 1. EURJPY↑ 116.97  116.52  +45   +0.39%

 2. EURUSD↑1.0725  1.0692  +33   +0.31%

 3. USDCHF↓0.9954  0.9984   -30    -0.30%

 4. CHFJPY↑109.43   109.14  +29   +0.27%

 5. AUDCHF↓0.7508  0.7527   -19    -0.25%

 6. AUDNZD↓1.0710  1.0735  -25     -0.23%

 7. NZDCHF↓0.6995   0.7011  -16    -0.23%

 8. GBPCHF↓1.2748   1.2776  -28     -0.22%

 9. CADCHF↓0.7373   0.7389  -16     -0.22%

10. EURAUD↑1.4210  1.4181 +29    +0.20%

上昇通貨 ⇒ CHF(6回),EUR(3回),NZD
下落通貨 ⇒ AUD(3回),JPY(2回),USD(2回),NZD,GBP,CAD

2017年4月16日日曜日

Review of the Week.(April.10th - April.14th 2017)

2017年4月10日(月)~4月14日(金)の週の簡単なReviewです

*米Trump大統領:「USDは強すぎる水準にある」
         「中国を為替操作国知認定せず」

*米FRB高官より相次ぐバランスシート縮小シグナルあり
→利上げと債券ポートフォリオの縮小のバランス、
 タイミングが課題に。

*IMFの2017年の世界経済予測は"Better than 2106"

*加3月住宅着工件数が10年振り高水準

*中国の第1四半期経済成長は年率6.8%ペース
→米Trump政権の態度軟化、為替操作国と認定しない
 スタンスも追い風。

金融市場

①株式市場 / 債券市場

主要株式市場は下げ足加速債券市場も価格続伸(利回り続落)
・日経平均は、18,335.63円で越週。(前週18,664.63円)
・米Dow→$20,453.25、S&P500→$2,328.95、Nasdaq→$5,805.15)
 (前週  $20,655.89               $2,355.56               $5,877.81)
 (前週比  -1.03%          -1.13%            -1.24% )
・米10年債利回りは、2.23%。(前週2.38%)
・米30年債利回りは、2.89%。(前週3.01%)

②商品市場

商品市場は全般に引き続き堅調推移
・原油価格は、1バレル当たり$52.92で越週。(前週$52.23)
・金価格は、1オンス当たり$1,287.70で越週。(前週$1,254.61)

③為替市場

先週も円高が席巻円が最強通貨に
GBP反落、EUR続落
Trump大統領のUSD高懸念発言でUSDは後半に失速
クロス円も総下げの展開

GLOBAL STOCKS : More Than Correction..?

主要株式市場は続落の展開です。
DAX30 DAILY
FTSE100 DAILY
US DOW DAILY
US S&P500 DAILY
NIKKEI225 DAILY
とにかく陰線が目立っています。

チャート形状は着実に悪化してきていますが、完全にベア転しているのは日本株のみという状況ではあります。

日本株を特別な状況にあるとみるか、欧米株全体が追随する過程にあるとみるかが難しいところです。

NIKKEI : Down and maybe...Out ?

先週は反発局面もあるだろうと見ていましたが、全くダメでしたね。
NIKKEI225 DAILY

日本市場という事で見れば、この状況は円高、株安の組み合わせというかつてよく見た風景という事になります。

USDJPY DAILY
チャートを重ねてみれば少し前までは為替がレンジで株は上昇という状態でしたが、両者がタンデムでサポートを割り込んでベア転してきた格好です。

新年度入り早々に大変な試練が訪れた事になりますね・・・

CRUDE OIL : Stable.

原油価格は、上方にブレイクという程の勢いはないものの非常に安定した推移の中で上値を少しずつ切り上げてきました。
CRUDE OIL DAILY
終盤は少々調整局面もありましたが、商品市場全体が堅調ですので、次の切り返しでレジサポラインをブレイクできれば値が伸びる可能性があると思います。

地政学リスクも大きな材料になってくる可能性があるので要注意ですね。

PRECIOUS METALS : Beneficiary of Increasing Uncertainty.

貴金属市場も堅調維持です。
GOLD DAILY
SILVER DAILY
地政学リスクの上昇など先行き不透明感が強まる中で貴金属市場への資金流入が増え続けているようです。

チャート的には、GOLDについては完全に抜けてきました。こうなるとSILVERのチャートもすぐに追いついてきそうな気配です。

ここは要注目でしょう。

USD : TALKED DOWN by Mr.Trump.

Trump大統領のUSD は”Too Strong”とする発言はやはりインパクトがありました。USDは各主要通貨に対して素直に値を下げています。
USDJPY DAILY
EURUSD DAILY
GBPUSD DAILY
USDCAD DAILY
株式市場で日本株の下落が突出しているように、為替市場でもJPYの反応が他を一歩も二歩も先行しているような状況です。

週末には調整的なUSDの反発も見られる他通貨と比べて、週末にも安値を更新するUSDJPYの従順ぶりはある意味見事です・・・・

USDJPY : PUSHED DOWN THROUGH 111,110 and 109...

USDJPYは週初111円台、週末108円台という展開でした。
USDJPY DAILY
チャート的には非常に綺麗な下落パターンです。

サポート崩して、一旦戻ってからサポレジ転換を悟ったように反落、続落という形状となっています。

Trump大統領のドル高牽制発言もUSDJPYを最も直撃したようなイメージです。欧州通貨の反発などはJPYに比べればかなり限定的だったと思います。

105円を意識した円高圧力が暫く燻る状況が予想されます。

JPY : Overall Strength

円は週次ベースでまたもやぶっちぎりの最強通貨でした。
USDJPY DAILY
AUDJPY DAILY
EURJPY DAILY
GBPJPY DAILY
総合的にかなりのモメンタムの強さを感じます。

金融当局も政治サイドも打つ手は限られていますよね・・・・