2014年6月8日日曜日

Well-Tuned EIGO : From Pillar to Post.

Martinezを攻めるCotto選手(手前)

先週の材料に取り上げたBoxingのビッグマッチですが、予想外の一方的な試合展開となりMiguel Cotto選手がSergio Martinez選手から9回終了時点でTKO勝利を捥ぎ取りプエルトリコの選手としては初めての4階級制覇の偉業を成し遂げました。

クラスを上げて挑戦者となったCotto選手は、初回から王者Martinezから3度のダウンを奪うなど終始ペースを握り続けてTKOで試合終了となった時点でも全ジャッジの採点はフルマークだったようです。

試合が終われば、Martinez陣営も勝者を讃えており、Martinez選手側のプロモータであるLou DeBella氏も以下のコメントを出していました。

Miguel beat him from pillar to post. Miguel Cotto is a great champion.

で・・・この from pillar to post ですが、直訳すると"柱から柱へ"と言う意味ですが、Cotto選手がMartinez選手をコーナーからコーナーに追い回して体勢を立て直す猶予を与えずに攻め切ったと言う試合展開が見えてきます。

from pillar to post で、あちこち、次から次に、あれこれと、とことん、こてんぱんに・・・と言う意味で使えるようです。

それにしてもこの結果には少々驚きました。個人的にはMartinez選手が有利と見ていたのと、両選手共に好戦的な試合スタイルなので、どちらが勝つにしても試合は一進一退の好試合になると見ていたからです。Cotto選手の戦績はこれで39勝4敗、Martinez選手は51勝3敗2分ですので両者が超一流の選手達であることは明白ですね。

Cotto選手の方は、練習の成果が十分に出せたと言う事で、
It was a reflection of my hard work for the past 10-11 weeks. と言っていました。ここは、reflectionが目を引きますね

個人的には、かつて「楽しみな若手が出てきたな」と思っていたCotto選手が、今回の結果を受けて「彼はまだまだ出来る事を証明した」等と言われ、現役最強と言われたMartinez選手がこれで引退するのが決定的であると書かれているのを見ると、時の流れを実感してしまいます。自分が歳をとるのも無理もないかという感じですね・・・・