子供が購入する切符の値段を間違えた事、レストランで自分のオーダーのサーブが遅く、先にサーブされた家族全員が食べ終わってもまだ来ない上にウェイトレスがデザートのオーダーを取りに来た事・・・・・不断なら笑って書き物のネタにでもしてしまうような出来事が妙に頭に来てしまった一日でした。誰にでもこういう時はあるのでしょうが、自分はまだまだ未熟だと感じながらこれを書いています。
"買って驕らず、負けて腐らず、千葉は木更津"
傍から見て勝っているか負けているかが態度や表情からわかってしまうディーラーは三流であるとか、「今日の俺は機嫌が悪いから怒らせるなよ」という類の公私混同で周囲に特別な気遣いを要求する上司はその資質なし・・・・常々そのような事を考え、言葉にも文字にもして来た自分自身の特に家庭内での振る舞いを見直せざるを得ないように思います。
Heat breaks my Heart.
各地で連日報道される水の事故に加えて、熱中症による死亡というのが増加していますが時折ならまだしも連日気温が40℃弱まで上昇する今年の夏は流石に浦島太郎には辛いものがあります。
日の出も早いので、早朝の4時くらいからカラスに加えて、なんと・・・セミがうるさく鳴き叫び、これでWeekdayの朝は大抵目覚まし時計のベルより先に起こされます。 完全な言い訳ですが、こう暑いとイライラしてしまうのは私だけでしょうか?
木曜日に最後の船便の荷物の配送を受けて懐かしい絵画やキルトなどが合流しました。DVDプレーヤーも届いたので数駅先の大きな電気屋さんに配線ケーブルを買いに行ったのですが、日中の外出は自殺行為にも思えて薄暗くなってから出かけました。それでもサウナの中のような熱気の中で妙に切れやすいオッサンに成り下がってしまったと言うのが今日の出来事だったように思います。
私は気持ちを落ち着かせる必要のある時や自身の未熟を感じる時、そして他人の為に祈る時にはいつも携帯しているお守りと十字架を握り締めます。自己流の宗教ミックスという感じですが、本日も反省モードでそれらを探すと、十字架がないことに気が付きました。
WTC(ワールド・トレード・センター)の十字架というのはご存知でしょうか?
2001年9月11日のテロによる同ビル崩壊後の所謂グランドゼロの地から、同ビルの梁の一部だったと見られるH鋼の破片が十字架状となってしかも直立した状態で見つかって話題となったものです。
しかも縦横軸の寸法比が、キリスト教の十字架のそれとほぼ一致していることもわかり、今でもグランドゼロの近郊に展示されていると思います。
WTCのほぼ向かいにはNY市内では最古の教会である聖パウロ教会がありますが、私はNYを離れる時にその教会で購入したWTC十字架のレプリカを携行しているのですが、何故か今日はそれが見当たらないのでした。毎日家を出る時には必ず持って出る物ですので、自宅に置き忘れた可能性は低く、どこかで落とした可能性が高いのでとても心配になりました。
そんな話は家族には黙ったまま帰途に着きましたが、電車から降りて最寄り駅の改札を出た少し先で私は無事に自分の十字架を発見しました。
物理的には子供の切符を買う為に財布を出した際に落としたものなのでしょう。でも私には二つの考えが浮かびました。一つ目はこれを落としてしまったために私は切れやすくなってしまったのかもしれないと言う事。二つ目はたかが子供の切符の金額間違いを怒ってしまった私に愛想をつかした十字架が私から離れたという事でした。
いずれにしても、何かこの十字架からメセージが送られてきたような気がしています。
Cross my heart, I'll be a batter man.
crossと言う単語は形容詞で使われると、"切れやすい"と言う意味にもなるのは偶然でしょうか。
とにかく暑い一日でした。