サンタクロースが世界中を回って子供たちにプレゼントを配って回ってクリスマス・イブですが、サンタは市場へのプレゼントも忘れなかったようです。
クリスマス・ラリーという言葉がありますが、この時期に市場が元気なのはセンチメントの強さが感じられて非常に良い事だと思います。
米株市場の24日の終値はこんな感じでした。
Dow工業平均・・・$1,052.10 前日比0.51%上昇 ⇒14ヶ月振り高値(2009年最高値)
S&P ・・・$1,126.48 前日比0.53%上昇 ⇒14ヶ月振り高値(2009年最高値)
Nasdaq ・・・$2,285.69 前日比0.71% 上昇 ⇒15ヶ月振り高値(2009年最高値)
材料的には発表された耐久消費財のデータが良好だった事や新規失業保険申請者数が減少していて雇用改善のシグナルと解釈されたと言う事もあるのでしょうが、この時期には寧ろ市場センチ、消費者マインドといった要素が上向きなのか下向きなのかと言う部分が大きいと思います。
2009年度の春先から進行した資産買い+ドル売りの流れは、後者のドル売りがこの数週間で反転し始めた事で前者も資産売りに転じると考えられていましたが、注文どおり反落してきたGoldなどの貴金属等との相関を断ち切って株式市場だけは堅調な推移を保ってきました。
年末に向けて市場参加者も減って流動性が低下しますが、よほどの事がない限り株式市場が暴落する可能性は低いのではないでしょうか。株高とドル高というのは今の金融市場の常識からすると呉越同舟的な組合せなので持続性には疑問符も付きますが、実際に2010年には株高が続くならドル安に、ドル高が続くならどこかで株が崩れる可能性が高いと思いますが一部では両者は奇妙なバランスを維持し続けるのではないかと言う味方も台頭しているようです。
いずれにしても足元の金融市場はクリスマス休戦というところでしょうか。
悪い事ではないですね。
では全ての皆様に、Happy Holidays.
Life is like riding a bicycle. To keep your balance, you must keep moving.