2009年12月20日日曜日

YAKAMASHII

今思えば非常にいけないことをしたと懺悔の気持ちがありますが、若気の至りとでもいうのでしょうか、随分といけないことをしてきたと思っています。

かつて米国勤務時代に私のアシスタントをしてくれていた外国人女性が日本語の質問をしてくるようになり、色々といい加減な事を教えていた事があります。

彼女がちょっと仕事で日本人とコンタクトを取る際に少し日本語を混ぜてみようと言う当然の思いつきだったのでしょう。

彼女の質問 「最初に Hi, how are you doing? というのはどう言えばいいかしら」
私の答え  「MOUKARIMAKKA?」

なんていうのは罪の軽い部類ですが、ひどいのになると・・・

彼女の質問 「くしゃみをした人に言う (God) bless you. はどういうの?」
私の答え  「日本では特に声をかけないんだけど、強いて言うなら YAKAMASHII だね」

などとやっていたのですから・・・

先週のある出来事がきっかけで当時の記憶が蘇ったのですが、その出来事とは朝の通勤電車内でのある男性乗客によるくしゃみの連発でした。
 私自身もアレルギー持ちですので4連発くらいは朝飯前なのですが、この男性は恐らく10連発以上という異常な回数を続けた事と、それ以上にある事があったので非常に目立っていたのです。

今日はその事についても書いてしまおうかと思うのですが、誤解と批判をおそれずに書いてしまうと日本人のくしゃみは非常にYAKAMASHIIと思います。

欧米の人は出来るだけ小さくしようとするし、わきを向いたり必ず口をカバーしますし、必ず"Execuse me"等と言い、周囲も”Bless you"などと言います。電車内や路上などでも知らない者同氏でもこれをやったりしているのですから日本の様子とは偉く違います。

日本で特徴的だと思うのは、女性はともかく男性のくしゃみは殆ど自己主張かと錯覚します。何であそこまでうるさくするのでしょうか。それに風邪の季節だという事もあるのでしょうが、周囲の人々の反応も”Bless you"どころではなく、もう迷惑そのものと言う態度です。

で、その電車内でくしゃみを連発した男性ですが、その一つ一つが殆ど一発入魂状態の凄いものでした。私は反対側の斜め前にあたる座席に座っていたのですが、その男性と周囲の乗客を観察していました。

男性は7発目位からは周囲から咎めるような視線が刺さりまくっていた事を自覚したのか殆ど喉や顔をかきむしる様にしながらくしゃみを止めようとしながら連発を続け、最後の二発くらいは殆ど自分の鞄に顔を入れるようにして嘔吐でもするかのうようにくしゃみをしていました。
 周囲の乗客の一部は車両を換えたり、席をずらしたりして距離を取るなどの自衛手段(?)をこうじていましたし、私の隣のおじさんは鞄をゴソゴソし始めて何をするのかと思ったらマスクを取り出して急いでそれをつけていました。

くしゃみが遂に止まった後には物凄い静寂が訪れたのですが、男性本人も周囲も何も言わないと言うのは何か変だと思いました。(私もその空間の一部でしたが)

ま~これは文化や習慣のようなものですからそれはよいとして、1つ不思議に思っていることがあります。

何故日本人の特に男性の多くは、くしゃみやうがいをする時に馬鹿みたいに声を出す人が多いのでしょうか。

職場の洗面所でも朝から手洗いとうがいを励行する人が多いし、昼食後に歯磨きをする人も多いのですが、あのうがいの時に大きな声を出すのは可笑しくてたまりません。複数でこれをやられると殆どかえるの合唱状態なのです。

私が小用を足している時に、横の洗面所でかえるの合唱、背後の個室からぶりぶりと音がするなんて事はしょっちゅうで、私は可笑しくて小用の狙いが外れそうになります。

困るのです。 何故あなた方は声を出すのか? 本当に、まじめに・・・YAKAMASHII !!