先週は市場の実働ベースで10月最終週である事や11月に第一週からBig Eventが集中している事などから全般的に調整的な値動きが先行し、後半から週末にかけては為替市場は乱高下を繰り返す難しい展開になりました。
一応最終的な週を通したパフォーマンスは以下のランキングになります。
通貨ペア 先週終値 前週終値 変動幅(pips) 変動率(%)
①NZDCHF 0.7523 0.7291 +232 +3.08%
②GBPCHF 1.5752 1.5323 +429 +2.72%
③EURNZD 1.8186 1.8679 -493 -2.71%
④NZDUSD 0.7660 0.7464 +196 +2.56%
⑤AUDNZD 1.2828 1.3153 -325 -2.53%
⑥EURGBP 0.8693 0.8894 -201 -2.31%
⑦GBPUSD 1.6038 1.5683 +355 +2.21%
⑧GBPAUD 1.6305 1.5956 +349 +2.14%
⑨NZDCAD 0.7807 0.7657 +150 +1.92%
⑩CHFJPY 81.81 83.26 -145 -1.77%
この上位10ペアのうちで、上昇する通貨としての登場回数はNZD 5回、 GBP 4回、 JPY1回です。 一方で下落する通貨の登場回数はCHF 3回、 EUR2回、 USD2回、 AUD2回、 CAD1回でした。
非常に調整的な斑模様の相場展開だったことがわかりますが、AUDの脇役だったNZD, EURやCHFの脇役だったGBPの反発が顕著である事は11月入りを前に市場参加者がポジションを縮小してきていた事の証左だと思われるのと、基調としては米ドルに下落圧力、円には上昇圧力が掛かっている事がわかります。
ひたすら金利低下が続いてきた金利市場にも調整圧力が強まっており、株式市場も上昇トレンドの継続には悲観的な材料が目立ち始めていますので為替市場で感じられる警戒感は金融市場全体を覆っていると言ってよいでしょう。
11月は第一週から重要イベント目白押しですので展開次第では久し振りの規模でVolatilityが上昇する可能性がありそうです。