米中間選挙、FOMCが終了して週後半に入るといきなり日銀政策決定会合があります。実は日銀は10月28日に政策決定会合を終えたばかりなのですが、そこで「包括緩和」の一環としてETFやJリートなどの買取も行うと言う意向を表明するとともに次回の会合の開催を大幅に早めてFOMC直後の11月4日(木)からの二日間に前倒ししてきました。
為替では不可能と思われた日米協調介入ですが、ともに量的緩和に突っ走る日米の中央銀行が協調して何かを企んでいる可能性を感じさせる動きですので、中身の有無に関わらず市場には大きな影響を与える事だけは間違いないでしょう。
そして11月5日(金)のNY時間には10月の雇用統計が控えており、更にその週末にはギリシャの地方選挙があるはずです。これはさほど騒がれていませんが、緊縮財政で事実上の生活水準の切り下げを強いられている有権者の与党支持率の低さが与党の大敗北を齎す可能性があり、追い込まれた与党が解散総選挙に打って出る事になれば欧州不安の再燃にもつながりかねない話です。
このように週後半にもイベントが盛りだくさんということになるので金融市場からも全く目が離せない時間帯が続きそうです。