2011年8月14日日曜日

Has panic set in?



一般に恐怖指数と呼ばれる事も多いVIX指数(米株のVolatility)をチェックしてみましょう。

5月の欧州周縁国ソブリン危機再燃時と比較しても当時のパニックを明確に上回ってきた事がわかります。

基本的に世界中の株式市場が北米市場に連動している事からも株式市場全般が相当期間に渡って値幅の大きい不安定な時間帯に突入した事は間違いないと思われます。

こういう時はいつも下落の後に大き目の反発も入りやすく、一度退場した人達が慌てて再入場した後に次の下落で再退場すると言うパターンになり易く、相当自分の腕に自身のある場合以外は下手にこのSWING相場を泳ぎ切ろうと言う幻想は持たない方がよいと言う時間帯です。

所謂バリュー投資家という勢力は多くが絶好の買い機会と見て銘柄を絞った買いを開始していますが、タイミングは非常に難しくあのバフェット氏ですらこの相場でのオペレーションはかなり出血モードとの報道もあります。立ち向かう場合は、兎に角レバレッジを落として短期的な振り落しには巻き込まれない覚悟も必要になりそうです。

木曜日に発表された欧州の金融株の空売り規制の話で相場が少し安定しているように見えますが、歴史的に空売り規制で相場が"反転"した事例は無く、時間稼ぎと逃げ遅れた投資家達への売り場の提供と言う効果しか期待出来ない可能性が高いと思います。

VIX指数は幾らか下がると思いますが、まだTOPはつけていないと見ています。