先週の金融市場ですが、何と言っても大きかったのは週末のどんでん返し的な切り返しでした。スペインの金融機関への資本注入などを巡るユーロ圏首脳会議における一歩踏み込んだ合意内容が明らかになると、週初から続いた悲観的なムードが急転換した格好です。
結局は月~木までのネガティブな潮流を金曜日にポジティブに打ち返した格好なので市場の値動き的には多分に"行って来い"相場となっているので週を通した値幅自体には大きなインパクトはありませんが、往復の走行距離はかなりのものでしょう。
主要通貨ペアの週足は以下のようになりました。
通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)
①NZDUSD↑ 0.8006 0.7897 +109 +1.36%
②EURAUD↓ 1.2344 1.2486 -142 -1.15%
③GBPAUD↓ 1.5320 1.5488 -168 -1.10%
④AUDCHF↑ 0.9717 0.9611 +106 +1.09%
⑤AUDCAD↑ 1.0409 1.0302 +107 +1.03%
⑥AUDJPY ↑ 81.71 80.92 +79 +0.97%
⑦NZDCHF↑ 0.7602 0.7537 +65 +0.86%
⑧USDJPY↓ 79.79 80.42 -63 -0.79%
⑨GBPUSD↑ 1.5704 1.5586 +118 +0.75%
⑩USDCAD↓ 1.0165 1.0241 -76 -0.75%
上記通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨⇒AUD(5回),NZD(2回),JPY,GBP,CAD
下落通貨⇒USD(4回),CHF(2回)EUR,GBP,CAD,JPY
CAD,GBP,JPYはトレンドレス。大きな絵としてAUD,NZDが上昇しUSD,CHFが下落したと言うことです。市場センチの一定の修復感が出ていると思います。