2012年7月8日日曜日
What Threw a Wet Blanket to Post-EU-Summit Euphoria?
EUサミット後の”世の中修復”モードがいつものようには長続きできませんでした。
色々と悪い指標が続いてしまったと言うところですが、少し整理しておきましょう。
●7/2(月)
6月米ISM製造業景況指数
前回 → 53.5 今回 → 49.7
予想よりも悪く50を下回ったことでリスク回避相場に。
●7/3(火)
RBA(Reserve Bank of Australia)キャッシュターゲット
前回 → 3.50% 今回 → 3.50%
今回は据え置きでした。
●7/5(木)
ECB金融政策発表
前回 → 1.00% 今回 → 0.75%
ECBは遂に0.25%の利下げに踏み切りました。
BOE政策金利発表
前回 → 0.50% 今回 → 0.50%
BOEは金利は据え置きましたが、資産買い入れ枠を500億ポンド拡大しました。
これは量的緩和の拡大と言う事になります。
6月米ADP全国雇用者数
前回 → +13.3万人(修正 +13.6万件) 今回 → +17.6万人
米新規失業保険申請件数
前回 → 38.6万件 今回 → 37.4万件
6月米ISM非製造業景況指数
前回 → 53.7 今回 → 52.1
このあたりはニュートラル~やや悪いと言う感じです。
●7/6(金)
6月米非農業部門雇用者数
前回 → +6.9万人(修正 +7.7万人) 今回 → +8.0万人
6月米失業率(米)
前回 → 8.2% 今回 → 8.2%
欧州然りですが安定していた米国の指標も、雇用統計を筆頭に暗い影が目立ち始めています。
この傾向が続けばFRBが最後の宝刀としてのQE3実施へと舵を切る可能性が上昇する流れとなりそうです。