EUサミットの余韻は続かず・・・・・
先週の金融市場はリスク回避モードが足早に復活する展開になっています。
各国金融当局が懸命の景気浮揚策を繰り出す中で、一連の経済指標が期待を裏切る展開が続いてしまったと言う悪循環が大きかったと思います。
週を通した主要通貨の動向からは依然として欧州懸念が強まる中で南半球通貨、北米通貨、日本円が逃避資本の受け皿になっている模様が覗えます。
通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 値幅(pips) 値幅(%)
①EURJPY↓ 97.89 100.96 -307 -3.14%
②CHFJPY↓ 81.50 84.05 -255 -3.13%
③EURUSD↓ 1.2286 1.2653 -367 -2.99%
④USDCHF↑ 0.9774 0.9490 +284 +2.91%
⑤EURCAD↓ 1.2519 1.2861 -342 -2.73%
⑥CADCHF↑ 0.9590 0.9331 +259 +2.70%
⑦AUDCHF↑ 0.9979 0.9717 +262 +2.63%
⑧EURAUD↓ 1.2031 1.2344 -313 -2.60%
⑨NZDCHF↑ 0.7796 0.7602 +194 +2.49%
⑩EURNZD↓ 1.5397 1.5773 -376 -2.44%
通貨ペアの分解は以下のようになります。
上昇通貨⇒JPY,USD,CAD,AUD,NZDが2回ずつ。
下落通貨⇒EUR,CHFが5回ずつ。
基本的にEURが売られているんですね。スイス中銀がCHFをEURに事実上PEGさせている関係でEURが下がった分だけCHFも下がっていると言うだけのことです。この2通貨の関係ほどマグマの溜まったペアも無い状況ですね・・・これはこれで非常に気になっています。