先週は、ECB,BOE,RBAとも金融政策は据え置きでした。何と言ってもメインイベントだったのは米大統領選でしたが、私の予想は外れて下馬評どおりにオバマ大統領の再選と言う結果になりました。最終獲得選挙人の数でも予想以上の差がつきましたね。
得てしてそういうものですが、金融市場のほうはオバマ氏再選ならQE路線継続と言う安心感からRisk-on相場になると言う事前予想に反してRisk-off的なバイアスが強まる動きが目立っています。
特に株式市場の不調が目を引く中で為替市場は米ドルと日本円に上昇圧力が継続しました。
以下週次ベースの主要通貨ペア動向です。
通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①NZDJPY↓ 64.68 66.40 -172 -2.66%
②EURJPY↓ 101.00 103.27 -227 -2.25%
③CHFJPY↓ 83.75 85.54 -179 -2.14%
④GBPJPY↓ 126.31 128.90 -259 -2.05%
⑤CADJPY↓ 79.34 80.81 -147 -1.85%
⑥AUDNZD↑ 1.2752 1.2526 +226 +1.77%
⑦EURAUD↓ 1.2238 1.2410 -172 -1.41%
⑧NZDUSD↓ 0.8140 0.8251 -111 -1.36%
⑨AUDCHF↑ 0.9848 0.9717 +131 +1.33%
⑩USDJPY↓ 79.46 80.47 -101 -1.27%
上記通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ JPY(6回),AUD(3回),USD
下落通貨 ⇒ NZD(3回),EUR(2回),CHF(2回),GBP,CAD,USD
円の強さが目立ちますが、ドル円の80円台定着ムードから一気にクロス円の売りになってしまったと言う背景があります。また利下げ予想もあった中で金利を据え置いた豪州と雇用データの悪化がサプライズとなったニュージーランドの差がAUDとNZDの明暗を分けています。