先週は米大統領選の余波、中国の新指導部発表等の諸材料を尻目に大きく相場を動かしたのは日本の政局でした。
馬鹿野郎解散と言うのがありましたが、今回のは馬鹿正直解散とでも命名されるのでしょうか。
遂に野田首相が伝家の宝刀を抜き、少なくとも意表を突かれた安部自民党総裁との党首討論では一本取ったと言う評価になっています。
これを気にしてか、安部総裁からは日銀や金融政策に対する過激な発言が相次ぐようになりドル円は80円台で反落せずに81円台に突入しています。
そんな先週の動きの中で、主要通貨ペアの週次動向は以下のようになりました。
通貨ペア↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①CHFJPY↑ 86.01 83.75 +226 +2.63%
②EURJPY↑ 103.62 101.00 +262 +2.53%
③CADJPY↑ 81.22 79.34 +188 +2.31%
④USDJPY↑ 81.32 79.46 +186 +2.29%
⑤GBPJPY↑ 129.15 126.31 +284 +2.20%
⑥NZDJPY↑ 66.07 64.68 +139 +2.10%
⑦AUDJPY↑ 84.09 82.51 +158 +1.88%
⑧AUDCHF↓ 0.9775 0.9848 -73 -0.75%
⑨EURAUD↑ 1.2320 1.2238 +82 +0.67%
⑩NZDCHF↓ 0.7678 0.7718 -40 -0.52%
上記通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ CHF(3回),EUR(2回),CAD,USD,GBP,NZD,AUD
下落通貨 ⇒ JPY(7回),AUD(2回),NZD
変動率上位の1位から7位までが円安の動きだったと言うのがまさに圧巻です。