There is no similarity between Euro-zone and Japan in the 90's and there is no deflation.
(欧州圏と90年代の日本に類似性は無い。欧州にはデフレも無い)。
との事なのですが、少し前にJapanization(日本化)と言う言葉が流行ったように欧州における金融機関のゾンビ化とデフレ突入の懸念は常に意識されていると言う事ですね。
日本の金融機関は結局公的資金も全て返済して好決算を続けており、経済全体もアベノミクス効果もあって復活してきている訳ですから、このまま日本が復権すればJapanization大いに結構と言う事になる訳ですが、現時点ではJapan=Recoveryではなく、Japan=Deflationと言う事なのでしょう。
ところで、欧州と日本の類似は脇に置きますが、少なくとも経済が縮小バイアスで通貨高になるという現象では間違いなく一致しています。"失われた10年(~20年)"の日本が円高で苦しんだように、今の欧州は様々な問題を抱えたままユーロ高という展開になっています。
EURUSD DAILY ⇒ EUR Gains Ground. |
しかしこれ、殆ど最近は三角関数のような形状になっていますね。
ただ、中長期予想などを出せばコンセンサスがかなりのユーロ安となるにも拘らず、ユーロは何時までたっても踏み止まり、逆に多くの通貨に対してじりじり上昇していると言う展開が相当期間続いています。
EURJPY DAILY ⇒ EUR Recovers vs JPY. |
EURCHF DAILY ⇒ EUR Hangs Tough. |
EURGBP DAILY ⇒ EUR Stays Resilient. |
アベノミクス相場で円安となるまでは、よく日本が弱っているのに何故円高なのかと言う質問をよく受けていました。通貨は国力を反映するのではないのかとも。
本当は欧州も日本と同様にもう少し通貨安にして輸出競争力を高めたいところなのでしょうが、対米ドルの1.36台、対日本円の139円台は多くのエコノミストの予想した水準より相当高いと言えます。
かつての円高と同様に、ユーロも何時か遂に下落に転じるまでに想定外の水準にまで上昇すると言うシナリオも無視できなくなってきた可能性があるのかもしれません。少なくとも経済状況全般はともかく、ユーロと円の類似性は明らかですので、欧州統合通貨のJapanizationは否定出来ないのではないでしょうか。