先週は大きな材料も少なかった中で株式市場が大きく戻す流れでしたが、市場解説のコメントの中で以下の表現に出会いました。
The market will finish strong if the market does not have a sting in the tail.
(このまま何事もなければ株式市場は上昇して終わるだろう)
可愛い顔をした動物が尻尾に刺を持っていたり、蜂も口には蜜、手足には花粉と美しいのにお尻で刺す・・・恐らくはそんな事から、予期せぬ(悪い)事が起こるとか、最後に裏切られるというような事を、相手の尻尾に刺があったと表現するようになったのではないかと推察します。
映画や物語などの展開でも最後にドンデン返しがある場合などは、まさにこの尻尾の刺と言う表現が使えるわけですね。
金融市場もドンデン返し的な展開が増えそうな気配を感じます。
This week had yet another surprising sting in the tail.
(今週もまた最後にどんでん返しがあった)
これで十分伝わりそうですね。
2014年10月26日日曜日
Review of the Week.(Oct.20th - Oct.24th. 2014)
2014年10月20日(月)~10月24日(金)の週の簡単なReviewです。
Stocks : The Best Week of 2014?
先週は株式市場の反発が凄いですね。米株は2013年1月以来のBest Week。 その他多くの主要市場インデックスも2014年のBest Weekなのではないでしょうか。
ただし、大きな下落のあとの反発と言う位置付けですので解釈は様々でしょう。
Amazon社の絶不調な決算という例外もありますが、Microsoft社やP&G社の決算が良好だった事や全体的にも概ね強い内容が多いという事実も米株の買い戻しを加速させた要因でしょう。チャートも実に力強い反発になっています。
底打ち反転上昇・・・と言うよりはVolatilityが上昇している中での乱高下の域を出ないと個人的には慎重な見方をしているのですが、いずれにしても先週の反発は圧巻でした。
ただし、大きな下落のあとの反発と言う位置付けですので解釈は様々でしょう。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
底打ち反転上昇・・・と言うよりはVolatilityが上昇している中での乱高下の域を出ないと個人的には慎重な見方をしているのですが、いずれにしても先週の反発は圧巻でした。
US DOW DAILY |
S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
EUR : Now the Stress Test of European Banks.
ユーロは週末にはショートカバーが入りました。週末のストレステスト前のリスク縮小の動きでしょうか。でも・・・まだまだ反発上昇のイメージは湧きません。
大体週末に結果が出るようなイベントは、厄介ですね。週初に値が飛んでいるリスクもあるのでリスク量の縮小は当然でしょう。
12月にも追加緩和という可能性が無視出来ない状況なので、ユーロ反発の上値は限られると思いますが、先ずは週明けの値動きに注目していきましょう。
EURUSD DAILY |
大体週末に結果が出るようなイベントは、厄介ですね。週初に値が飛んでいるリスクもあるのでリスク量の縮小は当然でしょう。
12月にも追加緩和という可能性が無視出来ない状況なので、ユーロ反発の上値は限られると思いますが、先ずは週明けの値動きに注目していきましょう。
USDJPY : Dancing with Stocks.
110円台で折り返し、今度は105円割れを視野に入れつつ折り返してきたドル円ですが、先週はGPIFのポートフォリオの見直しの話などで108円台まで押し上げられる展開でした。
GPIFは、年金積立金管理運用独立行政法人というとてつもなく長く漢字が連なる組織なのですが、ここが国債中心の運用方針を改めて、株式や海外投資の比率を上げるという話は全く新しい話ではありません。ただし今回は具体的にメディアに出てきた数字が市場の織り込みを上回る内容であったことが大きかったのでしょう。
国内株の12% ⇒ 20%台半ばまでの引き上げは海外では最大解釈で25%と報道されてます。更にこれは単純計算で10兆円超のお金が国内株に回る計算ですね。
これで日経平均もドル円もチャートに勢いがついた格好です。
日経平均もドル円も上値からの下落に対する戻し幅が十分に大きいので、この戻しが調整なのかそれ以上のトレンド転換を意味するのかは月内に答えが見えてくるイメージかと思います。
GPIFは、年金積立金管理運用独立行政法人というとてつもなく長く漢字が連なる組織なのですが、ここが国債中心の運用方針を改めて、株式や海外投資の比率を上げるという話は全く新しい話ではありません。ただし今回は具体的にメディアに出てきた数字が市場の織り込みを上回る内容であったことが大きかったのでしょう。
国内株の12% ⇒ 20%台半ばまでの引き上げは海外では最大解釈で25%と報道されてます。更にこれは単純計算で10兆円超のお金が国内株に回る計算ですね。
NIKKEI DAILY |
USDJPY DAILY |
日経平均もドル円も上値からの下落に対する戻し幅が十分に大きいので、この戻しが調整なのかそれ以上のトレンド転換を意味するのかは月内に答えが見えてくるイメージかと思います。
EURCHF : Watch Out.
EURCHFが気になりますね。
SNB(スイス中銀)の防衛戦となる1.20台からの反発も弱く、先週もジリジリスイス中銀の決意を試すような動きのまま越週しています。
1.20を視野に過去何度も跳ね返されてきた水準までフラフラと下落してきました。
今週の動きも週初からしっかりと見ていく必要がありそうです。
SNB(スイス中銀)の防衛戦となる1.20台からの反発も弱く、先週もジリジリスイス中銀の決意を試すような動きのまま越週しています。
EURCHF DAILY |
1.20を視野に過去何度も跳ね返されてきた水準までフラフラと下落してきました。
今週の動きも週初からしっかりと見ていく必要がありそうです。
AUDNZD : Interesting Move Again.
AUDNZDの動きがこれまた面白いですね。
チャートの左半分は綺麗な上昇相場でしたが、そこからの下落が美しいくらいに過去のサポートラインでの反発になっていますね。
チャート上に示したトレーディングゾーンをどちらかに抜けていく時に次の大きなトレンドが出るのではないかと予想しています。
実は下抜けの可能性が個人的にはメインシナリオなのですが、上抜けへの挑戦が先になるのかもしれませんね。
金融市場全体のVolatilityが上昇バイアスですので、ゾーンからの脱出は意外と近いのかもしれません。
AUDNZD DAILY |
チャート上に示したトレーディングゾーンをどちらかに抜けていく時に次の大きなトレンドが出るのではないかと予想しています。
実は下抜けの可能性が個人的にはメインシナリオなのですが、上抜けへの挑戦が先になるのかもしれませんね。
金融市場全体のVolatilityが上昇バイアスですので、ゾーンからの脱出は意外と近いのかもしれません。
Top FX Movers of the Week.(Oct.20th - Oct.24th.2014)
2014年10月20日(月)~10月24日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.AUDJPY↑ 95.11 93.50 +161 +1.69%
2.CADJPY↑ 96.19 94.76 +143 +1.49%
3.AUDNZD↑1.1195 1.1042 +153 +1.37%
4.NZDCAD↓0.8822 0.8928 -106 -1.20%
5.EURAUD↓1.4400 1.4573 -173 -1.20%
6.USDJPY↑108.14 106.87 +127 +1.17%
7.GBPJPY↑173.91 171.93 +198 +1.14%
8.AUDCHF↑0.8374 0.8280 +94 +1.12%
9.EURCAD↓1.4238 1.4384 -146 -1.03%
10.CADCHF↑0.8468 0.8391 +77 +0.91%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ AUD(4回),CAD(4回),USD,GBP
下落通貨 ⇒ JPY(4回),NZD(2回),EUR(2回),CHF(2回)
コモディティ通貨の反発と円の下落が目に付く週でした。
The Final Round Rush : How They Finished the Week.
2014年10月24日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDJPY↑ 84.91 84.78 +13 +0.15%
2.AUDNZD↓1.1195 1.1212 -17 -0.15%
3.GBPJPY↑173.91 173.67 +24 +0.14%
4.EURJPY↑136.99 136.81 +18 +0.13%
5.GBPCAD↑1.8076 1.8054 +22 +0.12%
6.EURCAD↑1.4238 1.4221 +17 +0.12%
7.CADCHF↓0.8468 0.8477 -9 -0.11%
8.GBPAUD↑1.8281 1.8263 +18 +0.10%
9.EURAUD↑1.4400 1.4386 +14 +0.10%
10.CHFJPY↑113.54 113.44 +10 +0.09%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ GBP(3回),EUR(3回),NZD(2回),CHF(2回)
下落通貨 ⇒ JPY(4回),AUD(3回),CAD(3回)
2014年10月19日日曜日
Review of the Week.(Oct.13th - Oct.17th.2014)
2014年10月13日(月)~10月17日(金)の週の簡単なReviewです。
Stocks : Here,There,Everywhere.........
先週前半の株式市場の下落は一時は底なし沼のようでした。まさに恐怖と欲望の中で売りが売りを呼ぶ流れだったのではないでしょうか。
US Dollar Index : Anticipated Correction Now.
The US Dollar Index |
米ドル独歩高にも一服感という流れですが、本当に先の読みにくい状況になっています。
米ドルの総合的な強さを表すドルインデックス(DXY)ですが、大雑把に79水準から87水準まで上昇した後に遂に調整過程に入ったという流れですので、半値戻しで83水準あたりまでの戻し(下落)があっても全く不思議ではないでしょう。
日銀の追加緩和も無い中で、110円台まで上昇したドル円の原動力はドル高でしたので、米ドル自体の反落調整は、ほぼドル円相場にもパラレルな反映があると思っておくべきだと思います。
これだけの相場でしたので、調整は浅くて済むという可能性もあれば、大きめの調整が入ると警戒する意見も少なくありません。
到達点の予想は難しいですが、到達する過程の経路は相当な乱交下モードとなる可能性は非常に高いように思います。
警戒モードの引き上げは必須です。
EUR : Waiting For a Next Leg...Down.
ユーロは長期的には対ドルでParity割れ(1.0割れ)に回帰する可能性があると見ていますが、一旦は反発、安定と言う節目に差し掛かっているようです。
これも1.25水準で反発して1.28台まで反発してから1.27ミドルで踏ん張っている状況ですね。
頑張って1.29台で1.30回帰は難しいように見ていますが、最近は上下の振幅も大きいのでどうなるでしょうかね。
ファンド勢も中長期的なユーロショート(対象はコモディティや他の通貨など様々)を如何に持ち切るかというテーマを話題にすることも多い感じですね。
Upswingを売る。そして1.25割れたら追撃売りをかます・・・・そんな目線で見ている人達が大多数のようです。
EURUSD DAILY |
これも1.25水準で反発して1.28台まで反発してから1.27ミドルで踏ん張っている状況ですね。
頑張って1.29台で1.30回帰は難しいように見ていますが、最近は上下の振幅も大きいのでどうなるでしょうかね。
ファンド勢も中長期的なユーロショート(対象はコモディティや他の通貨など様々)を如何に持ち切るかというテーマを話題にすることも多い感じですね。
Upswingを売る。そして1.25割れたら追撃売りをかます・・・・そんな目線で見ている人達が大多数のようです。
USDJPY : 100 ⇒ 110 ⇒ 105 ⇒ ?
ドル円も予想以上の振幅です。
それにしても今月はすごいですね。
10月1日 ⇒ 110.09の高値。110円越えは6年1ヶ月振り。
翌10月2日⇒108.01に反落。
翌10月3日⇒109.77に反発。
その後反落・・・
10月15日⇒105.19まで下落。
10月17日⇒106.93に反発。
若干のズレはあるかと思いますが、大体こんな振幅をしています。
USDJPY DAILY |
それにしても今月はすごいですね。
10月1日 ⇒ 110.09の高値。110円越えは6年1ヶ月振り。
翌10月2日⇒108.01に反落。
翌10月3日⇒109.77に反発。
その後反落・・・
10月15日⇒105.19まで下落。
10月17日⇒106.93に反発。
若干のズレはあるかと思いますが、大体こんな振幅をしています。
JPY-Crosses : Still Looking Down.
目先は反発圧力も感じるクロス円ですが、引き続き中長期トレンドは下向きと言う印象が強いですね。
Precious Metals : Time to Be Precious?
う~ん これも下げ止まり感ありでしょうか?
ドル高が一服。株式市場も調整色ムンムン。債券市場も混乱の極みと来れば・・・・お金をどこに置きますか?
ドル高が一服。株式市場も調整色ムンムン。債券市場も混乱の極みと来れば・・・・お金をどこに置きますか?
Crude Oil : Still Slippery.
原油価格も正念場です。アグレッシブな下落を予測してショートで攻めてきた勢力の中には利益確定はもとより、ロングメイクに転じているところも増えてきているようです。
Top FX Movers of the Week.(Oct.13th - ct.17th.2014)
10月13日(月)~10月17日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDCAD↑ 0.8928 0.8751 +177 +1.98%
2.CADCHF↓ 0.8391 0.8539 -148 -1.76%
3.EURCAD↑ 1.4384 1.4144 +240 +1.67%
4.CADJPY↓ 94.76 96.06 -130 -1.37%
5.AUDCAD↑ 0.9867 0.9732 +135 +1.37%
6.NZDUSD↑ 0.7916 0.7811 +105 +1.33%
7.GBPNZD↓ 2.0309 2.0570 -261 -1.29%
8.USDCHF↓ 0.9463 0.9571 -108 -1.14%
9.EURUSD↑ 1.2757 1.2622 +135 +1.06%
10.GBPCHF↓ 1.5224 1.5385 -161 -1.06%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ NZD(3回),CHF(3回),EUR(2回),JPY,AUD
下落通貨 ⇒ CAD(5回),USD(3回),GBP(2回)
木曜日までだったらクロス円の下げがもっと目立っていたと思いますが、いずれにしてもChoppyでしたね。
The Final Round Rush. : How They Finished the Week.
10月17日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.USDJPY↑ 106.87 106.65 +22 +0.21%
2.USDCAD↑1.1274 1.1251 +23 +0.20%
3.NZDUSD↓0.7916 0.7932 -16 -0.20%
4.AUDUSD↓0.8750 0.8767 -17 -0.19%
5.GBPCAD↑1.8140 1.8109 +31 +0.17%
6.GBPJPY↑171.93 171.66 +27 +0.16%
7.GBPAUD↑1.8377 1.8354 +23 +0.13%
8.CADCHF↓0.8391 0.8401 -10 -0.12%
9.GBPNZD↑2.0309 2.0286 +23 +0.11%
10.EURUSD↓1.2757 1.2771 -14 -0.11%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ USD(5回),GBP(4回),CHF
下落通貨 ⇒ CAD(3回),JPY(2回),NZD(2回),AUD(2回),EUR
2014年10月12日日曜日
Review of the Week.(Oct.6th - Oct.10th.2014)
2014年10月6日(月)~10月10日(金)の週の簡単なReviewです。
Stocks : As Bad as They can get....
グローバルな株安相場の様相が強まってきました。アジア株、欧州株、米株と先週の終わり方は無惨の一言でしょう。
DAX30 DAILY |
FTSE100 DAILY |
DOW JONES DAILY |
S&P500 DAILY |
NIKKEI DAILY |
各国のINDEXに共通して言えることは・・・・
1 日々の変動幅が大きい。
2 大きく上げる日もある。
3 騙しの陽線直後に大陰線。
4 木、金の下げがえげつない。
5 週次の下落は2012年5月以来の下落規模。
5 週次の下落は2012年5月以来の下落規模。
と言うところでしょうか。
US Dollar Index(DXY) : Making a Strong Turnaround.
US Dollar Index |
US Dollar Indexの切り返しを確認しましょう。
米ドル上昇の中期的な第1波(?)は87までは届かずに折り返し、大幅な上昇に対する調整なので84レベルまでの押しを予測する向きも多かったのですが、85を割れたところから切り返してきました。
Long Term Yields : Heading South Again.
US TREASURY YIELD 30Y. |
株式市場から流出した資本の還流先となる債券市場は、当然の如く価格上昇・利回り低下と言う展開になっています。そして、株式市場の下落が顕著なのと同様に長期金利の反落も非常に顕著です。
米30年債利回りは、3%割れを回避して約40bpもの反発をしましたが、いよいよインフレ懸念再燃でFRBも利上げ時期を前倒しかという論調が強まったところで一気に切り返してきました。
Currencies : Giving in to USD and JPY.- 1
標題通り、多くの通貨が反発を終了し、米ドルに対する下落を再開した可能性が強まってきました。
FOMC議事録などからFEDが思ったほど引締め開始に前のめりではないと言う印象が広まり、米ドル反落に勢いがつくかとも思われたのですが、主に米国以外の地域や経済に対する懸念の上昇から米ドルの下落余地が縮小に転じたイメージでしょうか。
AUDUSD DAILY |
EURUSD DAILY |
GBPUSD DAILY |
USDCAD DAILY |
Currencies : Giving in to USD and JPY.- 2
再上昇に狼煙を上げる米ドルに対して今回は円が立ち塞がっています。そもそもドル円が110円台まで上昇したのは円安ではなくドル高が原動力でした。まさに当時は米ドル独歩高という状況だったのですが、足元はリスク回避の動きが背景でもあり、米ドルの独歩高ではなく、米ドル、日本円そしてスイスフランに上昇バイアスが強まっている状況です。
EURCHF : Still Needs Caution.
一旦は1.21台を回復し、今回も1.20台での確信犯的なロングメイクが機能するかと思われたEURCHFでしたが、先週の後半から再び下落リスクが強まってきました。
スイス中銀(SNB)は、為替介入(EUR買い、CHF売り)は行っていない事を公表した上で、1.20の下限レートとする政策の維持を強調しています。
EURCHF DAILY |
スイス中銀(SNB)は、為替介入(EUR買い、CHF売り)は行っていない事を公表した上で、1.20の下限レートとする政策の維持を強調しています。
Commodities. : Still left Out in the Cold.
株式市場から流出した資本は債券市場へ雪崩込んでおり、商品市場は資金の受け手になれていません。
原油価格はバレル単価で100ドル割ってからの下落も早く、90ドルをも割ってしまったと言う変貌ぶりです。
デフレ懸念への回帰の中で再び輝きを失ってきた貴金属も中々しっかりとした反発が出来ないままです。
Crude Oil Daily |
原油価格はバレル単価で100ドル割ってからの下落も早く、90ドルをも割ってしまったと言う変貌ぶりです。
デフレ懸念への回帰の中で再び輝きを失ってきた貴金属も中々しっかりとした反発が出来ないままです。
Top FX Movers of the Week.(Oct.6th - Oct.10th.2014)
2014年10月6日(月)~10月10日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.USDJPY↓ 107.63 109.77 -214 -1.99%
2.AUDJPY↓ 93.48 95.22 -174 -1.86%
3.CADJPY↓ 96.06 97.57 -151 -1.57%
4.NZDJPY↓ 84.08 85.30 -122 -1.45%
5.GBPJPY↓ 173.02 175.29 -227 -1.31%
6.EURJPY↓ 135.87 137.38 -151 -1.11%
7.USDCHF↓ 0.9571 0.9671 -100 -1.04%
8.AUDCHF↓ 0.8312 0.8389 -77 -0.93%
9.CHFJPY↓ 112.44 113.47 -103 -0.92%
10.EURUSD↑1.2622 1.2514 +108 +0.86%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ JPY(7回),CHF(2回),EUR
下落通貨 ⇒ USD(3回),AUD(2回),CAD,NZD,GBP,EUR,CHF
JPYとCHFが力強く上昇。株の弱さと併せて考えても金融市場の要警戒モードを感じます。
The Final Round Rush : How They Finished the Week.
2014年10月10日(金)の北米市場、最後の4時間での主要通貨動向です。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.AUDJPY↓ 93.48 94.06 -58 -0.62%
2.NZDJPY↓ 84.08 84.53 -45 -0.54%
3.GBPAUD↑1.8502 1.8414 +88 +0.48%
4.AUDUSD↓0.8684 0.8721 -37 -0.43%
5.CADJPY↓ 96.06 96.46 -40 -0.42%
6.GBPNZD↑2.0570 2.0487 +83 +0.40%
7.AUDCHF↓0.8312 0.8342 -30 -0.36%
8.NZDUSD↓0.7811 0.7838 -27 -0.35%
9.EURJPY↓135.87 136.31 -44 -0.32%
10.NZDCHF↓0.7475 0.7498 -23 -0.31%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ JPY(4回),GBP(2回),USD(2回),CHF(2回)
下落通貨 ⇒ AUD(4回),NZD(4回),CAD,EUR
円高と南半球の弱さが目を引くイメージですね。
2014年10月5日日曜日
Review of the Week.(Sept.29th - Oct.3rd.2014)
2014年9月29日(月)~10月3日(金)の週の簡単なReviewです。
STOCKS : Just Took a Breather?
株式市場の調整的な動きも継続中です。先週は金曜日の海外時間で強い米雇用統計の発表を受けた急反発も見られましたが、あれで調整は終了したと言えるかどうかは微妙ですね。10月に入って新たな四半期入りした海外勢が再び買いを増やす展開も考えられますが、テクニカルにはチャートが修復されたとまでは言い切れない状況のようです。
US Dollar Index : Testing 4-ish Years' High.
米ドル上昇は先週のイベント、特にECBや米雇用統計を消化しきれれば上昇余地が拡大出来ると見ていましたが、週初からの調整も相応のモメンタムがありましたので「ちょっと難しいかな」と思い始めていました。
それだけに金曜日の雇用統計後の米ドルの反発は一層印象に残りましたね。
US Dollar Index. |
USDJPY : Another Choppy Price Action.
ドル円も先週はかなりChoppyな展開でした。
週初に109.40水準
↓
月替わりで10月1日(水)に110.09と実に6年1ヶ月ぶりに110円超え。
↓
翌日10月2日(木)に108.01まで下落。
↓
10月3日(金)の米雇用統計後に109.77まで反発。
週初に109.40水準
↓
月替わりで10月1日(水)に110.09と実に6年1ヶ月ぶりに110円超え。
↓
翌日10月2日(木)に108.01まで下落。
↓
10月3日(金)の米雇用統計後に109.77まで反発。
NZD : They Were In.
中銀(RBNZ)による自国通貨売り介入も確認されたNZDですが、当然続落です。お墨付きというやつですね。
先週はこのクロスも下げ渋る展開が先行しました。米ドル上昇一服か・・・・という中で週末に大陰線という結末になりました。
木曜日は大陽線と言って良い反発をしているので、まさにWhipsawと評される値動きでした。
高金利ですが、商品市場の不調もあって通貨安と言う状況が続いています。
当局がそれでも不当にNZD高を強調して介入までしているのですから、新たな下値余地の拡大を意識しても良いのではないでしょうか。
NZDUSD DAILY |
先週はこのクロスも下げ渋る展開が先行しました。米ドル上昇一服か・・・・という中で週末に大陰線という結末になりました。
木曜日は大陽線と言って良い反発をしているので、まさにWhipsawと評される値動きでした。
高金利ですが、商品市場の不調もあって通貨安と言う状況が続いています。
当局がそれでも不当にNZD高を強調して介入までしているのですから、新たな下値余地の拡大を意識しても良いのではないでしょうか。
USDCAD : Aiming to Break Higher.
USDCADも週末に上申し、直近高値を更新する展開でした。
これも先週は半ば以降に大きめの反落もありましたので、金曜日のサヨナラ本塁打的な大上昇は極めて印象的でした。
陰線⇒短い陰線と長い下髭⇒大陽線と言う組合せは反転上昇の方程式みたいな形状ですね。
米経済は堅調でFEDのTaperingも10月で終了し、引き締めの時期の議論に入ると言う中で、しばらく商品市場の低迷が継続する可能性が高いならばUSDCADの上昇ポテンシャルが一層注目されます。
USDCAD DAILY |
これも先週は半ば以降に大きめの反落もありましたので、金曜日のサヨナラ本塁打的な大上昇は極めて印象的でした。
陰線⇒短い陰線と長い下髭⇒大陽線と言う組合せは反転上昇の方程式みたいな形状ですね。
米経済は堅調でFEDのTaperingも10月で終了し、引き締めの時期の議論に入ると言う中で、しばらく商品市場の低迷が継続する可能性が高いならばUSDCADの上昇ポテンシャルが一層注目されます。
Commodities : Still Look Down.
いや苦しいですね・・・商品市場は。
某商社の米シェールオイル・ガスへの投資が相当傷んでしまったと言う報道にも驚きましたが、実際にシェールなんて一枚噛まない訳にはいかない雰囲気だったはずで、ほんの数年前まではコモディティ市場に投資をしないと完全に乗り遅れると誰もが信じていたのと一緒ですね。
それにしても・・・と言う値動きです・・・今のコモディティ市場は・・・。
原油価格は遂に1オンス90ドル割れとなりました。
北海原油も27ヶ月振り安値です。
貴金属も・・・さっぱりです。あきまへん。
金も間もなく1オンス12百ドルを割りそうです。
銀価格も遂に1オンス20ドルすら遠ざかる17ドル割れですね。
貴金属は買い場探しの目線で見ておいたほうが良い水準に入ってきていると思いますが、今この水準で動く必要もなさそうですね。
某商社の米シェールオイル・ガスへの投資が相当傷んでしまったと言う報道にも驚きましたが、実際にシェールなんて一枚噛まない訳にはいかない雰囲気だったはずで、ほんの数年前まではコモディティ市場に投資をしないと完全に乗り遅れると誰もが信じていたのと一緒ですね。
それにしても・・・と言う値動きです・・・今のコモディティ市場は・・・。
CRUDE OIL DAILY |
原油価格は遂に1オンス90ドル割れとなりました。
北海原油も27ヶ月振り安値です。
貴金属も・・・さっぱりです。あきまへん。
GOLD DAILY |
金も間もなく1オンス12百ドルを割りそうです。
銀価格も遂に1オンス20ドルすら遠ざかる17ドル割れですね。
SILVER DAILY |
Top FX Movers of the Week.(Sept.29th - Oct.3rd.2014)
2014年9月29日(月)~10月3日(金)の週次ベースの主要通貨動向です。
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 週終値 週始値 変動(pips) 変動(%)
1.GBPUSD↓ 1.5968 1.6242 -274 -1.72%
2.USDCHF↑ 0.9671 0.9513 +158 +1.63%
3.EURUSD↓ 1.2514 1.2683 -169 -1.35%
4.GBPJPY↓ 175.29 177.48 -219 -1.25%
5.CHFJPY↓ 113.47 114.82 -135 -1.19%
6.NZDUSD↓ 0.7770 0.7862 -92 -1.18%
7.AUDUSD↓ 0.8674 0.8761 -87 -1.00%
8.EURJPY↓ 137.37 138.59 -122 -0.89%
9.GBPCAD↓ 1.7962 1.8121 -159 -0.89%
10.CADCHF↑ 0.8595 0.8524 +71 +0.83%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ USD(5回),JPY(3回),CAD(2回)
下落通貨 ⇒ GBP(3回),CHF(3回),EUR(2回),NZD,AUD
調整モードで進行した週でしたが、金曜日の米雇用統計後に流れが
一変し、そのまま越週した格好です。米ドル強し。調整は浅く、短かったと言う
ことになるのでしょうか。
The Final Round Rush : How They Finished the Week.
2014年10月3日(金)の北米市場における最後の4時間での主要通貨動向です。米雇用統計後に再び米ドルが上申した訳ですが、週の最後の需給調整はどう展開したのでしょうか。
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 終値 始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDJPY↑ 85.30 85.21 +9 +0.11%
2.NZDUSD↑0.7770 0.7762 +8 +0.10%
3.EURNZD↓1.6099 1.6115 -16 -0.10%
4.GBPNZD↓2.0542 2.0562 -20 -0.10%
5.AUDNZD↓1.1160 1.1170 -10 -0.09%
6.USDCAD↓1.1247 1.1256 -9 -0.08%
7.CADJPY↑ 97.57 97.50 +7 +0.07%
8.NZDCHF↑0.7515 0.7510 +5 +0.07%
9.EURCAD↓1.4076 1.4084 -8 -0.06%
10.GBPCAD↓1.7962 1.7972 -10 -0.06%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ NZD(6回),CAD(4回)
下落通貨 ⇒ JPY(2回),USD(2回),EUR(2回),GBP(2回),AUD,CHF
流石にNZD,CADに買い戻しが入っていますね。特にNZDはかなりショートに傾いたままの越週ではないかと思います。
Top FX Movers for the Month of September 2014
2014年9月の月次ベースの主要通貨パフォーマンスです。
通貨ペア 月終値 月始値 変動(pips) 変動(%)
通貨ペア 月終値 月始値 変動(pips) 変動(%)
1.NZDUSD↓ 0.7808 0.8368 -560 -7.17%
2.AUDUSD↓ 0.8747 0.9336 -589 -6.73%
3.USDJPY↑ 109.64 104.05 +559 +5.10%
4.GBPNZD↑ 2.0759 1.9843 +916 +4.41%
5.GBPAUD↑ 1.8529 1.7778 +751 +4.05%
6.EURUSD↓ 1.2630 1.3136 -506 -4.01%
7.NZDCAD↓ 0.8740 0.9088 -348 -3.98%
8.USDCHF↑ 0.9549 0.9179 +370 +3.87%
9.AUDCAD↓ 0.9793 1.0153 -360 -3.68%
10.EURNZD↑
1.6173 1.5687 +486 +3.01%
通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ USD(5回),GBP(2回),CAD(2回),EUR
下落通貨 ⇒ NZD(4回),AUD(3回),JPY,EUR,CHF
USDが対AUD、NZD,JPYで5%以上の上昇で対欧州通貨でも4%程
上昇している図式です。9月の米ドル上昇も非常に印象的でしたね。
登録:
投稿 (Atom)