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2014年11月17日月曜日

Well-Tuned EIGO : Something's Got to Give.

EURCHFが1.20で越週した様子を見て、思わずこの言葉が想起されました。

Something's Got to Give.

歌の歌詞や映画の題名にもなっていたと思いますが、色々な形で用いられます。

2014年11月9日日曜日

Well-Tuned EIGO : Not For My Money.

慣用句の怖さに赤面した経験は数多く、本が書ける位だと自負(?)していますが、これもその一つです。

相場観や投資戦略の説明をしたあとなどに、相手から”Not for my money”と言われた事があります。

文字通り、「自分のお金をかけたくないね」と言われたのだと解釈し、Great ideaじゃなくて申し訳ないなどと返したと思うのですが、先日これが一種の慣用句であり、disagreementを意味するものだと知りました。

幸いにして無様な赤面ものの対応ではなかったと思いますが、このMoneyはお金を意味するものではなく”物の見方、考え方”と言う意味のようです。

Not for my money.  私はそうは思わない。賛成しかねる

と言う事であり、更に色々な形で使用できるようです。

For my money, it will rain tomorrow.
( 私の見立てでは明日は雨だね。)

For my money, this one is better.
(私に言わせれば、こっちのほうがいいね)

など・・・日本語の ”言わせてもらえば・・・” と言うのもこれで行けるでしょう

否定でも肯定でも使われるようですね。

語学学習においても、お金を舐めてはいけませんね

2014年11月3日月曜日

Well-Tuned EIGO. : Run for One's Money.

好きなボクサーの一人にガーナ出身のIke Quarteyと言う選手がいます。


Delahoya選手などとも名勝負を繰り広げましたが、流石に米国のスター選手との試合の多くは僅差の判定で敗れることが多く、スーパースターと言う領域にまでは手が届きませんでしたが全盛期の無敵ぶりは凄かったです。

アフリカ系の選手はガードを高く上げて速くて硬いジャブを連発し、相手を弱らせてからビッグパンチで仕留めるスタイルが多いのですが、Quartey選手もその教科書的なスタイルでした。

最近見たタイトルマッチで、解説者がアフリカ系のボクサーは名選手も多く、その時々のスーパースター達とも好敵手として名勝負を繰り広げてきた事・・・勝ちはしなくても互角の勝負を繰り広げてきた・・・を解説していました。

その時の表現がこんな感じでした。

African boxers gave them(=superstars) a good run for their money.

この give someone a (good) run for one's money = 互角に戦う、善戦する、健闘する と言う言い回しは汎用性があるようです。

試合では、挑戦者がハードパンチャーの王者に対して逃げずに打ち合いを挑んだのですが、その様は、The challenger brought the fight to the champion. と語られていました。

bring the fight to someone で 正々堂々と戦う と言うことなのですね。

市場でもお金(Money)の戦いがあります。最低でも善戦(a run for my money)出来るよう頑張りましょう。

Well-Tuned EIGO. : On the Up and Up.

(米)株価もドル円もリーマンショック前の水準をクリアしたところで、当時の財務長官だったTim Geithner氏が回想録のようなものを出版する準備をしていると言う話が出てきました。

当時彼が未曾有の状況下で相当苦労したことは想像に難くないのですが、その内容はClinton政権に対してもかなり批判的な内容も含んでいるとのことです。

He minces no words in railing against a corrupt environment of Washington D.C.

mince no words は言葉をminceせずに率直に話す事で、rail against は強く批判する事ですね。
rail againstは語感的にも”柵を建てる”、”一線を画す”イメージが出ていますね。

国会議員に対する批判の部分で英語らしい表現と感じたのは、誰も真剣な議論などしていなかったと言う意味のことを以下のように表現していました。

No questions were really ever asked with the purpose of being answered.

これも痺れますね。質問のための質問なかりで真剣な質疑ではなかったというのですから。

恥ずかしながら調べないと分からなかったのは以下の英語です。

Nothing with Congress was on the up and up. Only the slimmest pretense of seriousness.

on the up and up と言うのは、公正な、正直な、誠実な と言う意味でした。2つ目の文が補足説明になっていますが、Upの対比はDownなのですが、Up and Up と言う事で”裏表がない”、”言動一致”みたいなイメージだと思えば記憶しやすいかな・・・・と思いました。

基本単語の組み合わせの奥深さを感じますね。

2014年11月2日日曜日

Well-Tuned EIGO. : Quick on the Draw.

著名なストラテジストの書いた文章の中で、この表現に出会いました。

文脈的には、このストラテジストがパーティ会場か何かで出会った投資家が断言口調で語った事に対して強い違和感を持ったと言う流れの話でした。

金融市場の予測ほど当てにならない物はないのだから普段は聞き流してしまうのに、何故かこの時には面と向かって反論を展開したくなったと言う事なのですが、

I am usually not quick on the draw but ........... 

と続く文章でした。

Be quick on the draw と言うのは改めて調べてみると、拳銃や刀などの武具を鞘などから抜くのが素早いという事のようで、意味するところは、゛喧嘩っ早い゛、゛理解が速い゛、゛機転が利く゛などと広がっていくようです。この辺は文脈で判断ですね。

金融市場は潮流が目まぐるしく変化する事も多く、朝令暮改も是とする世界でもありますが、まさに状況に応じて適切に対処していくと言うのもこの Be Quick On the Drawと言う表現で行けそうですね。

と言う事で、11月も Be quick on the draw !!

2014年10月26日日曜日

Well-Tuned EIGO. : Have a Sting in the Tail.

先週は大きな材料も少なかった中で株式市場が大きく戻す流れでしたが、市場解説のコメントの中で以下の表現に出会いました。

The market will finish strong if the market does not have a sting in the tail.
(このまま何事もなければ株式市場は上昇して終わるだろう)

可愛い顔をした動物が尻尾に刺を持っていたり、蜂も口には蜜、手足には花粉と美しいのにお尻で刺す・・・恐らくはそんな事から、予期せぬ(悪い)事が起こるとか、最後に裏切られるというような事を、相手の尻尾に刺があったと表現するようになったのではないかと推察します。

映画や物語などの展開でも最後にドンデン返しがある場合などは、まさにこの尻尾の刺と言う表現が使えるわけですね。

金融市場もドンデン返し的な展開が増えそうな気配を感じます。

This week had yet another surprising sting in the tail.
(今週もまた最後にどんでん返しがあった)

これで十分伝わりそうですね。

2014年9月7日日曜日

Scotland Independence Referendum Hurt GBP. : How Can They Pay Scot and Lot?

英国内のスコットランド、カナダのケベック州などには昔から独立を主張する勢力があり、住民投票も行われてきました。

今回の9月18日のスコットランドの住民投票がこれだけ材料視されるのは、いくつか理由がりそうですね。

1 ウクライナのクリミヤ半島の動きに似ている。

2 世論調査で民意が拮抗している。

3 スコットランドがGBPではなく独自通貨を持つ動きがある。

などでしょうか。

これだけの理由ではないにしてもGBPは随分売られてきましたね。
GBPUSD DAILY

GBPJPY DAILY
スコットランドだけにスカッとしないと言うのはダジャレになってしまいますが、ちょうど英語でも Pay Scot = けりを付ける と言う表現がありますので、Scotlandの問題とかけて使えそうですね。

Scot単独でもScot and LotとしてもTAXの意味があるようで、それをPayすれば決着がつくということですね。

Scotlandの住民投票は9月18日の木曜日に予定されていますが、結構大きなイベントになってしまいましたね。

注目しておきましょう。

2014年8月24日日曜日

Precious Metals : Hello...is it me you're looking for?

米ドル上昇の煽りを受けて商品市場は全般的に沈み込んでいますが、地政学などの状況を含めた投資環境面からは上昇しても十分説明がつくはずの貴金属の動向がどうも冴えません。
GOLD Daily

SILVER Daily
GOLDは、今回も13百ドルを維持できず、12.8百ドル台の攻防。

SILVERも20ドル台から滑り落ちて19ドル台で再起を図っています。

まだまだ記憶に新しい貴金属の隆盛はQE政策への不安と批判が根底にあったわけですので、米英のQE政策が奏功して出口時期が市場の焦点となる中では、この流れはある意味当然なのかもしれません。

QE失敗⇒ハイパーインフレ⇒通貨価値暴落⇒元祖通貨である金、銀の価値保蔵機能に資本が殺到

と言うシナリオは回避されているということなのでしょう。

実際に、世界中が金や銀を買って備えている状況では、エグイことは起きないものです(笑)。

こういうものは保険程度に保有しておいて、様子を見ると言う局面なのかもしれませんね。世の中的にもそれがちょうど良い訳で、そのちょうど良い環境下では、金価格の上昇にも蓋がされている訳です・・・・・・・・だから、GOLD Locks に合い(i)の手を入れて・・・・この手の程よい状態をGOLDILOCKS(経済)と言う・・・・? マジでそう思いたい流れになっております。

2014年7月14日月曜日

Well-Tuned EIGO : Give the Bird.

金貨や銀貨の収集家にとっては歴史ある米国産が主流なのですが、豪州が高精度の銀貨を鋳造して保守本流の米国市場に殴り込みをかける・・・・・そんな話のタイトルが以下のようなものでした。

Australia Gives America the Bird.

この give ~ the bird というのは、いきなり定冠詞のtheが登場することからも慣用句であるとわかるので調べてみると、侮辱する、罵倒する、野次る、喧嘩を売る、と言う意味でした。

なんで鳥(bird)をgiveすることがそう言う意味になるのかと不思議でしたが、これは諸説ある中で最も説得力があると感じた(と言うか覚えやすいと感じた)のは、このbirdと言うのは、鳥の羽のことであり、更に、鳥の羽がついているもの⇒矢、と言うことになるのだそうです。

give the bird = 矢を射掛ける と言うことで、上記のような意味になるのも概念的に頷けますね。

更に、相手に対して中指を立てる行為も、この give the bird で表現されるようですが、これも調べてみると多分古代の戦争で、捕虜などになった敵軍の兵士が二度と弓を取れないように中指を切断すると言う風習(?)があった事と関係があるようです。
 つまり、中指を立ててみせるという行為は、自分にはまだ中指がある=弓が射れると言う事から敵意の表明になるということと理解しました。

日本のちょっと怖い世界では指を詰めると言う行為があり、従って指がなかったりした方が怖いのですが、欧米の世界では真逆という感じでちょっと面白くありませんか?

あまり使用する機会は無いかもしれませんが、意味は覚えておきたい表現ではないでしょうか。

2014年6月8日日曜日

Well-Tuned EIGO : From Pillar to Post.

Martinezを攻めるCotto選手(手前)

先週の材料に取り上げたBoxingのビッグマッチですが、予想外の一方的な試合展開となりMiguel Cotto選手がSergio Martinez選手から9回終了時点でTKO勝利を捥ぎ取りプエルトリコの選手としては初めての4階級制覇の偉業を成し遂げました。

クラスを上げて挑戦者となったCotto選手は、初回から王者Martinezから3度のダウンを奪うなど終始ペースを握り続けてTKOで試合終了となった時点でも全ジャッジの採点はフルマークだったようです。

試合が終われば、Martinez陣営も勝者を讃えており、Martinez選手側のプロモータであるLou DeBella氏も以下のコメントを出していました。

Miguel beat him from pillar to post. Miguel Cotto is a great champion.

で・・・この from pillar to post ですが、直訳すると"柱から柱へ"と言う意味ですが、Cotto選手がMartinez選手をコーナーからコーナーに追い回して体勢を立て直す猶予を与えずに攻め切ったと言う試合展開が見えてきます。

from pillar to post で、あちこち、次から次に、あれこれと、とことん、こてんぱんに・・・と言う意味で使えるようです。

それにしてもこの結果には少々驚きました。個人的にはMartinez選手が有利と見ていたのと、両選手共に好戦的な試合スタイルなので、どちらが勝つにしても試合は一進一退の好試合になると見ていたからです。Cotto選手の戦績はこれで39勝4敗、Martinez選手は51勝3敗2分ですので両者が超一流の選手達であることは明白ですね。

Cotto選手の方は、練習の成果が十分に出せたと言う事で、
It was a reflection of my hard work for the past 10-11 weeks. と言っていました。ここは、reflectionが目を引きますね

個人的には、かつて「楽しみな若手が出てきたな」と思っていたCotto選手が、今回の結果を受けて「彼はまだまだ出来る事を証明した」等と言われ、現役最強と言われたMartinez選手がこれで引退するのが決定的であると書かれているのを見ると、時の流れを実感してしまいます。自分が歳をとるのも無理もないかという感じですね・・・・

2014年6月1日日曜日

Well-Tuned EIGO :In the Third Person.

久しぶりにBoxingの話題ですが、今月はSergio Martinez vs Miguel Cotto と言う注目カードがあります。国で考えてもアルゼンチンとプエルトリコのスパースター同士の対決なので盛り上がりそうです。

Cotto選手はプエルトリコの選手なので同国からの移民の多いNYは第二の故郷のようなもので、今回も会場となるMadison Square Gardenは過去何度もビッグマッチを制してきた場所です。

一方で実質的に敵地に乗り込む格好となるMartinez選手ですが、上記のような事情もあり、自分が世界王者としてCotto選手の挑戦を受けるにも拘らず、入場も選手紹介も自分が先と言う興業内容に怒り心頭状態となっています。インタビューでもそのような分不相応な要求をしてきたCotto陣営への批判やCotto選手の思い上がりを強く批判していました。

両選手は基本的にスペイン語で話すので英語の字幕を見ていたのですがMartinez選手のインタビューの最後の部分が次のようになっていました。

He talks about himself in the third person. There you have it.

"in the third person" = 三人称で と言う事ですから、直訳は、"彼は自分を三人称で語る" という事ですが、文脈から判断すれば意味するところは察しが付きます。そこでちゃんと調べてみるとやはり自分自身のことを三人称で語る(or記述する、描写する)と言うのは、過度の自己愛、自己陶酔、思い上がり、自惚れ・・・・を表すとの事でした。
( sign of narcissism, meaning an inordinate fascination with oneself; excessive self-love; vanity; self-centeredness; smugness; egocentrism)

日本語の「俺を誰だと思っているんだ?」みたいな思い上がった言い回しも少し三人称的なフレーバーがありますよね。

改めて意訳すれば・・

He talks about himself in the third person. There you have it.
(Cotto選手は大物ぶっているんだよ。そういうことさ。)

という感じですね。ついでに会話の締めくくりによく登場する There you have it もリズムがいいですね。日本語の「わかるよね?」とか「じゃ、そういうことで」に該当する英語ですね。

では、 There you have it.

Well-Tuned EIGO. : Marriage of Convenience.

地政学リスクが明らかに上昇しているので今年は本当に要注意だと思うのですが、ラジオの対談を聞いていて、以下のようなやり取りがありました。

日本と中国の微妙な関係に触れた後に、最近の中国とロシアの接近に関して語られた部分です。

質問者(投資アナリスト):
Why do they join hands now?

回答者(地政学専門家):
They hate each other but they hate Washington more.
So, this is a Marriage of Convenience.

意訳ですが、

質問 : 何故この2国は今手を組むのかしら?

回答 :実は仲悪いのだけど、米国と言う共通の仮想敵がいるので。まー政略結婚ですね。

という流れですが、Marriage of Convenience と言う表現は使えそうですね。昔の大名家同士の政略結婚も政治上や戦略上の便宜的、実利的協働関係もすべてこれで行けるでしょう。

日本の今の与党の連立も・・・・完全にそういう気がしますね(笑)。

2014年5月18日日曜日

Well-Tuned EIGO : Wake(Get) Up on the ~ Side of the Bed.

日本語でも"寝起きが悪い"と言う表現がありますが、英語でもベッドの起きる側を間違えるとよろしくないと言う考えがあり、具体的には縁起担ぎで、ベッドの左側から起きると良くないと考えられていることから、

Wake up( or Get up) on the wrong side of the bed =機嫌が悪い、調子が悪い

と言う言い回しがあるのは参考書などにも出ています。

これには様々な応用形も目にするのですが、先日、「これはちょっと中々思いつかないなー」と感心した(?)応用例がありました。

ユーロの下落に関する記述だったのですが、5月9日から下落となったユーロが5月15日に対ドルで2.5ヶ月ぶりの安値まで下落したと言う事を以下のように表現していました。

 On May 9, the euro woke up on the bear side of bed -- and has been falling since. On May 15, the euro hit a two-and-a-half month low against the U.S. dollar. 

これは、唸りますねー(笑)。

とても気に入りましたので今後どこかで使ってみようと思います。

Well-Tuned EIGO : At the Urging of...........

次期大統領選も視野に入る時期となり、米国内でも色々な動きが表面化してきました。

次期大統領の最有力候補といってよいのがヒラリーさんだと思いますが、なぜかこの時期にかつてのクリントン大統領の愛人だったモニカ・ルィンスキー女史の手記が出版される運びとなり、ヒラリー氏にはマイナス材料と見られています。

また民主党の地盤であるNY州における保守系のメディアであるFOXニュースチャネルの看板アンカーの一人であるショーン・ハニティ氏が諸事情あってフロリダに移住する事になった事もさまざまな憶測を呼んでいます。(民主党知事からの圧力説やハニティ氏自身が将来保守地盤から政治家を目指す思惑など・・)

それはさて置き・・・ハニティ氏のフロリダ移住を報じる記事の中の一説に以下の英文がありました。

Hannity said he has "a little place in Naples" but will probably be getting a bigger one at the urging of his wife. (ハニティ氏はイタリアのナポリにも小さな地所を所有しているが、夫人の強い希望もあってより大きな物件を探す予定であると語った。)

さらっと意味は取れてしまいますが、最後の At the Urging of ~ と言うのが良いですね。

誰かに・・・説得されて、せっつかれて、おねだりされて・・・・と言うような事は、この at the urging of ~ と表現出来るわけですね。(being) urged by ~ とやるよりもリズムも良いのではないでしょうか。

2014年3月23日日曜日

Well-Tuned EIGO. : If You Give a Mouse a Cookie.

ちょっと心配なクリミア共和国の情勢ですが、世界史に詳しくない私のような人間にはとても勉強になるレポートがありました。

特に欧州勢の懸念の中心は、今回のロシアによるクリミア共和国の併合とかつてのヒトラードイツによるSudetenland(スデーデン地方)の併合に多くの共通点があると言う事のようです。後者はその後の第二次世界大戦の序章になった事件だけに尚更ですが、今回の対露制裁の足並みにおいて欧州では最も消極的とされるのがドイツであると言う事も皮肉な巡り合わせですね。

この時にドイツのヒトラーが自国の行動の正当化の為に強調したのがSudetenlandの住民の多くがドイツ系民族であったと言う事でした。そして結果的に世界がその行為を追認せざるを得なかった事がその後のヒトラーの行動をエスカレートさせてしまったという史実があるようです。

今回取り上げた、IF YOU GIVE A MOUSE A COOKIE というのは、明確に慣用句化しているかどうかは不明ですが、有名な子供向けの本の題名であり、現在進行形のクリミア情勢を懸念するレポートに紹介されていました。



ある少年がネズミにクッキーをねだられて気前よく与えたところ・・・・・
・クッキーを柔らかくする為のミルクを要求されて・・・・これも与えると・・・
・ミルクを飲むためのストローを要求されて・・・・これも与えると・・・
・鼻下にミルク髭が出来ていないか確認する為の鏡を要求され・・・これも与えると・・・
・鏡に映った自分の髪の乱れに気づいて髪留めを要求され・・・

最後は一巡して、クッキーをもう一つくれとおねだりされると言う展開です。

教訓は、As long as the boy is willing to give, the mouse is all too happy to take. と言う事です。

ロシアの行動にもこのような展開になる懸念が燻るというのがレポートの趣旨でした。

この英語表現は、色々と応用がきくのではないでしょうか。

Isn't it like giving a mouse a cookie? ⇒気前良すぎないか?
Don't give a mouse a cookie.⇒絶対に譲歩しない事!

等が十分いけそうですね。

Well-Tuned EIGO. : Catch As Catch Can.

Catch as catch can という言葉と初めて遭遇したのは格闘技関係の雑誌でした。

もうかなり昔の事です。まだ世間の太宗がプロレスを真剣勝負と信じていた頃の話ですが、純粋に強くなりたいと言う一部の選手達が既存団体を離脱して新団体を立ち上げる動きが幾度かありました。

それまでのプロレスから派手なショー的な要素を排除したかなり地味なスタイルでしたが、場外乱闘はもとより、飛び跳ねたり、相手をロープに振って・・・・と言う事もない真剣勝負スタイルは一定の説得力を持っていました。
 こうなると、相当な実力差がある場合を除けば、かなり地味なグランドでの密着戦となる事が多く、最後は締め技か関節技で勝敗が決まるパターンが多かったですね。TVで放映するプロレスでは展開の狭間でのつなぎ的な要素でしかなかった関節技や締め技で勝負が決すると言うスタイルは斬新でしたが、玄人受けはしたものの徐々に支持を失っていったのは残念なことでした。

そんな選手達が指導を仰いだのはエンターテインメント色の強いアメリカンプロレスではなくCatch-styleとも呼ばれた欧州系(特に英国系)の実力派プロレスラー達でした。カール・ゴッチなんて懐かしいですね。

その際の戦術の柱がこの、Catch as catch can と言うコンセプトでした。文字通りに掴める所は何処でも掴んで捕まえてしまうと言うイメージですね。アマレスのグレコローマンスタイルなどは下半身を掴む事は反則ですが、プロレスでは何処でも何でもいいから相手を捕まえてしまえと言うことです。要はフリースタイルのことですね。

長い間、これは格闘技の世界の業界用語と考えていましたが、どうやらそうでもないようです。

良く言えばフリースタイルで臨機応変に悪く言えば無計画、出たとこ勝負、行き当たりばったりに・・・・・物事に取り組む様子が形容詞でも副詞でも Catch as catch can と言う言い回しで表現できるということですね。

往年の名レスラーで代名詞だったダブルアームスープレックスと言う投げ技から人間風車と呼ばれたビル・ロビンソン氏の訃報が報じられました。彼もCatch as catch can スタイルの継承者でした。
ご冥福をお祈りします。

2014年3月2日日曜日

Well-Tuned EIGO. : If Somebody Paid Me.

投資関係のセミナーの案内などが良く来ますが、どこも必死に集客活動をしています。

You'll be glad you did.⇒後で参加してよかったと思うはずだ。
Don't say later that I did not tell you.⇒後で声を掛けなかった等と責めないでね。

という類のものが多いのですが、ちょっと面白いのがありました。

よく絶対に嫌だと言うときに「お金をもらってもやらない」なんて言いますが、英語でも同じで勝つ今回は「お金を貰っても欠席しない」=絶対に出席する と言う言い回しがありました。

I would not miss this conference if somebody paid me.
(たとえお金を貰ってもこの会議はミスしない。⇒なんとしても絶対に参加する)

なかなか面白いですよね。

ちなみに"If somebody paid me"の部分は別の箇所では、"If you paid me"となっていました。

お金を積まれても~しない と言う表現は万国共通にあるのでしょうね。

Well-Tuned EIGO. : Out of one's Depth / Relative Calm.

Mt.Gox社のミスハンドリングによるBitcoinの問題は改めて仮想通貨の怖さを認識させるものでした。

一応は今回は飽くまでもMt.Goxと言う特定の業者の問題であってBitcoinの問題ではないと言う論調が多いのですが、こういうものが定着、普及していく過程ではまだまだ多くの試練やリスクの顕在化という事象が起こるのではないでしょうか。

最近目にするレポートの多くがこの問題に何らかの形で言及しているのは無理からぬことでしょう。そんな中からいくつか使えそうな英語を切り出しておきましょう。

This is not the end of bitcoin, instead it is just the end of one bitcoin company that is at best out of its depth, and at worst, a scam.
(これはbitcoinの終焉ではなく、ただの一業者の終焉である。良く言っても能力不足、悪く言えばインチキ業者の。)

 depthは深みであり、能力ですので、out of one's depth は能力の限界を超えた状態ですね。

Getting rid of bad operators like Mt.Gox is a vital part of bitcoin's evolution.
 (Mt.Gox社のような悪い業者を駆逐することはBitcoinの進化における最重要事項だ。)

・Investors may long for the relative calm of gold.
    (投資家たちはBitcoin比(断然)安定した金に回帰するかもしれない)

英語らしい言い回しですね。

2014年2月16日日曜日

Well-Tuned EIGO. : In a Class By ~self.

オリンピック見てますか?

色々な意味で盛り上がっていますが、一生懸命と言うのは心を動かすもので、どうしても応援せずにはいられなくなりますね。

どうしても期待通りの結果が出たり、出なかったりと言うドラマもあるのですが、明暗を分けるなどと言う考え方ではなく、それぞれが凄いドラマでを提供して我々の心を揺さぶってくれた事に感謝したいと思っています。

それにしても凄かった・・・と思うのがフィギュアスケートの羽生選手でした。突如現れた未成年の若者が不動の第一人者と思われた選手達を一気に追い抜いて世界の頂点に立ってしまったのですから。

彼の勝ち方は一流選手たちの調子が悪かったとかではなく、堂々と史上最高点でぶっちぎってしまう訳ですから文句のつけようがないと思います。

流石に海外のメディアの注目度も高く本当に絶賛されていますね。

その中で、He is In A Class by Himself. というのがありました。

ライバル不在、別格、他を超越している、独特である と言う状態を、in a class by himself と言っているのですが、直訳すれば、「彼が一人でクラスを形成している」と言うことでライバル達はひとつ下のクラスにいるイメージになりますね。

ほとんど同じコンセプトで、He is one of a kind. と言うのもよく見聞きしますのでセットで覚えておけば色々使えると思います。これも"彼一人で一つの種類"と言うコンセプトですね。

ところで、慣用句とは知らなければ恥をかくケースもある訳ですが、これなんかも前後の状況抜きで一文だけ見せられたら、He is in a class(room) by himself. だと思っても不思議ではないですね。
この場合は"彼は一人で教室にいた"と言う意味ですから全然違ってしまいます。

慣用句は肝要であり寛容ではない。

気をつけましょう。 

Well-Tuned EIGO. : A Distinction Without a Difference.

とある市場動向分析の専門家が以下のことを言っていました。話の内容も英語表現としても参考に出来ると思うのでメモしておきます。

The focus of our research is not market timing but risk management.That may be a distinction without a difference but we study signs to decide if we raise or lower market exposure.
(我々のリサーチの焦点はマーケットタイミングではなくリスク管理です。本質的には同じことかもしれませんが、我々はポジションサイズを増やすか減らすかの指針を研究しているのです。)

"A distinction without a difference"は、直訳すれば"相違点のない区別"と言うことなので上記では"本質的には同じ事"と言う意訳をしました。

このような形で類語を並べると意外な深い意味合いが出せることがあるので面白いですね。すぐに思い出すのが The Sound of Silenceの歌詞にも出てくる二つです。

Hear without listening. 聞き流しているだけ
Talk without speaking. (どうでもいいことを)とりとめもなくしゃべるだけ

今回取り上げた A distinction without a difference. も含めて,このあたりはとても面白いし深い味わいがありますね。