2016年1月4日(月)~1月8日(金)の週の簡単なReviewです。
金融市場
*地政学リスク上昇。サウジアラビアがイランとの国交断絶へ。
*突如北朝鮮が水素爆弾実験を実施。
*中国株のストップ安連発などで世界的な株式市場下落相場へ。
中国は8日(金)にサーキットブレイカー(値幅制限)を廃止。
為替市場ではCNYも下落へ。
*原油価格も続落。
*2015年12月の米雇用統計は良好な内容。
NFP(非農業部門雇用者数)は前月比292千人増加。(予想200千人増)
失業率は5%で変わらず。
過去月の雇用も情報修正されるも市場は賃金増加率の低さを材料視?
*カナダの雇用データも堅調な雇用増。
①株式市場 / 債券市場
・世界的な株安トレンドが発生。債券市場は価格上昇(利回り低下)。
・日経平均は年初来5日続落の年明け。
週足は17,697.96円。(前週19,033.71円)
・米Dow→$16,346.45、S&P500→$1,922.03、Nasdaq→$4,643.63)
(前週 $17,425.03 $2,043.94 $5,013.40)
(前週比 -6.2% -6.0% -7.3% )
米株は、ほぼ3ヶ月ぶり安値圏。
ダウの週間下げ幅はリーマンショック時の2008年10月以来7年3ヶ月
振りの規模。
・米10年債利回りは、2.27%。(前週2.12%)
・米30年債利回りは、2.99%。(前週2.91%)
②商品市場
・中東地政学リスクの上昇にも反応鈍く原油価格は続落。
年初来5日続落でバレル単価$32.88で越週。(前週$37.11)
・貴金属価格は堅調推移も金曜日に反落。
金価格はオンス単価で$1,103.61で越週。(前週$1,059.9)
③為替市場
・リスク選好通貨(概ね高金利通貨)が下落。
・危機回避バイアスを背景にJPY,CHFが上昇へ。
・USD相対的には安定推移もUSDJPYは117円台Lowで越週。