2012年12月16日日曜日

The Final Round Rush:How They Finished the Week.

金曜日の北米時間の最後の4時間の攻防です。

 通貨ペア ↑↓ 終値    始値    変動(pips)  変動(%)
①USDCHF↑   0.9177  0.9170   +7    +0.08%

②NZDCAD↓  0.8337  0.8343    -6     -0.07%

③USDJPY↑    83.50    83.44     +6    +0.07%

④NZDUSD↓  0.8460  0.8466    -6     -0.07%

⑤GBPNZD↓  1.9087  1.9100  -13     -0.07%

⑥NZDCHF↓  0.7758  0.7763    -5     -0.06%

⑦EURNZD↓  1.5541  1.5551  -10     -0.06%

⑧AUDCAD↓  1.0412  1.0417   -5     -0.05%

⑨AUDUSD↓  1.0564  1.0569   -5      -0.05%

⑩EURCAD↓  1.2972  1.2978   -6     -0.05%

上記通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ USD(4回),CAD(3回),NZD(2回),CHF
下落通貨 ⇒ NZD(3回),EUR(2回),AUD(2回),CHF,JPY,GBP

週の最後の需給調整で米ドルに買戻しが入る一方で週末に総選挙を控えた日本円には目立った買戻しの動きは入っていなかったように見えます。

選挙で自民党の圧勝を確信しているのか、そうならなかった場合の調整も円安の流れを変える力は無いと見ているのか。いずれにしても選挙結果は大いなる注目材料です。

Top FX Movers Last Week.

先週はFOMC等の注目イベントを消化し、週末には大注目の日本の総選挙が控えると言う状況下で神経質な展開が予想されましたが、結果的にはFOMCが今月末で終了するOperation Twist政策に次ぐ拡張量的緩和策と実施期限を失業率の6.5%への低下とヒモ付けるという事実上のオープンエンド化を発表した事でドル売りの流れが優勢となりました。

一方で円安の流れも継続したのですが、断続的な調整が入りながらもメディアによる自民圧勝の予想なども受けて予想以上のモメンタムが継続しました。流石にドル円の84円レベルの抵抗は強く、84円ー85円の節目への挑戦時期は今回の総選挙の結果次第というイメージとなってきました。

週次の総括は以下のようになりました。

  通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①EURJPY ↑   109.92   106.58    +334    +3.04%

②CHFJPY↑    90.97     88.22      +275    +3.02%

③NZDJPY↑    70.63     68.65      +198    +2.80%

④GBPJPY↑    135.00   132.24    +276    +2.04%

⑤AUDJPY↑    88.22     86.49      +173     +1.96%

⑥USDCHF↓   0.9177   0.9345     -168      -1.83%

⑦EURUSD↑   1.3161   1.2924    +237     +1.80%

⑧NZDUSD↑   0.8460   0.8324    +136     +1.61%

⑨CADJPY↑    84.68     83.32      +136     +1.61%

⑩CADCHF↓   0.9303  0.9443      -140     -1.50%

上記通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ CHF(3回),EUR(2回),NZD(2回),GBP,AUD,CAD
下落通貨 ⇒ JPY(6回),USD(3回),CAD

円、ドルが弱いと言う流れは注目ですね。円安の流れは距離よりも持続力が印象的です。

2012年12月9日日曜日

Quake : A Matter of WHERE.

金曜日の地震は東京にいても非常に不気味に感じました。

揺れの周期が長く、兎に角長時間揺れたと言う印象で、その後の報道で見た震度よりも大きかったように思います。

観測された津波の規模も小さく、被害も大した事なさそうで安堵しました。

さて、相場の方ですが、前項にも書いた市場の反応から以下のように整理出来るのではないでしょうか。ポイントは大き目の地震が発生した場合の相場の反応は発生場所次第と言う事です。

東京など首都圏で発生した場合 ⇒ 一気に円売りへ。

地方での発生の場合 ⇒ 一旦円買いとなり、やがて円売りに反転。

世界中で自然災害や戦争、紛争と言う事象が大きく市場を含めた世の中を動かすと言う時代に入っています。兎に角、十分に注意していきましょう。

Between the Quake and the NFP.

円ショートも当座の正念場を迎えているようです。
USDJPY DAILY

これはドル円の日次チャートですが、この2週間は一進一退を繰り返しながらひたすら市場のポジションが拡大してきたイメージです。シカゴIMMの投機中心と解釈される事の多いポジションの傾きも空前の規模に達しています。これ事態相当なリスクなのですが一方でその割には調整も浅いと言う指摘も多く、私自身もそう思っています。金曜日には恐らく北米時間に発表される11月の米雇用統計までには相応のポジション調整が出ると思われましたが、多くの市場参加者がタイミングを計りかねている間に日本の東北沖で大きめの地震は発生しました。



11月7日(金)USDJPY 1Hチャート
  これは金曜日のUSDJPYの1時間足のチャートです。中央やや右側に大きな陽線とそれを一旦は全て打ち消す4陰線が出ていますが、これが雇用統計後の値動きです。そして大陽線の5本左側に下髭の長い実体の小さな陽線が出ていますが、これが東北沖の地震のタイミングです。

2011年の3月11日のパターンが意識されてか、日本で大き目の地震が観測されたと言う報道は振り世界中を駆け巡り、同時に為替市場ではするすると円の買戻しが入りました。これでドル円はFirst Reactionとしては下落しており、その後地震の被害も津波も大した事が無いと言う事が判ると一気に買い戻されています。

ここで一旦は円ショートのポジション調整が行われたと思われますが、その後米雇用統計が予想比強めに出たところでドル買いの動きにドル円も上昇し、本格的な円ショートの調整はその後の数時間で行われたと言ってよいでしょう。それが大陽線の後に続く4本の陰線です。3本目は長い下髭を出していますが、その下限は大陽線の下値を割り込んでいます。

やはりポジションが傾いている状態で、地震や雇用統計というイベントがあれば相場は大きく振れるということであり、この金曜日のドタバタを消化した今、円ショートのポジションは幾分縮小された状態で今週に入っているのではないでしょうか。

Major Currencies Stay in Purgatory.

世界の主要経済圏を見渡せば、今やピカピカの絶対優位は何処にも存在しないように見えます。

・米国 : オバマ大統領の続投も決まり、諸経済指標には米国経済の底打ち反転を期待させる強い内容のものも散見され始めました。7日(金)の11月雇用統計もSandyの影響で相当な落ち込みが見込まれたNFP(非農業部門雇用者数)が146千人の増加となり10月の138千人よりも寧ろ増加していた他、失業率も7.7%とほぼ4年振り低水準に改善しました。

・欧州 : 基本的には問題の構図は何も変わっていませんが、欧州問題は重層的な支援体制やセーフティネットの整備などにより急回復は無理でも"峠は越えた"と言う見方が広がっています。
足元は欧州市場は株式、債券、為替とほぼトリプル高(もしくは安定)的に推移しています。

・日本 : 間もなく選挙ですが、単独でも連立でも次期政権の中心人物となる事が確実な安倍自民党総裁の一連の発言が海外からも相当な高評価を得ています。少なくとも足元の株高を伴う円安は非常に好ましい動きである事は確かでしょう。

絶対優位が無い時には比較優位を探すのみなのですが、円の先安感以外はドルもユーロも今ひとつスッキリしない状況が続きます。
USDJPY DAILY ⇒ やや足踏み状態。













EURJPY DAILY ⇒ 110円越えか100円割れへ反落へ?













EURUSD DAILY ⇒ 足元安定も反落の気配あり?
今週から三社三つ巴の構図が何時崩れてグローバルマクロ的なテーマが出てくるのかを注視していく必要があります。

ドル円が83円ー85円のレジスタンス帯を上抜けして90円を目指すのか?

ユーロドルが1.28ミドルを割り込んでベアトレンド復活の可能性を高めるのか?

世界中がクリスマスムードに包まれている間は、Positiveなマインドが維持されると思うのでリスク資産市場も安定すると見ています。そういう意味では勝負がつくのは年初の相場かも知れません。

The Final Round Rush:How They Finished the Week.

先週の金曜日の北米市場における最後の4時間の攻防を切り出します。
雇用統計が齎したサプライズを消化しながら最後に週の需給はどこで拮抗したのでしょうか。

    通貨ペア ↑↓ 終値   始値   変動(pips) 変動(%)
①AUDJPY  ↑   86.49    86.31    +18    +0.21%

②EURNZD ↓  1.5504  1.5535    -31     -0.20%

③EURAUD ↓  1.2321  1.2344    -23     -0.19%

④AUDCHF ↑  0.9800  0.9783   +17    +0.17%

⑤GBPJPY   ↑ 132.24   132.03   +21    +0.16%

⑥USDJPY   ↑  82.46    82.34     +12    +0.15%

⑦EURGBP ↓  0.8058  0.8069    -11     -0.14%

⑧USDCHF ↑  0.9345  0.9333   +12    +0.13%

⑨GBPCHF↑   1.4985  1.4967   +18    +0.12%

⑩NZDJPY↑    68.65    68.57      +8     +0.12%

通貨ペアの分解結果は以下の通りです。
上昇通貨 ⇒ GBP(3回),AUD(3回),NZD(2回),USD(2回)
下落通貨 ⇒ JPY(4回),EUR(3回),CHF(3回)

南半球が強く、欧州が弱い構図は週次バイアスに沿ったものですが、ここでは円の下落バイアスが目を引く感じです。