2014年9月14日日曜日

Review of the Week.(Sept.8th - Sept.12th.2014)

2014年9月8日(月)~9月12日(金)の週の簡単なReviewです。

1 Key Events.

 ①英国
  Scotland独立問題
  ⇒前週末のYouGovの住民調査で51vs49で独立派が初めて優勢に。
  ⇒今週のYouGove調査では52vs48で独立派がさらに優位に。
  ⇒直近のBetterTogetherの調査では逆に52vs48で独立反対派が優位。
  ・BOE Carney総裁
  ⇒Scotland独立の場合のContingency Planは出来ている。
  ・7月鉱工業生産⇒+0.5%(予想+0.2%,mom),+1.7%(予想+1.3%,yoy)。
  ・7月製造業生産⇒+0.3%(予想+0.2%,mom)、+2.2%(予想+2.1%,yoy)。

 ②米国 / カナダ
  ・米新規失業保険申請件数⇒9月6日の週は315千件(予想300千件)。
  ・米8月小売売上高
  ⇒+0.6%(予想+0.6%,mom)。
  ⇒Ex-Autoは+0.3%(予想+0.3%,mom)。
  ・加7月建築許可件数⇒+11.8%増(予想▲5.0%)
  ・加8月住宅着工件数⇒192千件(予想195千件)。
  ・加7月新築住宅価格指数⇒±0%(予想+0.2%)

 ③欧州圏 / スイス
  ・欧州圏9月Sentix投資家信頼感指数⇒▲9.8(予想1.4)
  ・ECB Visco政策委員(伊中銀総裁)
  ⇒低インフレの長期化による中長期インフレ期待の不安定化
   を回避する事が最優先課題
  ⇒低インフレの背景はエネルギー価格の低下、EUR高止まり等
  ⇒ECBは必要な追加措置を躊躇しない
  ・欧州圏第2四半期就業者数⇒+0.2%(qoq)。
  ・欧州圏7月鉱工業生産⇒+1.0%(予想+0.7%,mom)
  ・独7月貿易収支⇒+eur22.2bioの黒字。
  ・スイス8月失業率⇒3.2%(unch)。
  ・スイス8月CPI⇒+0.1%(予想±0%,yoy)。

 ④日本
  ・第2四半期GDP⇒▲1.8%(予想▲1.8%,qoq)。
  ・8月工作機械受注⇒+35.6%(yoy)
  ・8月消費者信頼感指数⇒41.2(予想42.3)
  ・7月第3次産業活動指数⇒±0%(予想+0.2%,mom)
  ・安倍首相+黒田日銀総裁の昼食会合
  ⇒黒田総裁が景気の好循環の継続を強調
  ⇒日銀の物価目標達成が困難と判断すれば追加施策を用意

 ⑤中国
  ・8月貿易収支⇒+$49.8bioの黒字(予想$40bio)
  ・8月PPI⇒▲1.2%(予想▲1.1%,yoy)。
  ・8月CPI⇒+2.0%(予想+2.2%,yoy)。

 ⑥豪州 / NZ
  ・豪7月住宅ローン件数⇒+0.3%(mom)。
  ・豪8月NABビジネス信頼感指数⇒8に下落
  ・豪8月雇用統計
  ⇒失業率は6.4%から6.1%に低下
  ・NZ第2四半期製造業活動指数⇒▲1.9%(qoq)
  ・RBNZ(NZ中銀)8月金融政策決定会合
  ⇒金融政策据置きOCR金利を3.5%に維持
  ・RBNZ Wheeler総裁
  ⇒過去の引締めの効果を見極める時間が必要。
  ・NZ8月製造業指数⇒56.5(予想56.0)
 
2 金融市場

 ①株式市場 / 債券市場
  ・株式市場は週後半に調整圧力が上昇
  ・債券市場は下落圧力。長期金利は上昇へ
  ・例外的な動きの日経平均は5日続伸で16千円が視野に
   週の終値は週の終値は15,948.29円(先週15,668.68円)。
  ・Dow→$16,987.51、S&P500→$1,985.54、Nasdaq→$4,567.60。
  ・週次ではDow→▲0.9%、S&P500→▲1.1%、Nasdaq→▲0.3%。
  ・米10年債利回りは、2.61%(先週2.46%)。
  ・米30年債利回りは、3.34%(先週3.23%)。

 ②商品市場
  ・商品市場は低迷継続
  ・原油価格は、バレル単価で$92.18(先週$93.47)。
  ・金価格は、オンス単価で$1,230.35(先週$1,268.46)。

 ③為替市場
  ・米ドル堅調路線継続
  ・コモディティ通貨の下落が加速
  ・欧州通貨は対コモディティ通貨では反発
  ・円安継続ドル円は107円台へ週内2Big Figure上昇