2014年10月26日日曜日

Review of the Week.(Oct.20th - Oct.24th. 2014)

2014年10月20日(月)~10月24日(金)の週の簡単なReviewです。



1 Key Events.

 ①米国 / カナダ
  ・米 Fisher Dallas連銀総裁
  ⇒市場のVolatility上昇はQE終了に影響せず。
  ⇒FEDのQE終了で株式市場は調整の可能性。
  ⇒実体経済は改善を続けている。
  ・米 Rosengren Boston連銀総裁
  ⇒FEDは今月(10月)でBond購入を停止するべき。
  ⇒失業率5.9%は、労働環境の大幅な改善と言う条件を満たす。
  ・米9月CPI⇒+1.7%(予想+1.6%,yoy)。
         ⇒コアは+1.7%(予想+1.8%,yoy)。
  ・加 8月卸売売上高⇒+0.2%(予想▲0.3%,mom)
  ・加 BOC金融政策決定会合
  ⇒政策金利1.0%据置き。(Overnight Target Rate)
  ・加8月小売売上高⇒▲0.3%(予想±0%,mom)
                除く自動車も▲0.3%(予想+0.2%,mom)

 ②欧州圏 / スイス
  ・ECBの債権購入
  ⇒9月に公表したCovered Bond購入を正式に開始。
  ⇒短期の仏国債を購入。
  ・ECBの社債購入観測
  ⇒ECB筋が12月にも社債購入を検討との報道。
  ⇒ECB Spokesmanは報道を否定。
  ・欧州圏10月製造業PMI⇒50.7(予想50.0)
  ・欧州圏10月サービス業PMI⇒52.4(予想52.0)
  ・独9月PPI⇒±0%(mom)、▲1%(yoy)。共に予想通り。
  ・独10月製造業PMI⇒51.8(予想49.6)
  ・独10月サービス業PMI⇒54.8(予想55.0)。
  ・独GFK消費者信頼感指数(11月)⇒8.5(予想8.1)
  ・スペイン7月-9月失業率⇒23.7%2011年以来の低水準

 ③英国
  ・10月Rightmove住宅価格指数⇒+2.6%(mom)。
  ・10月BOE MPC議事録
  ⇒9名中2名が25bpの引締めに投票。
  ⇒Spare Capacityの縮小速度は予想非鈍い
  ⇒欧州に追加の悪材料が出る可能性と英国への影響を懸念
  ・9月小売売上高⇒▲0.3%(予想▲0.1%,mom)
  ・第3四半期GDP⇒+0.7%(予想+0.7%,qoq)。

 ④日本
  ・GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)
  ⇒運用方針飲み直し脱国債が基本方針
  ⇒国内債券の比率を60%から40%に引下げ
  ⇒日本株の比率は12%から20%台半ばに引上げ
  ⇒外国株式の比率も高める方向(23%から30%)
  ・10月製造業PMI⇒52.8(予想52.1)

 ⑤豪州 / NZ
  ・豪RBA10月議事録
  ⇒市場金利の安定の為にForward Guidanceの重要性を強調。
  ⇒住宅価格の上昇を懸念。
  ⇒豪ドル水準への懸念はやや後退
  ・豪 Lowe RBA副総裁
  ⇒世界的低金利環境下での投資意欲低迷は、
    長期化する程、将来のリスクが増大する
  ・豪第3四半期CPI⇒+2.3%(予想+2.3%,yoy)。
  ・NZ第3四半期CPI⇒+0.3%(予想+0.5%,qoq)
  ・NZ9月貿易収支⇒▲nzd1.36bio(予想▲0.62bio)

 ⑥中国
  ・第3四半期GDP⇒+7.3%(予想+7.2%)
  ・9月小売売上高⇒+11.6%(予想+11.7%,yoy)。
  ・9月鉱工業生産⇒+8%(予想+7.5%,yoy)
  ・10月HSBC China PMI⇒50.4(予想49.9)

2 金融市場

 ①株式市場 / 債券市場
  ・株式市場が反発債券市場も資本流入が一服
  ・日経平均は、1万5千円台を回復
   15,291.64円で越週。(先週14,532.51円)。
  ・米株はMicrosoftやP&Gの好決算もあり、2013年1月以来
   のBest Week.
  ・Dow→$16,805.41,S&P500→$1,964.58,Nasdaq→$4,483.72。
  (先週  $16,380.34               $1,886.74              $4,258.44)
  (週次  +2.6%           +4.1%         +5.3%)。
  ・米10年債利回りは、2.27%(先週2.20%)。
  ・米30年債利回りは、3.04%(先週2.97%)。

 ②商品市場
  ・リビア、イラクの増産バイアスに原油は5週続落
   バレル単価で$81.33(先週$83.03)。
  ・金も反発力弱くオンス単価で$1,230.75(先週$1,237.60)。

 ③為替市場
  ・全体的に調整モード。
  ・ドルインデックスは小幅に低下。
  ・ユーロは週末の欧州銀ストレステスト結果発表前に買戻し
  ・株価の上昇などを受けて日本円が下落基調