欧州市場の最近の需給は概ね所謂”外売り、中買い”と言う状況にあると思われます。つまりOutsiderの需給はネットで売り越し、Insiderの需給はネットで買い越しと言う事です。これはよく言う内部資本の還流(Repatriation)が相場を支えていると言う事です。
東北大震災の時の円高も然りですが、手元流動性を厚く確保しておきたい機関投資家などは特に国外に投資していた資金の現金化を急ぎますので、足元のEURの乱高下も外国人の売り浴びせに対して欧州資本の還流が対抗需給を作り出しているというところでしょうか。
EURUSD DAILY ⇒ 需給の綱引継続 |
1.30を割れば下落トレンドが鮮明になり、1.34を超えていけば上昇波継続と言うイメージですが、それらの間での乱高下は殆ど真空地帯の乱高下と割り切った方が良さそうな気がしますね。