全体的には円安と言うよりはそもそもドル高がベーストレンドとして認識されています。少し前までは盛んにQE3の時期を巡る思惑が交錯していましたが、今ではすっかり影を潜めてしまいました。寧ろ米国経済指標の持続的な改善傾向を背景に金利市場が2013年後半の利上げを織り込むような水準まで先走った反応をする等、ドル金利が上昇を始めていることがドル高の背景となっています。
主要通貨ペアの週を通した値動きは以下の通りです。
通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①GBPJPY↑ 132.21 129.19 +302 +2.28%
②EURJPY↑ 109.93 108.20 +173 +1.57%
③CHFJPY↑ 91.14 89.72 +142 +1.56%
④NZDJPY↑ 68.75 67.69 +106 +1.54%
⑤AUDJPY↑ 88.36 87.19 +117 +1.32%
⑥USDJPY↑ 83.45 82.44 +101 +1.21%
⑦GBPCAD↑1.5705 1.5525 +180 +1.15%
⑧CADJPY↑ 84.12 83.17 +95 +1.13%
⑨GBPUSD↑1.5843 1.5668 +175 +1.10%
⑩GBPAUD↑1.4957 1.4813 +144 +0.96%
上昇サイドの顔触れは、複数回数の登場はGBPの4回のみで、後はEUR,CHF,NZD,AUD,USD,CADが夫々一度ずつとなっています。
下落サイドも複数回数の登場はJPYの7回のみで後の3通貨はCAD,USD,AUDとなっています。
こうして改めて整理すると主要通貨内ではやはり円安が目立っていますね。変動上位10ペア中の7つがクロス円の上昇(円下落)と言う結果でした。