円安が中期トレンドとして定着していくと言う予想も増える中で有力なファンクターとされるのが本邦貿易収支の赤字定着なのですが、取り敢えずは2月の貿易収支が黒字転していた事などで円売り圧力が減少していますね。
最近の動向では、輸出勢が売り控える中でイラン情勢への懸念なども背景に原油や天然ガスの手当てを前倒しで進めるエネルギー業界からのドル買いがドル円も持ち上げてきましたが、マザーマーケットの東京市場でドル円が上昇するのを見て欧州時間以降も海外勢が円売りを持ち込むというパターンも目立っていました。
それが先週後半は海外時間の円売りが確実に後退していた印象があります。特に金曜日は欧州株、米株の下落などもあって円ショートポジションは利益を確定しておこうと言う海外勢も多かったのでしょう。
USDJPY DAILY ⇒ 週後半に反落 |
EURJPYになるとこれまたエグイ動きをしておりまして・・・・
先週は前半の上昇で111円台をクリアして世間を驚かせた後に終盤の下落で108円台まで突っ込むと言うローラーコースター相場でした。
EURJPY DAILY ⇒111円台から108円台へ |
この動きを受けて始まる今週はいよいよ2011年会計年度の最終週です。
本邦勢の最後の需給に世界中の注目が集まる事になります。