今週もリスク回避の動きが加速しました。
・ギリシャ情勢を中心にスペインの金融セクターへの不安も上昇
・フランスのHollande政権への不透明感
・JPMorganChaseの巨額損失発覚
・リスク資産の本丸的存在だった米株市場にベア転の可能性
等の背景がありました。
週を通した主要通貨ペアの動向は以下の通りです。
通貨ペア ↑↓ 週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①NZDJPY↓ 59.69 62.50 -281 -4.71%
②NZDUSD↓ 0.7556 0.7820 -264 -3.49%
③CADJPY↓ 77.27 79.91 -264 -3.42%
④AUDJPY↓ 77.73 80.07 -234 -3.01%
⑤GBPJPY↓ 124.93 128.41 -348 -2.79%
⑥NZDCHF↓ 0.7095 0.7262 -167 -2.35%
⑦CHFJPY↓ 84.01 85.95 -194 -2.31%
⑧EURJPY↓ 100.92 103.25 -233 -2.31%
⑨EURNZD↑ 1.6882 1.6497 +385 +2.28%
⑩USDCAD↑ 1.0219 0.9997 +222 +2.17%
通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨⇒JPY(6回),USD(2回),CHF,EUR
下落通貨⇒NZD(4回),CAD(2回),AUD,GBP,CHF,EUR
上昇サイドはJPY,USDで8回ですが、JPYの6回はJPY全面高を示しています。
下落サイドはNZD,CAD,AUDで7回と言う事で、引き続き欧州通貨よりも資源国通貨の弱さが目立っています。
今起きている事は、まさに欧州不安ではなく、世界経済への懸念と言う事ですね。