これで最近の経済指標の回復基調を受けて遠のいたと思われていたQE3への観測が再台頭した格好でドル金利が反落し、為替市場のドル売りを誘う結果となりました。
しかし・・・この議事録ですが、7月31日~8月1日のものであり、まさにその後の経済指標は回復基調を明確にしてきたわけです。
7月雇用統計が予想外の回復振りであったことを皮切りに、各種住宅関連指標なども強く、ある意味で議事録の中で多くのメンバーが期待していた明確な回復基調が確認されていた事になるのですが、今月に入ってからQE3は遠のいたと言う前提で動いていた金融市場は完全に冷や水を浴びせられた格好です。
最も顕著なのがドル円でした。
USDJPY DAILY ⇒ 前週上昇分の大部分が消滅 |
金曜日には辛うじて小反発をしていますが、そうでなければ先々週の5本の陽線を先週の5本の陰線で全否定するところでした。
今週の動きが極めて重要と言う事になりますが、月末の需給に加えて、金曜日に予定されているジャクソンホールにおけるバーナンキ議長の公演内容が大きな鍵を握ります。