先週は序盤の神経戦を消化して後半には黒田新体制となった日銀の異次元緩和とも表現される踏み込んだ緩和策の発表を受けて大きく株高、円安の流れが復活する一方で米国の経済指標には若干の失速感も出て為替市場では米ドルが円以外の通貨に対しては反落する展開となりました。
結果としては日本株の上昇と為替市場での円安、特にドル円以上にクロス円での爆発的な動きがまさに圧巻の印象を残しています。
週次ベースの主要通貨動向は以下のようになっています。
通貨ペア ↑↓ 先週終値 前週終値 変動(pips) 変動(%)
①CHFJPY ↑ 104.38 99.23 +515 +4.93%
②EURJPY ↑ 126.81 120.75 +606 +4.78%
③GBPJPY ↑ 149.61 143.08 +653 +4.36%
④NZDJPY ↑ 82.23 78.83 +340 +4.13%
⑤CADJPY ↑ 95.84 92.56 +328 +3.42%
⑥USDJPY ↑ 97.52 94.20 +332 +3.40%
⑦AUDJPY ↑ 101.32 98.11 +321 +3.17%
⑧AUDCHF↓ 0.9703 0.9880 -177 -1.82%
⑨EURAUD↑ 1.2512 1.2303 +209 +1.67%
⑩USDCHF ↓ 0.9339 0.9487 -148 -1.58%
上記通貨ペアの分解結果は以下のようになります。
上昇通貨 ⇒ CHF(3回),EUR(2回),GBP,NZD,CAD,USDAUD
下落通貨 ⇒ JPY(7回),AUD(2回),USD
これはもう圧巻ですね。上位7位までが円安の動きとなっています。値幅も出ていますね。
6円、7円と言う規模の大変動は久し振りですね。ドル円はクロス円よりは狭い値幅でしたが、一旦95円の抵抗線が重たくなったと言う印象が広がり始めていた矢先のブレイクアウトですからインパクトも相応です。