2013年10月6日日曜日

Review of the Week.(Sept.30th - Oct.4th 2013)

2013年9月30日(月)~10月4日(金)の週の簡単なReviewです。

1 Key Events.

 ①米国
  ・政府機能が一部停止へ。(17年振り)。
  ・部分機能の予算的限界は10月17日(木)。
  ・それまでに暫定合意でもなければ政府機能は
   全面停止へ(前例なし)。
  ・ADP雇用データ⇒9月の民間雇用者数+166千人(予想+176千人)。
  ・Atlanta連銀のLockhart総裁
  「政府機能停止で今後のTapering判断は困難に」。
  ・San Francisco連銀のWilliam理事
   「2週間の政府機能停止で第4四半期GDPは0.25%減」。

 ②日本
  ・安倍総理が来年4月からの消費税率引上げを決断(5%⇒8%)。
  ・景気テコ入れに5兆円規模の経済対策も指示。
  ・日銀短観(第4四半期)が大幅な改善。
  ・製造業の大企業景気判断は+12(前回+4)と2007年の
   リーマンショック以降の最高値。且つ3期連続の改善。
  ・非製造業の大企業景気判断も+14と前回から2ポイント改善。
  ・中小企業も製造業(▲14⇒▲9)、非製造業(▲4⇒▲1)に改善。
  ・全規模・全産業の景気判断も+2となり5年10ヶ月ぶりにプラス圏に。
  ・日銀政策会合で金融政策据置き。

 ③豪州
  ・RBA政策金利据置き(Cash Rate2.5%) 
  ・声明のトーンはややDovish 
  ・8月建築許可数が大幅減少(4.7% mom) 
  ・8月貿易赤字も予想以上の拡大(aud0.82bio) 

 ④欧州
   ・イタリア議会が信任投票でLetta首相の内閣を信任。
   ・ECB政策会合で政策金利据置き(0.5%)
   ・Draghi総裁は利下げの提案もあったと発言。
      ・注目されたイタリア、フランスの国債入札は順調に消化。
   ・欧州圏8月失業率が12%に改善。
   ・9月製造業PMI51.1
   ・独9月出業率は6.9%に上昇。
  
 ⑤英国
   ・9月製造業PMI56.7に低下。
  
2 金融市場
  
 ①株式市場 / 債券市場
  ・米国の政府機能一部閉鎖で世界的に株式市場反落。
  ・債券市場は上昇。長期金利は低下。
  
 ②商品市場 / 貴金属市場
  ・全般的に不安定なレンジを形成。
  ・貴金属価格は週末に小反発も頭の重い流れ。
  
 ③為替市場
  ・リスク回避色が鮮明に。
  ・米ドルは週末に反発も政府機能停止を嫌気した売り圧力が先行。
  ・日本円には上昇圧力。