2013年11月17日日曜日

Review of the Week.(Nov.11th - Nov.15th.2013)

11月11日(月)~15日(金)の週の簡単なReviewです。

1 Key Events.

  ①米国
   ・Yellen時期FRB議長の上院指名承認公聴会
   ⇒力強い景気回復に貢献意欲。
   ⇒非伝統的緩和の縮小実現の為にも当面は金融緩和継続。
   ⇒株価は上昇しているがバブルでは無い。
   Moody'sが4米銀の格付を引下げ。
   ⇒Morgan Stanley,Goldman Sachs,JpMorganChase,Bank of NY.

  ②英国
   ・10月CPI⇒+2.2%(予想+2.5%,yoy)。
    ⇒2012年9月以来の低水準。
   ・同コアCPI⇒+1.7%(予想+2.0%)。
   ・同PPIinput⇒▲0.3%(予想+0.3%)。
   ・同PPIoutput⇒+0.8%(予想+1.0%)。
   ・BOE四半期インフレ報告⇒雇用状況の改善を指摘。
   ⇒2015年第三四半期までに失業率7%まで改善の可能性。
   ・10月失業保険申請⇒41.7千件の減少。
   ・9月失業率⇒7.6%に改善。
   ・10月小売売上高⇒▲0.7%(予想0.2%)。

  ③欧州圏
   ・9月欧州圏鉱工業生産⇒▲0.5%に低下(mom)。
   ・欧州圏第三四半期GDP⇒+0.1%
   ・独GDP⇒+0.3%、仏GDP⇒▲0.1%、伊GDP⇒▲0.1%。
   ・ECB四半期サーベイ⇒2015年インフレ予想1.8%⇒1.5%に
    引下げ。
   ・ECBのPraet⇒WSJ紙で資産買い上げやマイナス金利導入の
    可能性に言及。

  ④豪州
   ・10月NAB信頼感⇒先月12から5に低下。

  ⑤中国
   ・中国共産党第18期第三中全会
   ⇒経済資源配分で市場の役割を決定的に拡大
   ⇒腐敗根絶と諸改革の深化。

  ⑥日本
   ・麻生財務相⇒為替介入は政策手段

2 金融市場

  ①株式市場 / 債券市場
   ・株式市場上昇
   ⇒Dow、S&P500共に6週連続上昇で新高値で越週。
   ⇒日経平均もアベノミクス相場の高値に迫る15千円台回復。
   ⇒欧州株も追随で先進国中心の株高相場。
   ・債券市場はYellen発言で価格上昇・利回り低下バイアス
    週末はやや戻して10年債利回り2.7%、30年債利回り3.79%。

  ②商品市場
   ・原油価格は頭の重い展開
   ⇒Yellen発言はサポート材料だがイラン情勢の進展が売り材料。
   ・貴金属はやや持ち直し。

  ③為替市場
   ・Yellen発言で米ドルは反落基調
   ・Risk-on基調で日本円も円安へ。
   ・麻生財務相の”介入=政策手段”発言も円安材料
   ・ユーロは失速気味。英国ポンドは再上昇モード。