11月11日(月)~15日(金)の週の簡単なReviewです。
1 Key Events.
①米国
・Yellen時期FRB議長の上院指名承認公聴会
⇒力強い景気回復に貢献意欲。
⇒非伝統的緩和の縮小実現の為にも当面は金融緩和継続。
⇒株価は上昇しているがバブルでは無い。
・Moody'sが4米銀の格付を引下げ。
⇒Morgan Stanley,Goldman Sachs,JpMorganChase,Bank of NY.
②英国
・10月CPI⇒+2.2%(予想+2.5%,yoy)。
⇒2012年9月以来の低水準。
・同コアCPI⇒+1.7%(予想+2.0%)。
・同PPIinput⇒▲0.3%(予想+0.3%)。
・同PPIoutput⇒+0.8%(予想+1.0%)。
・BOE四半期インフレ報告⇒雇用状況の改善を指摘。
⇒2015年第三四半期までに失業率7%まで改善の可能性。
・10月失業保険申請⇒41.7千件の減少。
・9月失業率⇒7.6%に改善。
・10月小売売上高⇒▲0.7%(予想0.2%)。
③欧州圏
・9月欧州圏鉱工業生産⇒▲0.5%に低下(mom)。
・欧州圏第三四半期GDP⇒+0.1%
・独GDP⇒+0.3%、仏GDP⇒▲0.1%、伊GDP⇒▲0.1%。
・ECB四半期サーベイ⇒2015年インフレ予想1.8%⇒1.5%に
引下げ。
・ECBのPraet⇒WSJ紙で資産買い上げやマイナス金利導入の
可能性に言及。
④豪州
・10月NAB信頼感⇒先月12から5に低下。
⑤中国
・中国共産党第18期第三中全会
⇒経済資源配分で市場の役割を決定的に拡大。
⇒腐敗根絶と諸改革の深化。
⑥日本
・麻生財務相⇒為替介入は政策手段。
2 金融市場
①株式市場 / 債券市場
・株式市場上昇
⇒Dow、S&P500共に6週連続上昇で新高値で越週。
⇒日経平均もアベノミクス相場の高値に迫る15千円台回復。
⇒欧州株も追随で先進国中心の株高相場。
・債券市場はYellen発言で価格上昇・利回り低下バイアス。
週末はやや戻して10年債利回り2.7%、30年債利回り3.79%。
②商品市場
・原油価格は頭の重い展開。
⇒Yellen発言はサポート材料だがイラン情勢の進展が売り材料。
・貴金属はやや持ち直し。
③為替市場
・Yellen発言で米ドルは反落基調。
・Risk-on基調で日本円も円安へ。
・麻生財務相の”介入=政策手段”発言も円安材料。
・ユーロは失速気味。英国ポンドは再上昇モード。